食百足/Vorapede
提供:MTG Wiki
クリーチャー — 昆虫(Insect)
警戒、トランプル
不死(このクリーチャーが死亡したとき、それの上に+1/+1カウンターが置かれていなかった場合、それを+1/+1カウンターが1個置かれた状態でオーナーのコントロール下で戦場に戻す。)
3つのキーワード能力を併せ持つ大型クリーチャー。針刺ワーム/Spined Wurmがトリプルシンボルになったら、警戒、トランプル、不死を得た。もしくは、(多くの点で挙動が異なるが)ウェザーシード・ツリーフォーク/Weatherseed Treefolkのリメイクと考えてもよいかもしれない。
5マナ5/4と十分なマナレシオに加え、そのサイズを活かせる能力を3つも兼ね備えている。攻防を同時にこなせる上、相討ちとチャンプブロックの両方に強いととにかく戦闘性能が高く、さらに除去耐性まで有するとあってかなり優秀。墓地に送らない除去や回避能力持ちのアタッカーには気をつけたい。
クリーチャー戦が中心となるリミテッドでの性能は圧倒的で、さすが神話レアといったところ。構築では必ずしもダメージレースが繰り広げられるわけではなく、真価を発揮できない場合もあるが、緑の濃いビッグ・マナないし中速ビートダウンならば採用を検討できるだろう。出産の殻/Birthing Podや緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithのシルバーバレット要員として、酸のスライム/Acidic Slimeなどと使い分けるのもよい。
登場当初の環境は非常に高速であり、5マナでETB能力や速攻などを持たないこれは少々遅く、続くアヴァシンの帰還や基本セット2013でウルフィーの銀心/Wolfir Silverheart・スラーグ牙/Thragtuskといった同じ緑の5マナ枠に強力で色拘束も緩いクリーチャーが次々と現われたため、構築ではあまり見られないのが現状である。
- カード名はvoracious(大食の)とcentipede(ムカデ)を組み合わせた造語。
- フレイバー・テキストは言葉遊び。oneは食百足の不特定の1体を指す代名詞、guess againは「もう一度考える、考え直す」(つまり「殺したと思っているのならそれは間違いだ」の意)と解釈するのが普通だが、ここでは文字通りの意味に加え、日本語版の訳にあるように、oneとagainを呼応させて食百足が復活することを暗示しているものと思われる。
"If you think you've killed one, guess again."― Thalia, Knight-Cathar
「一体殺したと思うのなら、二度目もあると思いなさい。」― 聖戦騎士サリア