移し変え効果

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移し変え効果/Redirection Effectとは、置換効果の一種。移し替えとも。


Palisade Giant / 矢来の巨人 (4)(白)(白)
クリーチャー — 巨人(Giant) 兵士(Soldier)

あなたやあなたがコントロールする他のパーマネントに与えられるすべてのダメージは、代わりに矢来の巨人に与えられる。

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目次

解説

ダメージが前者(クリーチャープレインズウォーカーバトルプレイヤー)に与えられる場合、代わりに後者へ与えるという効果がある。これは置換効果によって処理される。置換効果も参照。

前者と後者のいずれかが戦場ゲームを離れていたり、ダメージを与えられることのないパーマネント・タイプになっていた場合、移し変え効果は何もしない。

  • 色の役割上はが1種色となっており、2種・3種色は存在しない[1]。実際にほとんどのカードに白が含まれている。
  • Mark Rosewaterいわく「能動的なプレイを阻害する」という理由で徐々に使われなくなっているが[2]、白の役割として撤廃されたわけではないとのこと[3]

旧ルール

移し変え

かつてコーのダメージ移し変え能力などは、「移し変える」というテンプレートを使用していた。「移し変え」は廃語になり、置換効果の一種である「移し変え効果」によって処理されることとなった。

プレインズウォーカーへのダメージの移し変えルール

2007年10月のローウィンにてプレインズウォーカーが登場して以来、2018年4月のドミナリア発売に伴って総合ルールが変更されるまで、以下のルールが存在した。プレインズウォーカーの項も参照。

  • プレインズウォーカーをコントロールしているプレイヤーに、対戦相手である他のプレイヤーがコントロールする発生源戦闘以外でダメージを与える場合、その発生源のコントローラーはプレイヤーではなくプレインズウォーカーにダメージを与えることを選んでもよい。これは置換効果である。
    • あなたがショック/Shock(当時のオラクルでは「クリーチャー1体かプレイヤー1人を対象とし、2点のダメージを与える」)を、プレインズウォーカーをコントロールしているプレイヤーを対象に唱える場合、解決に際しショックが与えるダメージをプレインズウォーカーに与えることを選んでもよい。そうした場合、ショックからプレインズウォーカーに2点のダメージを与えることになる。
      • ショックの解決に際しダメージを与えるときにプレインズウォーカーに代わりに与えるのであって、ショックを唱える際の対象はプレイヤーであり、プレインズウォーカーに与えるという宣言も必要ない。ショックに対してカウンターを行う時点では対戦相手がどちらにダメージを与えるのかは判明していない。
      • 逆に、あなたが唱えた地震/Earthquakeなどがあなたに与えるダメージは、あなたがコントロールするプレインズウォーカーに移し変えることはできない。
    • 双頭巨人戦でのダメージの割り振りの際、あるプレイヤーに与えるダメージを他のチームメイトがコントロールするプレインズウォーカーに与えることはできない。
  • ショックなどの直接的なダメージは、プレインズウォーカーに移し変えられる前に軽減することが可能だが、戦闘ダメージの場合は直接プレインズウォーカーに与えられるため、プレイヤーへのダメージ軽減でそのダメージを防ぐことはできなかった。

廃止に伴って挙動が変化したカードの例

弱体化したカードの例
  • 対象のプレイヤーの情報を参照して与えるダメージ量が決まるカード(突然の衝撃/Sudden Impactなど)や対象を取らずにプレイヤーにダメージを与えるカード(地震/Earthquakeなど)でプレインズウォーカーへダメージを与えることができなくなった。
  • プレイヤーへのダメージを軽減するカード(防御円など)でプレインズウォーカーを火力から守ることができなくなった。
  • プレイヤーに被覆呪禁プロテクションなどを与えるカード(象牙の仮面/Ivory Maskなど)でプレインズウォーカーを火力から守ることができなくなった。
  • プレイヤーとプレインズウォーカーが別々の対象になったことで、一部のカードが弱体化した(消しえる火/Quenchable Fireなど)。
強化されたカードの例

脚注

  1. Mechanical Color Pie 2021/メカニズム的カラー・パイ 2021年版Making Magic 2021年10月18日 Mark Rosewater著)
  2. Blogatog(2024年6月20日)
  3. Blogatog(2023年1月23日)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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