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メガハンデス

時のらせんブロック入りのスタンダードで登場した手札破壊デッキ。 大量の軽量手札破壊で相手を妨害し、拷問台/The Rackなどで攻撃する。

• 「メガハンデス」という言葉自体は割りと昔から存在していた

（パーミッションに対するメガパーミッションと同様）。

時のらせんブロック + ローウィン・ブロック期 [#TSP-LOR]

闇の腹心/Dark Confidant・悔恨の泣き声/Cry of Contritionの退場により弱体化が騒がれていたが、ローウィンの参入により強力な手札破壊である思考囲い/Thoughtseizeや「ネームレス・ハーコン/ Nameless-Haakon」と呼ばれるエンジンを得たことで依然人気の高いアーキタイプである。

ビッグ・マナやドラゴンストーム、青単コントロールといったデッキにはめっぽう強い。

部族・プレインズウォーカーカードの登場によりタルモゴイフ/Tarmogoyfのサイズも上昇し、ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourgeのディスカード手段にもなるウーナのうろつく者/Oona's Prowlerという強力なアタッカーを得た。 逆に手札破壊に関しては手札を0に保つことが難しくなってしまったため拷問台/The Rackを3枚程度に抑えたり、リリアナ・ヴェス/Liliana Vessによってサーチしたりといった工夫も見られる。

依然、攻撃的な緑黒のものが中心で、手札破壊と相性の良いタルモゴイフ/Tarmogoyfを始め、クリーチャーの薄さをカヴァーする樹上の村/Treetop Villageの存在。加えて、小悪疫/Smallpoxのディスカードに獣群の呼び声/Call of the Herd・ストロームガルドの災い魔、ハーコン/Haakon, Stromgald Scourgeを充てられるのは大きい。 黒単色のものは小悪疫/Smallpoxを減らし占術の岩床/Scrying Sheetsや精神石/Mind Stoneといったマナベースを背景に無残な収穫/Grim Harvestで黒き剣の継承者コーラシュ/Korlash, Heir to Blackbladeや髑髏の占い師/Augur of Skullsを使いまわす。単色ゆえに安定性が高く堕落の触手/Tendrils of Corruptionをフル投入できるのが強み。

十二足獣/Dodecapodやクァーグノス/Quagnothといったカードによる対策が容易であるという弱点を抱えていたが思考囲い/Thoughtseizeにより手札の確認が容易になったためこれらの対策カードにひっかかりにくくなった。

ラヴニカ・ブロック＋時のらせんブロック期

未来予知前は、小悪疫/Smallpoxを有効に使える白黒が主流であった。 2マナ域の黒カードに選択肢が少なく酷評/Castigateや手札破壊と相性の良いヨツンの兵卒/Jotun Gruntを扱えるのが大きい。 ただし、黒単のものも少なからず存在した。 当時はファイレクシアのトーテム像/Phyrexian Totemが投入されることがしばしばあったが、現在はほとんど見掛けることはない。

未来予知後はタルモゴイフ/Tarmogoyfをフィニッシャーに据えた黒緑のものが台頭している（このタイプのものは「タルモポックス/Tarmo Pox」「ゴイフラック/Goyf Lack」などと呼ばれる事もある）。

闇の腹心/Dark Confidantで息切れを防ぎ、化膿/Putrefyでタルモゴイフの攻撃をサポートする。 コンセプトはブリッツそのものであるが、フィニッシャーがやられても本家と違いデメリットが無い点は大きな違いだろう。

ハンデスには1マナで2枚捨てさせる悔恨の泣き声/Cry of Contritionや、同カードと相性の良い髑髏の占い師/Augur of Skulls等が採用される。質よりも量が優先され、困窮/Distressなどは避けられるようだ。 手札破壊により手札が減り墓地が増えるので、拷問台/The Rackやタルモゴイフ/Tarmogoyfは相性が良い。 また、手札破壊は能動的に使用するものであり、墓地にカードが溜まりやすいため、墓忍び/Tombstalkerまで採用しているものもある。

活躍が目立つようになると警戒され、未来予知参入前にはあまり見掛けなかった十二足獣/Dodecapodが対策としてよく見られるようになった。

サンプルレシピ

• 備考
  • [[1]]優勝（参考）
  • 使用者:北山雅也
• フォーマット
  • スタンダード（第１０版＋ラヴニカ・ブロック＋時のらせんブロック＋コールドスナップ）

参考

• デッキ集