先読

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索
先読/Read Ahead
種別 常在型能力
登場セット 団結のドミナリア
ドクター・フー統率者デッキ
CR CR:702.155

先読(さきよみ)/Read Aheadは、キーワード能力の1つ。英雄譚戦場にあるとき機能する常在型能力である。


The Phasing of Zhalfir / ザルファーのフェイジング (2)(青)(青)
エンチャント — 英雄譚(Saga)

先読(章を選び、それに等しい数の伝承(lore)カウンターで始める。あなたのドロー・ステップの後に、伝承カウンター1個を追加する。飛ばされた章は誘発しない。IIIの後に、生け贄に捧げる。)
I,II ― 土地でもこれでもないパーマネント1つを対象とする。それはフェイズ・アウトする。あなたがザルファーのフェイジングをコントロールし続けているかぎり、それはフェイズ・インできない。
III ― すべてのクリーチャーを破壊する。これにより破壊された各クリーチャーにつきそれぞれ、それのコントローラーは黒の2/2のファイレクシアン(Phyrexian)・クリーチャー・トークン1体を生成する。


目次

定義

先読/Read Aheadは「この英雄譚の章能力は、その能力の章シンボルに記された数とちょうど同数の伝承カウンター置かれていないかぎり、これが戦場に出たターンには誘発しない。」を意味する。

先読能力を持つ英雄譚1つが戦場に出るに際し、それのコントローラーは1からその英雄譚の最終章番号までの間の数1つを選ぶ。その英雄譚は、その選ばれた数の伝承カウンターが置かれた状態で戦場に出る。

オブジェクト1つが複数の先読を持っていても意味はない。

解説

英雄譚を途中から読み始めるようなメカニズム団結のドミナリアで初登場した。

通常の英雄譚は後の章能力を使うためにはタイムラグが存在するという欠点があったが、先読を持つ英雄譚は好きな章から始められることでその点を克服している。もちろん、序盤の章を飛ばしてしまうとその分だけ効果の総量も減ってしまうため、状況に応じてどの章から読み始めるかを考える必要がある。

団結のドミナリアに収録された全ての英雄譚は先読を持っており、各につきアンコモンが1枚、レアのみ神話レア)が1枚ずつ、計10枚が存在する。

ドクター・フー統率者デッキでは、英雄譚に先読を与えるバーバラ・ライト/Barbara Wrightが登場した。

ルール

  • 数字を選ぶことはスタックを使用せず、対応して何かを行うことはできない。
  • 先読能力以外の方法で伝承カウンターを複数個同時に置いた場合も、戦場に出たターンは伝承カウンターの数とちょうど同じ章の能力しか誘発しない。
  • 戦場に出たターン以外では通常の英雄譚と同様の挙動を示す。詳細は英雄譚#ルールを参照のこと。

旧ルール

団結のドミナリアで登場した際は「この英雄譚が戦場に出るに際し、1からこの英雄譚の最終章番号までの数字1つを選ぶ。この英雄譚はその選ばれた数の伝承カウンターが置かれた状態で戦場に出る。」も先読能力の一部であった。ドクター・フー統率者デッキのバーバラ・ライトの登場によってカードが複数の先読を持つ可能性が生まれ、その場合置換効果も2つ発生してしまうためその英雄譚のI章は選べないという不具合が発生してしまう。それを避けるため戦場に出る際にカウンターを置くことは英雄譚カード本体のルールに移動された。

参考

引用:総合ルール 20231117.0

引用:総合ルール 20231117.0

QR Code.gif