マナ・クリーチャー
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マナ・クリーチャー(Mana Creature)は、マナを生成することができるクリーチャーのこと。おおよそ、タップでマナを生む起動型能力(マナ能力)を持っているものがこう呼ばれる。
主に1ターン目から戦場に出て2ターン目以降のマナ加速を可能とする、1マナのマナ・クリーチャーが使われる。2マナ以上で使われるのは、次のようなものがある。
- 壁役も務める(除去されにくい) - 根の壁/Wall of Roots、草茂る胸壁/Overgrown Battlement
- 大量のマナを生み出せる - ティタニアの僧侶/Priest of Titania、金属細工師/Metalworker
- 何らかのコンボを構成する、またはシナジーを生み出す - スカージの使い魔/Skirge Familiar、合成ゴーレム/Composite Golem、ミリキン人形/Millikin
- 戦場に出ないクリーチャー - Elvish Spirit Guide、つまみ食い貯め/Morselhoarder
クリーチャーの質が高く、マナ能力・土地操作にも長けた緑のお家芸の1つであり、緑を含む様々なデッキで、デッキタイプや速度を問わずよく投入されている。 ほかの色やアーティファクトなどにも存在しないわけではないが、やはり緑のものが質量ともにもっとも充実している。「2ターン目に3マナが出る恒久的なマナ加速」というのは他の色ではなかなか真似しづらい物である。一方でR&Dはこれが緑の戦略を固定してしまい、1ターン目にマナ・クリーチャーを展開できたゲームと出来ないゲームの差が大きすぎる事を問題として緑のマナ基盤のバランスを調整する事とした。テーロス以降は新規の1マナ・クリーチャーは印刷されず、マジック・オリジンでエルフの神秘家/Elvish Mysticの代わりに葉光らせ/Leaf Gilderが再録された事でスタンダード環境から1マナのマナ・クリーチャーは退場した(参考/翻訳、参考/翻訳)。
- エルフの得意技のひとつだが、最近は職業ドルイドの共通技能になりつつある。
- マナ・アーティファクトとの最大の違いは、「隙を見て戦闘に参加できる」こと。チャンプブロック要員に回ったり、巨大化/Giant Growthなどの援護を受けて攻撃したりするのも重要な仕事。
- 「見たら焼け」と言われることが多い。マナ・クリーチャーを多用するデッキは、最序盤におけるそれの展開を前提にマナカーブ等のバランスを取っており、序盤に除去されてテンポが崩れると機能不全に陥りやすいため。
- マナ能力持ちではないものの、実質的なマナ加速を行なうクリーチャー(使い魔サイクルや桜族の長老/Sakura-Tribe Elderなど)のことも含めることがある。