現象
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現象/Phenomenon(複数形:Phenomena)はカード・タイプの一つ。定形外のマジックのカードである現象カード/Phenomenon Card用のカード・タイプとして総合ルールで規定されている。
このカードはプレインチェイス戦ルールでのみ用いる。サブタイプは持たない。
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Mutual Epiphany / 相互の天啓現象
あなたが相互の天啓に遭遇したとき、各プレイヤーはカードを4枚引く。(その後、この現象からプレインズウォークする。)
アーティスト:Jason Felix
ルール
プレインチェイス戦も参照。
- 現象カードは次元デッキに組み込んで使われる。1つの次元デッキに現象カードは2枚まで入れる事ができる。1つの次元デッキに同じ名前の現象カードは2枚以上入れてはならない。
- 現象カードは、ゲームの開始時に次元デッキの一部として統率領域に置かれる。それはパーマネントではない。
- 現象カードのオーナーは、それを次元デッキに入れてゲームを始めたプレイヤーである。
- 表向きの現象カードのコントローラーは、次元コントローラーに指定されたプレイヤーである。通常はアクティブ・プレイヤーとなる。
- いかなる場合でも現象カードが統率領域を離れることはない。
- 現象カードはそれぞれ、「あなたが[この現象]に遭遇したとき/When you encounter [this phenomenon]」の誘発型能力を持つ。現象に遭遇するとは、「このカードを次元デッキからよけて表向きにする」事を意味する。
- 現象カードが統率領域で表向きになり、それが誘発してからスタックに残っている誘発型能力の発生源でない場合、次に優先権が発生した際に次元コントローラーはプレインズウォークする。これは状況起因処理である。
関連項目
引用:総合ルール 20231117.0
- 3 カード・タイプ
- 311 次元
- 311.1 次元は、定形外のマジックのカードにのみ存在するカード・タイプである。次元・カードは、プレインチェイス戦・カジュアル変種ルールにおいてのみ用いる。rule 901〔プレインチェイス戦〕参照。
- 311.2 次元・カードは、次元デッキの中にある間も、またオモテ向き になっている間も、ゲームの間統率領域にあり続ける。唱えられることはない。次元・カードが統率領域を離れる場合、それは統率領域に残り続ける。
- 311.3 次元のサブタイプは長い横線の後に記されており、「次元 ― セラの領土/Plane - Serra's Realm」のように複数の単語からなることもある。長い横線の後に記されている単語すべてで1つのサブタイプである。次元のサブタイプは次元 タイプとも呼ばれる。次元は1つしかサブタイプを持つことはない。次元 タイプの一覧は、rule 205.3n 参照。
- 311.4 次元・カードは望む数の常在型能力、誘発型能力、起動型能力を持ちうる。次元・カードが統率領域でオモテ向きである間、常在型能力はゲームに影響を及ぼし、誘発型能力は誘発可能となり、起動型能力は起動可能となる。
- 311.5 オモテ向きの次元・カードのコントローラーは、次元 コントローラーとして指定されたプレイヤーである。通常、次元はその時点でのアクティブ・プレイヤーによってコントロールされている。しかし、現在の次元 コントローラーがゲームから離れる場合、ターン順で次になる、ゲームから離れないプレイヤーが次元 コントローラーとなり、その後で元の次元 コントローラーはゲームから離れる。新しい次元 コントローラーは、そのプレイヤーがゲームから離れるか、あるいは他のプレイヤーがアクティブ・プレイヤー になるまでの間、指定されたままとなる。
- 311.6 裏向き になったオモテ向きの次元・カードは、新しいオブジェクト になる。
- 311.7 次元・カードは、「カオスが起こるたび、」誘発するという誘発型能力を持つ。これは「カオス能力」と呼ばれる。それらは能力の左側にあるカオス・シンボルで示されているが、そのシンボル自体にルール上の意味はない。この能力は、次元ダイスでカオス・シンボルが出た(rule 901.9b 参照)、解決した呪文や能力でカオスが起こると書かれていた、または、解決した呪文や能力に特定のオブジェクトでカオスが起こると書かれていた、場合に誘発する。最後の場合において、そのカオス能力はその次元 カードが次元デッキに合って公開されている場合にも誘発する。カオス能力は、その時点の次元 コントローラーがコントロールする。
- 311 次元