Timetwister
提供:MTG Wiki
ソーサリー
各プレイヤーは、自分の墓地と手札を自分のライブラリーに加えて切り直す。その後、カードを7枚引く。(その後、Timetwisterをそのオーナーの墓地に置く。)
WHISPERのテキストには誤りがあります。末尾の「(その後、Timetwisterをそのオーナーの墓地に置く。)」という注釈文が欠落しています。
3マナで気軽に墓地再利用ができる上に、手札も回復できるという優れもの。またマナ加速から1ターン目に唱えることで、マリガンして手札を好ましく調節した対戦相手の手札をめちゃくちゃにすることもできる。こちらは対戦相手の手札次第で場合によってはより好ましい手札にしてしまうこともありうるが、結構な確率で決まるので洒落にならない。
ただしパワー9の中では使用頻度は最も低い。手札を早く消費するデッキやコンボデッキ等では有効だが、手札の質が重要なパーミッションでの有用性が低いため。非常に強力な墓地再利用カードであるヨーグモスの意志/Yawgmoth's Willが登場したのも大きい。
同種のカードと比較してコストこそ低いが、上記の通りに他のパワー9と違いカードプールへの依存、デッキとの相性があり、単に挿すだけで強いカードではない(もちろんそれでも強力であるが、そういう使い方をするカードではない)。仮に他のパワー9を制限無くデッキに4枚まで入れることができるとしたら、そのデッキでのこのカードの効果は跳ね上がる。同期のこれを除いたパワー9があったからこそ非常に強かったカードという一面もある。
- このカードが墓地に置かれるのは解決後なので、最終的に墓地にはこのカードだけがある状態になる。(注釈文にもその旨が明記されている。)
- よくある間違いだが、このカード名は1語である。"Time Twister"と分かち書きしないように注意。
- このカードとAncestral RecallとTime Walkの3枚はビッグ・ブルーと言う通称で呼ばれた。ただ、この通称は同名のデッキができてからはあまり使われていない。
- 同じく黎明期からある7枚補充カードとして、赤のWheel of Fortuneが存在する。
- パワー9の中で、統率者戦で禁止カードに指定されていないのはこれのみである。統率者戦での需要増のためか、近年取引価格が上昇傾向にある。
1994年1月25日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードに指定される。タイプ1.5では制定当初から禁止カードで、2004年9月20日よりタイプ1.5から移行したレガシーでも続けて禁止カードに指定されている。
主な亜種
初期のパワーカードの例に漏れず、亜種が多数存在する。以下、特筆しない限り、青のダブルシンボルのリセット呪文。
- 先細りの収益/Diminishing Returns - 4マナ。自分のライブラリーを10枚追放するデメリットが付いた。(アライアンス)
- 時のらせん/Time Spiral - 6マナだがフリースペル。自身を追放する。(ウルザズ・サーガ)
- 時間の滝/Temporal Cascade - 7マナ+双呪(2)。リセット効果とドロー効果が分割された双呪。(ミラディン)
- 星の揺らぎ/Sway of the Stars - 10マナ。手札と墓地だけでなくライフや戦場もリセットする。(神河謀叛)
- 時の逆転/Time Reversal - 5マナ。自身を追放する。(基本セット2011)
- 一日のやり直し/Day's Undoing - Timetwisterと同コスト。自分のターン中ならばターンを終了する。(マジック・オリジン)
その他
- ヴィンテージ選手権04では優勝者Mark Billerに、Mark Tedinによる新規描き下ろしイラストのTimetwisterの額が贈られた(→参考)。
- ヴィンテージ選手権12では優勝者Marc Lanigraに、Matt Stewartによる新規描き下ろしイラストのTimetwisterの額が贈られた(→参考)。Magic OnlineのキューブドラフトやVintage Mastersでもこの時のイラストが採用されている(カード画像)。