獣に囁く者/Beast Whisperer
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かの垣間見る自然/Glimpse of Natureを誘発型能力として内蔵した緑のエルフ・ドルイド。
全クリーチャー呪文をキャントリップ化させる能力は言うまでもなく強力。始原の賢者/Primordial Sageの下位種にあたり、それより幾分か軽くなっている分、手札に後続を残したまま唱えやすくなっている。その代わりサイズもまた二回り小さくなっており、軽量除去で対処されやすくなったため一長一短。ショック/Shock、黄金の死/Golden Demise、煤の儀式/Ritual of Soot1発で死亡しないとはいえ、タフネス3はあまり信頼できる数字ではない。
構築ではクリーチャー主体のビートダウンデッキを組むなら選択肢として入り得る性能。ただし同セットに無効皮のフェロックス/Nullhide Feroxという強力な4マナクリーチャーが存在しており、スタンダードで緑の濃いビートダウンを組む場合そちらが優先されがち。黒絡みなら真夜中の死神/Midnight Reaperという選択肢もある。そうしたライバルの存在が逆風であり、それらと併用されることこそあるものの、2番手といった印象。登場時点ではエルフデッキへの採用に留まっている。
リミテッドでは間違いなく強力。次々と後続を並べて物量で圧倒し、そのまま勝ちに行くことができる。緑絡みなら色拘束を押してでも採用したいところ。セレズニアカラーで使ってもよいが、どちらかといえば採取+最終/Find+Finalityやゴルガリの拾売人/Golgari Findbrokerで墓地のクリーチャー・カードを回収できるゴルガリカラーのほうが能力を発揮しやすい。
- クリーチャー呪文を唱えた時点でこの能力は誘発し、その呪文よりも先に解決される。その呪文が打ち消されたとしてもカードを引くことになる[1]。
- 始原の賢者などと違い、カードを引くのは強制である。特にリミテッドではライブラリーアウトに注意。
参考
- ↑ Guilds of Ravnica Release Notes/『ラヴニカのギルド』リリースノート(Feature 2018年9月20日)