賛美
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賛美/Exalted | |
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種別 | 誘発型能力 |
登場セット | アラーラの断片ブロック 基本セット2013 モダンホライゾン モダンホライゾン2 Unfinity Secret Lair x Dungeons & Dragons: Honor Among Thieves 指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキ イクサラン:失われし洞窟統率者デッキ カルロフ邸殺人事件統率者デッキ モダンホライゾン3 |
CR | CR:702.83 |
賛美(さんび)/Exaltedは、アラーラの断片ブロックで初登場したキーワード能力。パーマネントが持つ、攻撃クリーチャー指定ステップの間に誘発する誘発型能力である。
Akrasan Squire / アクラサの従者 (白)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
クリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
賛美(あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。)
1/1Sublime Archangel / 荘厳な大天使 (2)(白)(白)
クリーチャー — 天使(Angel)
クリーチャー — 天使(Angel)
飛行
賛美(あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。)
あなたがコントロールする他のクリーチャーは賛美を持つ。(あるクリーチャー複数の賛美を持っている場合、それぞれが誘発する。)
[編集] 定義
賛美/Exaltedは、「あなたがコントロールするいずれかのクリーチャーが単独で攻撃するたび、そのクリーチャーはターン終了時まで+1/+1の修整を受ける。」を意味する。
[編集] 解説
アラーラの断片ブロックでは、儀式的な戦いを重んじる秩序の世界、バント/Bantに割り振られた能力であり、賛美を持つのはバントに属する緑白青の組み合わせのカードのみである。基本セット2013ではそれとは異なり、白と黒の能力として割り振られた。モダンホライゾンでは赤い賛美持ちも登場した。UnfinityではステッカーのUrza's Dark Cannonballが賛美を与える。モダンホライゾン3ではキーワード・カウンターの1種として制定され、魂火の使者/Emissary of Soulfireが賛美・カウンターを扱う。
[編集] ルール
- 単独で攻撃するのは、賛美を持つクリーチャーでなくてもよい。
- 複数の賛美があれば、それぞれが別個に誘発する。例えば3体のクリーチャーが賛美を持っていれば、攻撃クリーチャーは+3/+3の修整を受ける。また、1体のクリーチャーが2つの賛美を持っている場合、攻撃クリーチャーは+2/+2の修整を受ける。
- この能力は、1回の攻撃クリーチャー指定ステップ中に、ちょうど1体のクリーチャーを攻撃クリーチャーとして指定した場合に誘発する。単独で攻撃も参照。
- 複数のクリーチャーで攻撃した後で、その一部を戦闘から取り除くことで1体だけが攻撃している状態になったとしても、賛美は誘発しない。
- 連続突撃/Relentless Assaultなどで、1ターン中に攻撃クリーチャーを指定する機会が複数回ある場合、賛美はそのたびに誘発しうる。
- 攻撃している状態で戦場に出る効果によって戦場に出たクリーチャーは、攻撃クリーチャーとして指定したものとは扱わない。そのクリーチャーは賛美の条件を満たすことはないし、また他のクリーチャーが得る賛美を妨害もしない。
- 例として、聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftを単独で攻撃させた場合、トラフトは賛美の条件を満たす。同時に天使・トークンが攻撃してはいるが、攻撃クリーチャーとして指定はしていないので関係がない。
- 双頭巨人戦では、賛美は、そのチーム内で1体のみのクリーチャーが攻撃クリーチャーとして指定された場合に誘発する。それがあなたがコントロールするクリーチャーであれば、あなたがコントロールするパーマネントの賛美のみが誘発する。チームメイトのものは誘発しない。
[編集] その他
- この能力は、「英雄的代表者同士による一騎討ち」というバントの戦争体系と、印章の魔力による支援を反映しており、共同体の支援力を表している[1]
- 開発時の名称は「Heroic」で、単独攻撃するクリーチャーに何らかのボーナスを付与する能力語だった[2]
- その後、テーロスで同名の能力語の英雄的(Heroic)が登場している。
- 「(自身が)単独で攻撃するとメリット」という能力は、赤のカードに散見される能力である(単独で攻撃を参照)。賛美は、支援というイメージを導入することで上手く色の役割との整合を取ったと言える。
- 一騎討ちというフレイバー的にはブロック時に誘発しても良さそうなイメージを持たれる。しかし「メカニズムはゲームを終局に向かわせるものであるべきであり、千日手を招くものであるべきではない」との考え方から、攻撃時のみ有効になるようデザインされている[3]
[編集] 関連リンク
[編集] Exalted Week
ウィザーズ社の公式ウェブマガジン『Daily MTG』では、2012年7月23日から27日にかけて「Exalted Week(賛美特集)」として、各連載記事で賛美に関する特集が組まれた。以下は各コーナーの特集記事。
- First Impressions/第一印象 (Making Magic、文:Mark Rosewater)
- Alone, Together (From the Lab、文:Noel deCordova)
- Exalting on a Budget/格安賛美 (ReConstructed、文:Gavin Verhey)
- Gloria in Excelsis (Serious Fun、文:Adam Styborski)
- One at a Time (Limited Information、文:Steve Sadin)
- Exalted Week 5x5: The Past and Future (Top Decks、文:Mike Flores)
- Attack!/アタック! (Latest Developments、文:Zac Hill)
[編集] 脚注
- ↑ An Angel's Eye View of Bant(Savor of Flavor 2008年10月8日)
- ↑ Developing Shards of Alara(Latest Developments 2008年10月2日)
- ↑ 基本セットのデザイン その2(Making Magic 2012年7月16日)
[編集] 参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール