緊急の検死/Urgent Necropsy

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Urgent Necropsy / 緊急の検死 (2)(黒)(緑)
インスタント

この呪文を唱えるための追加コストとして、証拠収集Xを行う。Xは、この呪文が対象とするパーマネントのマナ総量の合計に等しい。
アーティファクト最大1つを対象とし、クリーチャー最大1体を対象とし、エンチャント最大1つを対象とし、プレインズウォーカー最大1体を対象とする。それらを破壊する。


アーティファクトクリーチャーエンチャントプレインズウォーカーの最大4つのパーマネント破壊できるインスタント。ただしそのマナ総量の合計分の証拠収集追加コストとして行う必要がある。

墓地に十分なカードが落ちていれば、最大1:4交換に繋がり大きなアドバンテージを得られる。とはいえ切削などで能動的に墓地を肥やす場合、他の墓地利用手段との相性が悪い点には注意が必要。他の証拠収集にも言えることではあるが、これの場合は十分な効果を得るのに必要なマナ総量が大きい分、併用が結構難しい。

トークンについてはほぼ無条件で破壊できる。墓地がそこまで肥えていない場合でも、目当ての対象のついでに除去できることは覚えておこう。

リミテッドでは下準備が必要なためデッキを選ぶが、アーティファクトは手掛かり、エンチャントは事件と標的のパーマネント・タイプが並ぶ機会は多い環境ではあるので、上手くはまった時のリターンは大きい。

パイオニアでは5色ニヴ=ミゼットに採用されることがある。メタゲーム上位のラクドス・ミッドレンジに2マナ機体鏡割りの寓話/Fable of the Mirror-Breakerと動かれたとしても、証拠収集5以上ならこれ1枚で対処することができる[1]。なお、白日の下に/Bring to Lightから緊急の検死をサーチした場合、その白日の下にはまだ墓地に置かれていないので証拠収集に使えないので注意。

  • カード名の間違いに注意。"検視"ではなく"検死"である。

ルール

  • 勘違いされやすいが、ルール・テキストに書かれている「マナ総量の合計に等しい」はあくまで証拠収集の目標値としてのXを算出するために書かれているにすぎない。証拠収集というキーワード処理自体は「合計がN以上になるように好きな枚数を追放する」というものなので、合計値がぴったりXになるようにする必要はない。
  • スタック上の緊急の検死の対象の変更が行われる場合、追加コストによるマナ総量を考慮する必要はない。ただし、唱える際に対象として選ばなかったカード・タイプを新たに追加することはできない。スタック上の緊急の検死がコピーされて新しい対象を選ぶ際なども同様である。
  • 対象のマナ総量の合計が0であった場合、情報収集0を行うことになる。この時、あなたはカードを1枚も追放しなくても情報収集したことになる。
    • 対象を1つも選ばない場合(いわゆる空撃ち)でも同様である。

関連カード

サイクル

カルロフ邸殺人事件の2神話レアサイクル

脚注

  1. プロツアー『カルロフ邸殺人事件』 前編(MTG日本公式 市川ユウキの「プロツアー参戦記」 2024年3月5日)

参考

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