貪欲なるネズミ/Ravenous Rats
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ポータル・セカンドエイジから登場した、地味に嫌な手札破壊搭載のクリーチャー。
序盤、相手の手札に干渉し1対1の交換を行い、小さくながらも揺さぶりをかけてくれる。 2マナで、それ単体でカード・アドバンテージを取れるスペルは非常に稀であり、その意味でも優良なカード。
クリーチャーであるが故の活用法も多く、相手によって様々な働きをする。 コントロール相手ならば、1/1とは言えダメージソースとして残せるし、ビートダウン相手ならば、チャンプブロックに回して貴重なライフを守れる。 また生け贄等のコストに回したり、さらにcipである為、クリーチャーを再利用するカードとの相性も良い。 ブロックされて死んでもかまわないので梅澤の十手/Umezawa's Jitteなど戦闘ダメージを誘発条件とする装備品をつけてアタックさせてもいい。
上にもある通り、初登場はポータル・セカンドエイジであったが、ウルザズ・デスティニーにてスタンダード環境にデビュー。 そしてウルザ・ブロックのスタンダード落ちとともにこれも退場するはずだったが、インベイジョンに再録され、途切れることなくスタンダードに残り続けた。 さらに、そのインベイジョンが落ちて1年経たないうちに第8版に再録。そして、第9版、第10版にも再録。 どうにもウィザーズ社に好かれたクリーチャーのようである。
ヴィリジアン・ラッツなどのネズミデッキの主力カードである。 ウィニーデッキにとってはパワーに難がある為、オルゾフ・アグロ等のデッキにしか採用されない。 やはりアドバンテージを主線としたコントロールデッキでの使用が目立つ。 2マナでほぼ確実にアドバンテージを取れる点が大きく、エターナルでも散見される。
- カウンターシャンブラーの別名「The Rats」の由来である。
- 相手の手札が無い状態になれば、相手のドロー直後にこれを死体のダンス/Corpse Dance等で出して、インスタント以外のカードを封じることが出来る。
但しその際は効果で取り除かれないように、生け贄に捧げる手段は用意しておこう。
- 字が細かいので最初は気付きにくいが、「貧欲(ひんよく)」ではなく「貪欲(どんよく)」である。
実際に月刊コロコロコミックにて「ひんよく」というふり仮名が振られたことがあったが、そもそも「貧欲(ひんよく)」という言葉は無い。
参考
- カード個別評価:インベイジョンブロック
- カード個別評価:ウルザブロック
- カード個別評価:10版(10th)
- カード個別評価:9版(9th)
- カード個別評価:8版(8th)
- カード個別評価:ポータル系、スターター