卑屈な幽霊/Skulking Ghost
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黒の2マナとしては十分高いパワーに回避能力も併せ持つウィニークリーチャー。呪文や能力の対象になると除去されてしまうペナルティ能力を持っているため、死にやすいのが欠点。
構築環境で「呪文や能力の対象になる」とは、始めから「除去される」ことと同義の場合も少なくない。タフネス1点の小型クリーチャーにおいては尚更で、むしろ有力なカードを使って除去される分には「2マナのカードでそれを消費させた」と前向きに考えてもよいくらい。また、剣を鍬に/Swords to Plowsharesで追放されることが無い、ドレイン呪文でライフを得られないなど、メリットとして働くこともある。カウンターポスト華やかなりし頃は、前述のように剣を鍬にを撃たれてもしっかり墓地に行き、墓石の階段/Tombstone Stairwellのために墓地を肥やすことができる利点もあったことから、香港型黒ウィニーに採用されていた。
とはいえ、ペナルティ能力として機能しないというわけでは無い。送還/Unsummonを撃たれれば手札では無く墓地に行くし、アーナム・ジン/Erhnam Djinnに森渡りを貰った場合はもはや無駄死に。パーマネントが持つ起動型能力などは天敵になり得る。
- 印刷時のクリーチャー・タイプはゴーストであったが、Magic Onlineでのミラージュのリリースに先駆けた2005年9月のオラクル更新でスピリットに変更された(のちにゴーストは廃止)。
- マジック史上初の「対象になったとき」という誘発条件を持つカードである。ミラージュにはもう1枚、絶望の荒野/Forsaken Wastesがある。
関連カード
- 同様の能力を持つクリーチャーはタール坑の戦士/Tar Pit Warriorなど、数体いる。そのほとんどが黒。
- 脊髄移植/Spinal Graftはエンチャント先のクリーチャーに、死者の嘆き、崩老卑/Horobi, Death's Wailは自身も含めた全てのクリーチャーに、この「壊れやすさ」を追加する。これらは、相手クリーチャーを破壊する手段としても機能する。
- 次元の混乱にて、青の霊糸の幻/Gossamer Phantasmとしてタイムシフト。