ケアヴェクの火吹き/Kaervek's Torch
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Kaervek's Torch / ケアヴェクの火吹き (X)(赤)
ソーサリー
ソーサリー
ケアヴェクの火吹きがスタックに積まれているかぎり、それを対象とする呪文はそれを唱えるためのコストが(2)多くなる。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。ケアヴェクの火吹きはそれにX点のダメージを与える。
ミラージュにおけるおまけ付きX火力。猛火/Blazeの上位互換の1つであり、妨害されにくくなっている。
打ち消し呪文に強いのはもちろんだが、双つ術/Twincastなどの打ち消し以外の呪文に対してもきっちり追加コストを要求する点が心強い。特にForce of Willや誤った指図/Misdirection、徴用/Commandeerなどのピッチスペルに対して非常に有効に働くので、比較的早いターンに大量マナを生み出して勝負を決めるコンボデッキで有用である。
一方、逆に言えばマナさえあれば妨害できてしまうので、対戦相手のマナ基盤が整った後では相対的に威力は低下する。後の世ではそのものずばり打ち消されない悪魔火/Demonfireや苦悩火/Banefireが登場したので、後半での安定感ではそちらに劣る面もある。メタゲームに応じて使い分けたい。
Magic OnlineのPauperでは数少ないX火力。特にシンプルな猛火/Blaze相当のものでは唯一の選択肢である(他にはとどろく雷鳴/Rolling Thunder、魂の消耗/Consume Spirit、霊魂焼却/Soul Burn)。紙のカードでは第5版の火の玉/Fireballなどもコモンなのだが、Magic Onlineではマスターズ・エディション シリーズに再編された際にアンコモンに格上げされている。
- 自分でForkや双つ術などを使い、威力を倍増させるコンボを狙う場合はデメリットになる。
- 誘発型能力や起動型能力に対しては能力が適用されない。追加コストを要求されるのは呪文のみである。神秘の蛇/Mystic Snakeや意志を曲げる者/Willbender、沈黙の預見者、ウヨウ/Uyo, Silent Prophetなどには注意。
- 登場当時のルール文章では、インタラプトのみが能力の適用範囲であった。現在はケアヴェクの火吹きを対象とする呪文すべてに追加コストを要求する。