歯車組立工/Cogwork Assembler
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Cogwork Assembler / 歯車組立工 (3)
アーティファクト クリーチャー — 組立作業員(Assembly-Worker)
アーティファクト クリーチャー — 組立作業員(Assembly-Worker)
(7):アーティファクト1つを対象とし、それのコピーであるトークンを1つ生成する。そのトークンは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。
2/3起動型能力でアーティファクトのコピー・トークンを生成できるアーティファクト・クリーチャー。アーティファクト限定の熱の陽炎/Heat Shimmerを内蔵したクリーチャーと言える。
単純に大型のアーティファクト・クリーチャーをコピーしても良いが、やはり機械巨人などの強力なCIP能力持ちをコピーしたい。本体も3マナ2/3と戦闘に耐えうるスペックは備えているが、起動コストが7マナとかなり重いのが難点。構築では間に合いそうもない。リミテッドではマナフラッドの受け口になり、起動できる機会もあるだろう。
似たような能力のサヒーリ・ライ/Saheeli Raiと比較すると、マナがかかる点、クリーチャーをコピーできない点で劣り、守護フェリダー/Felidar Guardianとのコンボも成立しない。こちらは、インスタント・タイミングで起動できる点、対戦相手がコントロールするアーティファクトもコピーできる点、マナさえあれば1ターンに何度も使える点で勝る。加えて自分自身を対象にできるため、完全には腐らない。また組立作業員でもあるので自己組立機械/Self-Assemblerでサーチできるのも強みと言える。
- コピーを生み出す能力持ちということで、例によって例のごとく無限コンボが可能。液鋼の塗膜/Liquimetal Coatingなどでアーティファクト化した巨大鯨/Great Whaleやパリンクロン/Palinchronを対象にすれば速攻持ちの無限トークンになる。
開発秘話
- 開発段階では「リバース・エンジニアリング/reverse engineer」と呼ばれる熱の陽炎/Heat Shimmerのアーティファクト版の能力が存在しており、カラデシュの主要なメカニズムのひとつになる予定であった。多くのカードが存在していたものの、デベロップ段階でメカニズムの数を減らすことが決まり、リバース・エンジニアリングのカードは削られた。霊気紛争に残すことも検討されたが、効果が複雑で悪用が簡単過ぎるといった問題もあり、これも断念された。サヒーリ・ライ/Saheeli Raiの-2能力と歯車組立工/Cogwork Assemblerは、リバース・エンジニアリングが存在していた名残である。
参考
- 霊気の道 その1(Making Magic 2017年1月16日 Mark Rosewater著)
- コピーカード
- カード個別評価:霊気紛争 - アンコモン