タルキールの龍の玉座/Dragon Throne of Tarkir
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伝説のアーティファクト — 装備品(Equipment)
装備しているクリーチャーは防衛と「(2),(T):ターン終了時まで、あなたがコントロールする他のクリーチャーは+X/+Xの修整を受けるとともにトランプルを得る。Xはこのクリーチャーのパワーに等しい。」を持つ。
装備(3)
クリーチャーに全体強化能力を与える伝説のアーティファクト。修整に加えてトランプルも付与するが、装備したクリーチャーは玉座に座ってしまう(防衛を得る)ため攻撃できなくなる。
修整値の性質上パワーが高いクリーチャーに装備させたいが、せっかくの戦力を攻撃に参加さえられなくなるのが悩みどころ。ただし、比較的低速なタルキール覇王譚のリミテッドにおいては、大型クリーチャーが睨み合っていることも珍しくなく、その中の1体が防衛を得たところでその後の突破力を考えればさしたる問題ではない。ただの裏向きクリーチャーですらたやすく5/5、6/6と膨れ上がり、トランプルによって容赦なく対戦相手を叩き潰す。その性質から、大型クリーチャーをより多く、より安いコストで扱えるティムールや、展開力があるマルドゥと特に相性がよいだろう。
守勢であっても強力な力を発揮するカードだが、起動コストにタップ・シンボルを含むため、装備先が召喚酔いしているとソーサリー除去でも機能不全になる。弱くてもよいのですぐにタップできるクリーチャーに装備するなどでカバーしたいが、装備品であるため終了ステップを狙われるのにも弱い。またマナ・コスト、装備コスト、起動コストと三重のコストを抱えているため、どうしても動きが鈍くなりがちな点にも注意したい。
スタンダードでは、囁きの森の精霊/Whisperwood Elementalや見えざるものの熟達/Mastery of the Unseenを使用する緑白信心が、膠着しやすいミラーマッチ対策として使用することがあった。
- 装備しているクリーチャーに起動型能力を付与するので、起動後に他のクリーチャーにつけ替えることで複数回能力を起動できる。その場合、それぞれの前の能力によって膨れたパワー分がさらに加算されていく。
- タルキール覇王譚の発売記念週末のプロモーション・カードとして、2014年9月26日のフライデー・ナイト・マジックなどでこれのイラスト違いのプレミアム・カードが配布された(参考)。
- 背景ストーリー上は、大龍コラガン/Kolaghanの頭蓋骨を元に造られたマルドゥ族/The Mardu Hordeのカン/Khanの玉座である。
- 所有者である兜砕きのズルゴ/Zurgo Helmsmasherを座らせれば+7/+7と強烈。ついでにズルゴの攻撃強制を抑えることができる。
- コラガンが存命である1280年前や歴史改変後には存在しない。