否定の力/Force of Negation

提供:MTG Wiki

2019年7月8日 (月) 18:30時点における202.213.224.208 (トーク) - whois による版
移動: 案内, 検索

Force of Negation / 否定の力 (1)(青)(青)
インスタント

あなたのターンでないなら、あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札から青のカード1枚を追放してもよい。
クリーチャーでない呪文1つを対象とし、それを打ち消す。これによりその呪文が打ち消されたなら、それをオーナーの墓地に置く代わりに追放する。


モダンホライゾンピッチスペルサイクルは非クリーチャー呪文限定の雲散霧消/Dissipate

意志の力/Force of Willのほぼ直系となるリメイク。意志の力が使えず、ピッチスペルや軽い打ち消しの質があまり良くなかったモダン環境にこのカードが現れたことは非常に大きな意味を持つ。開発部の意向では、3ターン以内に勝負の趨勢が決定づいてしまうのを避ける方針であったが、現状では早いターンのコンボはいくつか存在しており、それらを止める手立てとなる1枚。

ピッチスペルとして使えるのは対戦相手のターン限定ではあるが、最序盤での致命的な呪文への対策やマナが出せない状況での牽制となる。土地フルタップしていても手札を2枚持っているだけでブラフとしても扱える。

ただ、自分のターンでは効率の悪い否認/Negateになりがち。クリーチャー呪文を対象にとれないため、意志の力のような汎用性はなく、脅威となるクリーチャーに対しては別途対処手段を設ける必要がある。クリーチャー主体のビートダウンと対した際は使い辛さが目立ってしまうが、性質上構える動きをとるコントロールに合うカードであり、それらは除去も併せて採用しているはずなので大きな問題ではないか。

モダンでは上記のように環境に一定数存在する超高速コンボを咎める存在となったほかにも、青白コントロールを一気にトップメタへと押し上げる要因となった。かつて不可能だった打ち消しを構えながら精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptorを4ターン目に唱えるというレガシー並の動きを可能とし、コントロールデッキにおける所謂ブン回りプランが実現するようになったからである。

レガシーでも意志の力と併用される場合がある。打ち消した呪文は追放されるため、陰謀団式療法/Cabal Therapy炎の中の過去/Past in Flamesのようなフラッシュバック呪文を使うコンボに耐性が上がり、壌土からの生命/Life from the Loam要する土地単アグロローム等のアドバンテージ源をシャットアウトできる。点数で見たマナ・コスト生撃ちに耐えうる値であるのも大きく、ゲームが長引きやすくアドバンテージの量で勝負する奇跡4cレオヴォルドではその点も重宝される。ライフ支払いが必要ない点もバーン等に相対した時は嬉しく、本家より優れている点も多い。

総じて少々目立つ欠点はあるものの、ピッチスペルの打ち消しとしては非常に高性能といえる。モダンはもちろんレガシーでもこのカードを前提に語られることが増えてくるかもしれない。

関連カード

サイクル

モダンホライゾンの力サイクルあなたターンでないなら、マナ・コスト支払う代わりに、自身と同じカード手札から追放することで唱えられるピッチスペル美徳の力/Force of Virtue以外はインスタントで、美徳の力も瞬速を持つ。いずれもレア

ピッチスペルの代表格、意志の力/Force of Willに着想を得ている。

参考

QR Code.gif