麻痺カウンター
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麻痺カウンター/Stun Counterは専用のルールを持つカウンターの一つ。
Impede Momentum / 勢いを挫く (1)(青)
ソーサリー
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とする。それをタップし、それの上に麻痺(stun)カウンター3個を置く。(麻痺カウンターが置かれたパーマネントがアンタップ状態になるなら、代わりにそれの上から麻痺カウンター1個を取り除く。)
占術1を行う。(あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見る。あなたはそのカードをあなたのライブラリーの一番下に置いてもよい。)
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定義
麻痺カウンターは置かれているパーマネントのアンタップを阻害する置換効果を生成する。その内容は以下の通りである。
- 麻痺カウンターが置かれているパーマネントがアンタップ状態になるなら、代わりに、その上から麻痺カウンター1個を取り除く。
解説
パーマネントにアンタップ制限をかけるカウンター。団結のドミナリアから導入され、登場時点で常盤木に設定されている[1]。
色の役割の上では、主に青に割り当てられたメカニズムである[2]。
団結のドミナリア時点ではコストに青を含む効果にのみ存在し、置く相手もクリーチャーに限られている。
既存のアンタップ制限との比較
時間稼ぎ/Stall for Timeのようなタップして1個だけ麻痺カウンターを置く能力は、霜のブレス/Frost Breathのような単発型のアンタップ制限とほぼ同じ働きをするが、厳密には以下のような相違点がある。
- 長所
- アンタップ・ステップ以外のアンタップも阻害できる。
- 増殖など、カウンターを増やす効果で効果時間を延長できる。
- 短所
- カウンターを取り除く効果で効果時間を減少させられる。
- 改善など、カウンターを参照・利用する能力を助けてしまうことがある。
ルール
- パーマネント1個に複数の麻痺カウンターが置かれていたとしても、一度のアンタップ置換でそれから取り除かれる麻痺カウンターは1個のみである。
- タップ状態のパーマネントのみがアンタップできる(CR:701.21b)。すなわち、アンタップ状態のパーマネントがアンタップ・ステップを迎えたり、アンタップさせる効果を受けたりしても麻痺カウンターは取り除かれない。
- 麻痺カウンターは、それを生成した効果から独立して存在する。パーマネントの上に麻痺カウンターがないなら、それは通常通りアンタップする。
- 麻痺カウンターはパーマネントに能力を与えているわけではない。キーワード・カウンターとは異なるので注意。
- 謙虚/Humilityなど能力を失わせる効果を受けても、麻痺カウンターの効果は消えない。
- バニラクリーチャーに置かれていたとしても、それはムラガンダの印刻/Muraganda Petroglyphsの修整を依然として受けられる。
- 麻痺カウンターが置かれたパーマネントを、アンタップを含むコスト(アンタップ・シンボルや光素の泉/Halo Fountainの1番目の能力など)の支払いに充ててもよい。その場合、アンタップは置換されるがコストは支払われた扱いとなる。
- ただし、光素の泉の2番目以降の能力のような「パーマネント複数個のアンタップ」をコストに持つ能力の場合、パーマネント1個から同時に複数個のアンタップコストを引き出すことはできない。
- パーマネントがアンタップすることで誘発する能力(神啓など)は、アンタップが麻痺カウンターの取り除きに置換された場合は誘発しない。
余談
脚注
- ↑ Maro’s Dominaria United Teaser(Blogatog 2022年8月15日 Mark Rosewater著)
- ↑ Where are stun counters on the color pie? Are they…(Blogatog 2022年9月5日)
- ↑ Will old cards like Frost Titan and Sleep be…(Blogatog 2022年8月25日)
参考
- Dominaria United Mechanics/『団結のドミナリア』のメカニズム(Feature 2022年8月18日 Matt Tabak著)
- 「麻痺カウンター」でテキスト検索
- カウンター一覧
- ルーリング
引用:総合ルール 20231117.0
- 1 ゲームの考え方