推進力、サムト/Samut, the Driving Force
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伝説のクリーチャー — 人間(Human) 戦士(Warrior) クレリック(Cleric)
先制攻撃、警戒、速攻
エンジン始動!(あなたが速度を持たないなら、1から始まる。速度はあなたの各ターンに1回、対戦相手がライフを失ったとき、1上がる。最高速度は4である。)
あなたがコントロールしていてこれでないすべてのクリーチャーは+X/+0の修整を受ける。Xは、あなたの速度に等しい。
あなたがクリーチャーでない呪文を唱えるためのコストは(X)少なくなる。Xは、あなたの速度に等しい。
故郷のアモンケット/Amonkhetがレースの舞台となったことで再登場を果たしたサムト/Samut。速度に関連した全体強化とコストの減少を行う伝説の人間・戦士・クレリック。
全体強化はパワーのみ、かつ戦闘に役立つキーワード能力を揃えたこれ自身には付与しないといった惜しいところはあるが、修整の数値が大きくなりやすく、これ自身が出る頃には最高速度に到達している可能性も高い。急にその数値で打点が引き上げられると、特に横並びを狙うデッキの場合はその時点でフルアタックを仕掛けるだけでもリーサルに繋がる可能性も高いだろう。本人も4/5先制攻撃・警戒・速攻と奇襲性が高めな戦力となれるため、最後の一押しを狙う際に役立つ。また、これ自身の攻撃が通るとその時点で速度があがるため、先制攻撃のタイミングで戦闘ダメージを割り振らないクリーチャーはその戦闘から打点が上がる。特にクリーチャー同士の殴り合いが軸となるリミテッドでは、3色を賄うことが出来るなら優先的に採用できるだろう1枚。
コストの減少はクリーチャー・呪文には機能しないが、やはり速度の数値分と大きめに不特定マナを軽減してくれる。全体強化とはやや噛み合いが悪いが、逆に言えばクリーチャーと呪文、どちらを軸に組んでいても一定の活躍が出来るということでもある。この手のカードの常として、トークンを生成できる非クリーチャー・呪文やパーマネントとの相性は抜群。
構築における最大の問題点は、これ自身が6マナと重い上に、単独では機能しない点。修整値は確かに大きくなるが、その手の横並びを前提とするビートダウンデッキは序盤からコンスタントに殴りたい場合が多く、修整値が小さくとも序盤から展開できる門道急行の事件/Case of the Gateway Expressや勇者の頌歌/Anthem of Championsよりも優先できるかとなると怪しいところ。実際に登場時のスタンダードにおいてはそれらの枠を奪い取れずにいるが、これ自身がクリーチャーなのでリアニメイトと組み合わせやすい(色の組み合わせとしては白以外がリアニメイトに絡みづらいのはやはり難だが)点などで差別化が出来れば、爆発力の高さは間違い無いのでチャンスはあるか。
関連カード
- 造反の代弁者、サムト/Samut, Voice of Dissent
- 試練を超えた者、サムト/Samut, the Tested
- 暴君潰し、サムト/Samut, Tyrant Smasher
- ナクタムンの侍臣、サムト/Samut, Vizier of Naktamun
- 推進力、サムト/Samut, the Driving Force
ストーリー
生者の代表として、ナクタムン/Naktamunの復興に力を尽くすサムト/Samut。
詳細はサムト/Samutを参照。