不自然な月の出/Unnatural Moonrise
提供:MTG Wiki
ソーサリー
夜になる。クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+1/+0の修整を受けトランプルと「このクリーチャーがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、カード1枚を引く。」を得る。
フラッシュバック(2)(赤)(緑)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードをフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後、これを追放する。)
単体強化を行うとともに、周囲を夜へと変えてしまうソーサリー。
ルール文章上の修整値こそ微弱だが狼男は夜になると変身しサイズが上昇するうえ、複数の狼男が並んでいればそれらすべてが変身するので全体強化のようにも扱える。トランプルが付くためチャンプブロックも許されず、それでいてサボタージュ能力でドローが付くためカード・アドバンテージも失わない。
これ自身が呪文であるため、同一ターンに他の呪文を唱えていればターンを渡すと同時に昼になってしまう。しかし比較的軽いフラッシュバックも持っているためまた夜にして暴れまわることが可能となっている。夜の総攻撃を二回受ければ勝負が決してしまう場合もあるため、リミテッドにおける赤緑の強引な攻めをサポートする強力なアンコモンと言えよう。
構築では同じく強引に夜にでき、かつ自身も狼男・クリーチャーで更に味方の狼や狼男にドローのサボタージュ能力を付与できる不吉な首領、トヴォラー/Tovolar, Dire Overlordが壁となる。あちらは使い回しが可能で本人も戦力となり、狼・狼男が横に並べばカード・アドバンテージをより獲得しやすい。こちらは速効性で勝り、打ち消されない限り1度は夜の状態で戦闘フェイズに入れるのが強み。なんとしても第2面で殴りたい状況においてはこちらが上回る。
関連カード
サイクル
イニストラード:真夜中の狩りのアンコモンの2色のフラッシュバック呪文サイクル。
- 信仰の繕い/Faithful Mending(白青)
- 忘却の儀式/Rite of Oblivion(白黒)
- 継ぎ接ぎ死体/Corpse Cobble(青黒)
- 秘儀の注入/Arcane Infusion(青赤)
- 貪欲な食欲/Hungry for More(黒赤)
- 戦墓の再誕/Diregraf Rebirth(黒緑)
- 不自然な月の出/Unnatural Moonrise(赤緑)
- 聖なる火/Sacred Fire(赤白)
- 踊りへの参加/Join the Dance(緑白)
- 冬茨の祝福/Winterthorn Blessing(緑青)
ストーリー
アーリン・コード/Arlinn Kordとカティルダ/Katildaの話し合いを、森から聞こえる狼の遠吠えが中断させた。その咆哮の主を、かつて自身を人狼/Werewolfに目覚めさせ彼女に狼としての生き方を伝授したトヴォラー/Tovolarだと確信したアーリンは森へと舞い戻る。アーリンが見つけたトヴォラーの周りには、かつて彼が率いたモンドロネン/The Mondronenの吠え群れとは異なる頑強な人狼達が集まっていた[1]。
参考
- ↑ メインストーリー第2話:狼の真意(Daily MTG 2021年9月8日)