覚醒した融合体/Awakened Amalgam
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アーティファクト クリーチャー — ゴーレム(Golem)
覚醒した融合体のパワーとタフネスは、それぞれあなたがコントロールしていて名前が異なる土地の数に等しい。
*/*「名前が異なる土地の数」という変わったものを参照してサイズが変わるゴーレム。
基本土地の名前も数えるので、土地さえあれば最低でも1/1にはなるだろう。4マナのアーティファクト・クリーチャーであることを考えると3/3、できれば4/4以上のサイズになってもらいたいところ。単色デッキなら無色マナを生み出す土地を採用しやすく、多色デッキでは自然と多色地形を採用することになり、どちらにせよ意識してデッキ構築を行えばサイズを水増ししやすい。参照するものの性質上、一度サイズが大きくなった後は小さくなりにくいのも面白い。一方で、マナ・クリーチャーなど土地によらないマナ基盤を構築するデッキではあまり大きくなれないだろう。
黒き剣のダッコン/Dakkon Blackbladeなどには劣るものの理論上すさまじいサイズに膨れ上がるとはいえ、実際には回避能力も除去耐性もないバニラ同然であり、4マナともなれば他にも始めから強力なクリーチャーは数多い。トークンや墓地肥やしでサイズを稼ぎやすい他の参照クリーチャーと違い、土地は一気に数を増やす手段が少ないため、育つのにかなり時間がかかるのも足を引っ張る。同じ名前がダブらないようにデッキ内の土地全てを異なるカードにすればサイズを伸ばしやすくなるが、そうすればデッキ全体の安定性も落ちる。奇抜さはあり可能性も秘めているものの、評価が難しいカードである。
リミテッドにおいては、コモンで基本でない土地が収録されているとはいえ基本的には2/2~3/3程度として数え、運が良ければ大きくなれるかも、と考えたほうがよいだろう。多色環境なのでデッキカラーを問わず採用できる点は評価できるが、レアだからといって初手ピックすべきかは疑問が残るところ。使うなら各基本土地を1枚ずつお守りとして入れておこう。
- たとえば、あなたが平地/Plains4つと、島/Island2つと、水没した地下墓地/Drowned Catacomb1つをコントロールしているなら、覚醒した融合体は3/3のクリーチャーである[1]。
- イクサラン・ブロックにおける理論上の最大P/Tは38/38。土地に変身する両面カード群があるため、単一のブロックにしてはなかなかの数値を叩きだす。
- 登場時点のカラデシュ・ブロック+アモンケット・ブロック+イクサラン・ブロック期では77/77。ただしラムナプの遺跡/Ramunap Ruinsがスタンダードで禁止カードに指定されているため、実際は76/76になる。
- イクサランの相克までに印刷された全ての土地カードを並べれば627/627、モダンでは禁止カード8枚を除いた416/416になる。
- このカードの登場により、基本氷雪土地の価値がほんのり向上した。
- 血染めの月/Blood Moonはカード名は変更しないので、同時に戦場に出ていても覚醒した融合体のサイズに影響しない。
- ヴェズーヴァ/Vesuvaはカード名もコピーするので注意が必要。
- ハルマゲドン/Armageddon等で土地を一掃されると0/0になり、状況起因処理により死んでしまう。
参考
- ↑ Rivals of Ixalan Release Notes/『イクサランの相克』リリースノート(Feature 2018年1月5日)