ボール・ライトニング/Ball Lightning
提供:MTG Wiki
クリーチャー — エレメンタル(Elemental)
トランプル(攻撃しているこのクリーチャーは余剰の戦闘ダメージを、それが攻撃しているプレイヤーかプレインズウォーカーに与えることができる。)
速攻(このクリーチャーは、あなたのコントロール下になってすぐに攻撃したり(T)したりできる。)
終了ステップの開始時に、ボール・ライトニングを生け贄に捧げる。
マジックにおける強力な火力呪文・・・ではなく1ターンきりの特攻クリーチャー。元祖歩く火力である。 ザ・ダークより登場し、基本セットでも2度再録された。 稲妻/Lightning Boltや火葬/Incinerateと共に活躍するバーンの切り札であり、スライの主力クリーチャーである。
トリプルシンボルと一見して出しにくいコストではあるが、3マナで6点ものダメージは抜群のインパクトを誇り、多くの熱狂的な赤使いの心を射止めた。 マナ・コスト的に速攻デッキに入れられるギリギリのラインなので、実質的にバーンおよび赤スライにおける最高の攻撃力を担っている。 さらにアタック後に投げることで追加ダメージが狙えるため、これが相手に与えるダメージ量は計り知れない。
欠点は完全な使い捨て故のタフネスの低さである。 一種の回避能力としてトランプルは持っているものの、それでも先制攻撃持ちのクリーチャーやティムによってあっさり止められてしまう。 そんな場合は大抵、見かけ次第火力で焼き払うのが通例だが、手札の火力とのダメージ合計との照らし合わせも踏まえなければならない。
現在ではエターナルでしか使えない。 マナカーブやメタ等の関係からフル投入のデッキは多くなく、1枚も採用していないバーンデッキも珍しくない。
- 銀騎士/Silver Knight辺りがいると悶絶する羽目になる。呪われた巻物/Cursed Scroll等で早急に処理しよう。
フルバーンを名乗るデッキにもよく投入されるが、これに「クリーチャーではないのか?」という無粋なツッコミをしてはいけない。これは歩く火力なのだ。
- 俗称ボーライ。また、こいつでアタックすることを俗に転がすと言う。→カードの俗称
- [[1]]ギフトボックスにも再録された。かわいいイラストになってます(Dave Dorman画)。
- ジャッジ褒賞のプロモーション・カードにもなった。特に目を引いたのは新しいフレイバー・テキストを与えられた点で、この他にも古典作品のフレイバー・テキストを授けられたプロモが何作か企画的に作られた。
- "ball lightning"は「球電」と訳される現象の1つ。
雷雨などの時に発生し、強いエネルギーが発散しないまま球状になって移動する。これ自身の稀少度もそうだが球電も非常に稀な現象であり、また非常に危険。直撃した人間の体が一瞬で炭化してしまうといった事例も報告されている。
- その有名さゆえに、後に多数の亜種が生み出された(下記参照)。
主な亜種
- スキジック/Skizzik
- 焦熱の火猫/Blistering Firecat
- 火花の精霊/Spark Elemental
- 稲妻の大蛇/Lightning Serpent
- 地壊し/Groundbreaker