死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord
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伝説のクリーチャー — ゾンビ(Zombie) ウィザード(Wizard)
死者の王、ドラルヌにダメージが与えられる場合、代わりに同じ数のパーマネントを生け贄に捧げる。
(T):あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。それはターン終了時までフラッシュバックを得る。そのフラッシュバック・コストは、そのマナ・コストに等しい。(あなたはあなたの墓地にあるそのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
行方不明だったドラルヌ卿が時のらせんで帰ってきた。アンデッドの魔道士、Lichであるため、そのクリーチャー・タイプはゾンビとなっている。
毎ターン自身のタップだけでインスタントも対象に取れる埋め合わせ/Recoupを撃てる。埋め合わせと違いマナを残せるので、重いカードの再利用も容易である。
ただし、ダメージを受ける代わりにパーマネントを減少させる能力は、これ自身が死なないという点でメリットにもなり得るが、ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negatorのデメリット能力と似ており非常に強烈。Lichの名は伊達ではない。
出た当初は、そのデメリットの危険性からさほど使われておらずカスレア扱いを受けていたが、 ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfirと組み合わせれば比較的安全に運用できることが知られるようになり、2006年の末には青黒のパーミッションデッキで利用された。神秘の指導/Mystical Teachingsを使ってデッキに1枚だけのドラルヌを手に入れるようにするのが一般的な構成である。これを使ったデッキがDralnu du Louvre。
- 分割カードにフラッシュバックを持たせた場合、それはプレイする側のマナ・コストを支払って墓地からプレイできるようになる。
- 墓地さえ肥えていれば、いざダメージを受けそうになっても自身の能力で打ち消しなりバウンスなりをフラッシュバックして身を守れる。同ブロックの刹那持ち火力である突然のショック/Sudden Shockには弱いが、2点ぐらいなら何とか耐えられるだろう。
- 永岩城/Eiganjo Castleなど、白のプリベンターと組み合わせてまで使おうというデッキはあまり見かけない。
- シヴ山の隕石/Shivan Meteorには要注意。
- 能力を見ると死なないと連想されがちであるが、破壊されないわけではない。滅び/Damnationで破壊される。
- 萎縮の場合、-1/-1カウンターを載せることは無い。ダメージを置き換えてしまうためダメージの性質を受けないからである。
関連カード
サイクル
- 高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist
- 死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord
- 無慈悲なる者ケアヴェク/Kaervek the Merciless
- クローサの英雄、ストーンブラウ/Stonebrow, Krosan Hero
- サッフィー・エリクスドッター/Saffi Eriksdotter
2色ではないものには、青黒赤の工匠の神童、ミシュラ/Mishra, Artificer Prodigy、5色の始祖ドラゴンの末裔/Scion of the Ur-Dragonがある。