毒性

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毒性/Toxicとは、ファイレクシア:完全なる統一およびファイレクシア:完全なる統一統率者デッキで登場したキーワード能力クリーチャープレイヤーに与える戦闘ダメージに追加効果を付与する常在型能力である。

毒性/Toxic
種別 常在型能力
登場セット ファイレクシア:完全なる統一
ファイレクシア:完全なる統一統率者デッキ
CR CR:702.164

Plague Nurse / 疫病の看護者 (3)(緑)
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) クレリック(Cleric)

毒性2
(2)(緑):ターン終了時まで、あなたがコントロールしていて毒性を持ちこれでない各クリーチャーはそれぞれ毒性1を得る。毎ターン1回しか起動できない。(毒性を持つクリーチャから戦闘ダメージを受けたプレイヤーは、そのクリーチャーの毒性の値の合計に等しい個数の毒(poison)カウンターを得る。)

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目次

定義

毒性/Toxicは毒性N/Toxic Nの形で表記され、クリーチャー1体の持つNの値をすべて足したものを毒性の値の合計/Total Toxic Valueと呼ぶ。

毒性を持つクリーチャーがプレイヤーに与えた戦闘ダメージは、他の結果に加え、そのクリーチャーのコントローラーから、そのダメージを受けたプレイヤーにそのクリーチャーの毒性の値の合計に等しい個数の毒カウンター置かせる

解説

本来の戦闘ダメージとは別に固定値の毒カウンターも与える能力である。

有毒とほぼ同じ働きをするが、あちらが戦闘ダメージを与えるたび誘発する誘発型能力であったのに対し、こちらは戦闘ダメージを与えると同時に処理される。言うならば魂の絆能力絆魂のような関係性である。

ファイレクシア:完全なる統一では新ファイレクシア/New Phyrexiaによる汚染を表現した能力となっており、これを持つクリーチャーはすべてファイレクシアンである。色の上では以外の各色が持ち、赤には逆に対策カードとして呪い金の斬撃/Hexgold Slashが存在する。ただし、多色を含めれば全色に存在している。毒性の値については、は大きいがは毒性1のクリーチャーしか存在せず、代わりにファイレクシアン・ダニトークンなどで数を揃えやすいようになっている。は緑と白の中間に位置付けられている[1]

ルール

毒カウンターそのものについてのルールは毒カウンター#ルールを参照。

開発秘話

毒カウンターはプレイヤーが新ファイレクシア/New Phyrexiaに期待する重要な要素であると開発部は予測しており、ファイレクシア:完全なる統一の最初のデザインでは感染が再登場していた。しかし、感染はライフによる勝利と毒による勝利に断絶を生み出しており、また開発部からもプレイヤーからも賛否両論のメカニズムであった。

そこで、Ari Niehは感染から有毒への差し替えを提案し、2つの勝利条件を両立できるようになった[2]。その後、デジタルゲームにおける挙動の簡略化のため、誘発型能力の有毒から常在型能力の毒性へと変更された[1]

脚注

  1. 1.0 1.1 Phyrexia: All Will Be One Direction, Part 2/『ファイレクシア:完全なる統一』方的な話 その2(Making Magic 2023年1月23日 Mark Rosewater著)
  2. Phyrexia: All Will Be One Direction, Part 1/『ファイレクシア:完全なる統一』方的な話 その1Making Magic 2023年1月17日 Mark Rosewater著)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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