全知の調停者/All-Seeing Arbiter

提供：MTG Wiki

ETBと攻撃誘発能力で目録/Catalogを発動するアバター。

単独でも6マナ5/4のフライヤー。ETB時点の誘発で、手札の枚数を減らさずに唱えることが出来るので、多少重いとはいえその時点で戦力としては十分。更に手札を捨てる度に、次のあなたのターンまで対戦相手のクリーチャーにパワーのみのマイナス修整を与えることもできる。もちろん自身の能力で捨てた際にも誘発し、ブロッククリーチャー指定ステップより前に発動することから、相手が飛行持ちのファッティをコントロールしていたとしても討ち死にすることなく攻勢に出られる。修整値は墓地に存在するマナ総量の種類数であり、これが出る頃ならば、それなりの大きさになっているだろう。ニューカペナの街角に多数存在する、墓地に存在するカードのマナ総量の種類数が5つ以上のテーマとも合致している。

リミテッドでは文句無しのボムレア。本人がフィニッシャー級の上に重視されやすいカード・アドバンテージを稼げる。更にクリーチャー戦が主体のリミテッドにおいてはパワーへのマイナス修整も非常に強烈。謀議などと組み合わせれば相手のクリーチャーはまともな戦力にならなくなる。

構築でも十分に採用できる戦力。フィニッシャーとしては、登場時のスタンダードの基準からすると1マナ重いものの、自身が謀議や血などのルーターと相性が良く、リアニメイトにも無理なく組み込むことができるところから踏み倒しも然程難しくない。マイナス修整は優秀な除去の豊富な環境なことも考えると基本的にはおまけ程度ではあるが、手札を回転させつつ時間稼ぎ、反撃を気にしない総攻撃が可能になるなど、余計な手札もマナも使わずに利用できるのもあって、ありがたく感じる盤面は多いだろう。

• ニューカペナの街角シーズンのゲームデーの優勝賞品として新規イラスト・テキストボックスレス・Foil仕様のプロモーション・カードが配布される^[1]。

脚注

1. ↑ 『ニューカペナの街角』ゲームデーに関するヒントとプロモカード公開（ウィザーズ・プレイ・ネットワーク 2022年4月12日）

参考

• カード個別評価：ニューカペナの街角 - 神話レア