秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker
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伝説のプレインズウォーカー — ヴラスカ(Vraska)
[+2]:威迫を持つ黒の2/2の海賊(Pirate)クリーチャー・トークンを1体生成する。
[-3]:アーティファクト1つかクリーチャー1体かエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。宝物(Treasure)トークンを1つ生成する。(それは、「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。)
[-10]:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライフ総量は1点になる。
イクサランで再登場したヴラスカ。忠誠度能力はクリーチャー・トークンの生成、パーマネント除去&宝物・トークンの生成、ライフ総量の変更。
- +2能力
- 2/2威迫持ちのトークンを生成する。威迫は自軍の数が多くなるほど有用な能力であるため攻撃面で有効。また忠誠度を増やしつつブロッカーを生成するため、対戦相手のクリーチャーの攻撃からヴラスカを守る防御手段としても使える。
- -3能力
- 対処できる範囲の広い除去。強力なボードコントロールを可能にする。宝物・トークンを出す点も、マナ加速としては遅めだが、無駄はなりにくい。ただし戦場に出た直後に使うと稲妻の一撃/Lightning Strikeで落とされる可能性がある。
- -10能力
- ライフを1点まで減らす。火力呪文や歩行バリスタ/Walking Ballistaと組み合わせればすぐに勝利できる。それでなくとも+2能力で生成したトークンで攻撃すればそのまま勝てる場合も多いだろう。フィニッシャーとしてシンプルかつ強力である。
プラス能力でトークン生成、マイナス能力で除去という模範的なボード・アドバンテージ・プレインズウォーカー。初手でプラスなら忠誠度8にブロッカーという硬さ、マイナスでも次のターンにもう1回撃てるなどマナ・コスト相応のカードパワーを持つので、色と速度が合致するなら活躍が期待できる。
スタンダードではアブザン・トークンのフィニッシャーとして採用される。
ルール
- -3能力
- 能力の解決前に対象のパーマネントが不正な対象になっていたなら、能力全体が立ち消え、宝物・トークンも生成されない。一方、解決時に対象のパーマネントが破壊不能などで破壊されなかった場合、宝物・トークンは生成される。
- -10能力
- この能力でライフが1点に減らされたプレイヤーは、差分のライフを失ったものとして扱う。永遠衆、ネヘブ/Neheb, the Eternalなどの効果はその値を参照できる。
- ライフが0以下だが、試練に臨むギデオン/Gideon of the Trialsなどの効果で敗北を免れているプレイヤーにこの能力を使用した場合、そのプレイヤーのライフは1点にまで回復する。そのプレイヤーは、差分のライフを得たものとして扱う。
開発秘話
このカードは「海賊のヴラスカ」という方針でデザインされた。
まず海賊なので1つ目の能力は海賊・トークンを生成する能力になった。2つ目の能力は物を破壊することが好きというヴラスカの特徴に加え、物を奪うことを宝物・トークンの生成で表している。3つ目の能力はゴルゴンの凝視を対戦相手に向けることを表しており、完全にゲームに勝ってしまうのは面白くないのでライフを1まで減らすようになっている。[1]
関連カード
ストーリー
ニコル・ボーラス/Nicol Bolasと取引を交わし、イクサラン/Ixalanの黄金都市オラーズカ/Orazcaに眠る秘宝を探し求めるヴラスカ/Vraska。海賊船「喧嘩腰」号/The Belligerentの船長となって航海を続ける中で、記憶を失ったかつての敵、ジェイス・ベレレン/Jace Belerenと出会う。
詳細はヴラスカ/Vraskaを参照。