ボガーダンの中心/Heart of Bogardan

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Heart of Bogardan / ボガーダンの中心 (2)(赤)(赤)
エンチャント

累加アップキープ(2)(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につきアップキープ・コストを1回支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)
プレイヤー1人がボガーダンの中心の累加アップキープを支払わなかったとき、プレイヤー1人かプレインズウォーカー1体を対象とする。これはそのプレイヤーかそのプレインズウォーカーと、そのプレイヤーかそのプレインズウォーカーのコントローラーがコントロールするすべてのクリーチャーにX点のダメージを与える。Xは、ボガーダンの中心の上に置かれた経年カウンターの数の2倍から2を引いた点数である。


ウェザーライト累加アップキープを持つエンチャント火力

効果だけ見れば、プレイヤープレインズウォーカーと、そのコントロール下のクリーチャーすべてにダメージ与えるあなた側にはまったく被害がないというなかなかの性能に見える。しかし、あまりにも遅く、重く、融通が利かなすぎる。

ルール文章だけを見ているとどれくらい遅いかわかりづらいが、これでダメージを発生させる最短コースは、

  1. 自分のターンに(2)()(赤)支払って唱える戦場に出る
  2. 次の自分のアップキープに、累加アップキープ1回目で2マナ支払う。
  3. その次の自分のアップキープに、支払いを放棄。これが生け贄に捧げられ、2点ダメージ。

という流れになり、結局、出した2ターン後のアップキープまで待たねばならない。

スピードも遅く、マナもやたらと大量にかかるこのカードを使うぐらいなら、もっと違う火力を撃った方がいいだろう。

  • この能力でダメージが発生するのは累加アップキープを支払わなかった場合のみ。何らかの手段で除去されると効果は発生しない。
  • 無理に利点を探せば、エンチャントである点は特色と言える。エンチャントをサーチするギミックを組み込んだソフトロックデッキならばあるいは噛み合うかも知れない。
  • デュエルファイター刃では、バーンデッキのフィニッシャーとして使われた。
  • Xが「経年カウンターの2倍から2を引いた点数に等しい」という書き方が回りくどくややこしいが、これは累加アップキープに経年カウンターを使うように変更された後の表記。当時のルールでは「最後に支払われた累加アップキープ・コストの点数に等しい」であった。

ストーリー

ボガーダンの中心/Heart of Bogardanは、火山の噴火と爆煙、吹き出し流れる溶岩、日常的な地震の土地であるボガーダン/Bogardanの中心地を表している(イラスト)。ボガーダンの憤怒獣/Bogardan Ragerフレイバー・テキストによると、この中心地では「激しくぶつかる火山弾と飛び回る火山の獣とを見分けるのは難しい」。

参考

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