月皇の司令官、オドリック/Odric, Lunarch Marshal
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Odric, Lunarch Marshal / 月皇の司令官、オドリック (3)(白)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
伝説のクリーチャー — 人間(Human) 兵士(Soldier)
各戦闘の開始時に、あなたが1体以上の先制攻撃を持つクリーチャーをコントロールしているなら、ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは先制攻撃を得る。飛行、接死、二段攻撃、速攻、呪禁、破壊不能、絆魂、威迫、到達、潜伏、トランプル、警戒についても同様である。
3/3イニストラードを覆う影で再登場したオドリック/Odric。自軍クリーチャーの持つキーワード能力を自軍全体へ共有する能力を持つ。
この手の能力全般に言えることだが、どのキーワード能力を利用するかによってパフォーマンスが大きく変わってくる。飛行、絆魂、先制攻撃、二段攻撃、接死あたりは攻撃とブロックのどちらにも役立つため特に有用だが、逆に呪禁は戦闘フェイズに入る直前やこの能力の誘発に対応して狙われてしまうためほとんど除去耐性として機能しない。そのため、どんなに沢山の能力を共有してもオドリック自身が単体除去で対処されて終わりになりがち。なるべく高パワーのクリーチャーに回避能力や速攻、二段攻撃を付け、除去される前に速やかに殴り切りたい。
- キーワード能力持ちを先に出しておけば、戦闘前メイン・フェイズにオドリックを出し、そのまま戦闘フェイズで能力を共有して対戦相手の計算を大きく狂わせられる。
- 共有できるキーワード能力は過去の共有カード(逃亡した多相の戦士/Escaped Shapeshifterや魂剥ぎ/Soulflayer)に準じてその時点の常磐木キーワード能力(デメリットでしかない防衛を除く)に加えてイニストラードを覆う影の潜伏だが、果敢は外されている。果敢は常磐木キーワード能力の中で唯一、1体のクリーチャーが複数持つことに意味がある能力であり、「能力を共有する」というイメージから外れてしまうことが問題だったか。また、ジェスカイの隆盛/Jeskai Ascendancyと同様にコンピューターゲームでの操作性の問題も懸念された可能性がある。
ルール
- この能力は誘発型能力である。解決されて能力を得たなら、もともとその能力を持っていたクリーチャーがその後戦場にいなくなったりその能力を失ったりしても、能力は得たままである。
- もともとその能力を持っていたクリーチャーはその能力を2つ持つことになる。ただし通常は意味はない。
- アンタップ状態の龍王オジュタイ/Dragonlord Ojutaiをコントロールしていた場合、龍王オジュタイは自身の能力による呪禁とオドリックの能力による呪禁の2つを持つことになる。その後タップ状態になった場合、自身の能力による呪禁は失われるが、オドリックの能力による呪禁は持ったままである。
- この能力はif節ルールに該当しない。能力を持つクリーチャーをコントロールしているかどうかのチェックは解決時にのみ行う。
関連カード
ストーリー
月皇評議会/The Lunarch Councilの一員となり、「月皇の司令官/The Lunarch Marshal」の肩書きを得たオドリック/Odric。アヴァシン/Avacynや評議会が推し進める正義と、サリア/Thaliaが主張する真の正義との間で揺れる。
詳細はオドリック/Odricを参照。