逆噴射のヘルカイト/Backdraft Hellkite
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Backdraft Hellkite / 逆噴射のヘルカイト (3)(赤)(赤)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
逆噴射のヘルカイトが攻撃するたび、ターン終了時まで、あなたの墓地にありインスタントかソーサリーである各カードはそれぞれフラッシュバックを得る。そのフラッシュバック・コストは、それのマナ・コストに等しい。
攻撃するたびに炎の中の過去/Past in Flames相当の効果を発揮するドラゴン。
5マナのクリーチャーが非常に緩い誘発条件で繰り返し4マナのソーサリー相当の効果を発揮できる、というととんでもないコスト・パフォーマンスにも思えるが、炎の中の過去はストームのような非パーマネント呪文に特化したデッキ向きの呪文であり、クリーチャーが内蔵していても同じような活躍とはいかないだろう。強力な呪文を原型を極力保ったままほどほどのカードパワーでリメイクした、開発部のカード・デザインの妙が光るカードと言える。
4/4飛行として戦闘をこなしつつ、呪文を少量ずつ再利用してアドバンテージを稼げるクリーチャー、ぐらいの位置づけで考えて、火力やドローなどと併用していくのがよいだろう。マナ要らずで誘発させられるため、マナを残した状態で誘発させることで重い呪文の再利用も狙いやすい。攻撃したときに誘発する(つまりタイミング的には攻撃クリーチャー指定ステップ時点である)ため、フラッシュバックを得たインスタントをその戦闘中にコンバット・トリックに使用できるため、墓地の肥え具合にもよるがフレンチ・バニラの割には戦闘能力は高い。
- 能力の解決時に墓地に存在するインスタントかソーサリーであるカードのみがフラッシュバックを得る。それ以降に置かれたカードはフラッシュバックを得ることはない。
- バックドラフト/backdraftとは、密閉された空間での火災が酸素不足により一旦燃焼が収まったようになるが、扉を解放した途端酸素が入り込み爆発する現象。日本語訳の「逆噴射」は飛行機やロケットが推進方向とは逆に推力を発生させることで速度や角度を調整することで、back draft(逆の気流)を意訳した形と言える。