サルカンの仔竜/Sarkhan's Whelp
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クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行(このクリーチャーは飛行や到達を持たないクリーチャーによってはブロックされない。)
あなたがサルカン(Sarkhan)・プレインズウォーカーの能力を起動するたび、クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。サルカンの仔竜はそれに1点のダメージを与える。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
基礎スペックは風のドレイク/Wind Drakeと同等で、飛行が苦手な赤にしてはそこそこ優れた性能。サルカンと組んだときに本領を発揮し、忠誠度能力を起動するたびに焦熱の槍/Scorching Spear相当の火力を飛ばすことができる。与えるダメージは最小限だが、小粒のシステムクリーチャーを焼くには十分。本体にも飛ばせるので実質的にクロックの増強にも繋がっている。これが複数並ぶと1回の能力起動で2~4点ものダメージが発生し、より戦場やライフへの影響力が増す。飛行を持っているおかげで、プレインズウォーカーが苦手とするフライヤーに睨みを利かせられるのも評価点。
龍魂、サルカン/Sarkhan, Dragonsoulのデッキに収録されているが、より軽くて唱えやすい火の血脈、サルカン/Sarkhan, Firebloodと組み合わせたほうが能力を活かしやすい。忠誠度能力で2枚目以降のサルカンの仔竜を探し当て、引いてきたそれを唱えるマナを捻出できるなど、能力もよく噛み合っている。それぞれの忠誠度能力で誘発するので、両方のサルカンを戦場に並べてみるのも面白いだろう。
入門者向けのプレインズウォーカーデッキ限定カードという出自だが、ポテンシャルは高め。ただし特定のキーカードに強く依存したカード全般に言えることだが、サルカンを引けないとあまり強くないのが欠点。
- 砂漠のドレイク/Desert Drakeなどの上位互換。
- チビ・ドラゴン/Dragon Whelpから続く、子供ドラゴンシリーズの1枚。溶岩の中で遊ぶ無邪気なイラストがとても可愛らしいと評判。一方で、(カードのイラストでは判別しづらいが)後ろで腕を組んで見守っているサルカン/Sarkhanはなんとも微妙な表情。彼にとってドラゴンの理想は「究極の捕食者」なのだ。
- ちなみに、このサルカンの服装はニコル・ボーラス/Nicol Bolas配下時代(狂乱のサルカン/Sarkhan the Mad)のもの。
- 焼炉の仔/Furnace Whelpに見られるように、"Whelp"をテンプレート通りに訳せば「サルカンの仔」となる。これだとまるで「サルカンの子供」のように読めてしまうためか、あえてテンプレートから外して「仔竜」と訳したのだろう。
- プレビュー当時、ネット上では「ついにサルカンがドラゴンを産んだのか?」など冗談混じりのコメントも見られた。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
基本セット2019のプレインズウォーカーデッキに収録された、プレインズウォーカー・タイプを参照するクリーチャーのサイクル。
- 宮廷の僧侶/Court Cleric(アジャニ)
- テゼレットの徘徊者/Tezzeret's Strider(テゼレット)
- 甦ったゴルゴン/Arisen Gorgon(リリアナ)
- サルカンの仔竜/Sarkhan's Whelp(サルカン)
- ビビアンのジャガー/Vivien's Jaguar(ビビアン)
工匠であるテゼレット/Tezzeretのデッキに収録されているテゼレットの徘徊者/Tezzeret's Striderのみ、青ではなく無色のアーティファクト・クリーチャー。
[編集] 参考
- サルカン・ヴォル/Sarkhan Vol(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:基本セット2019 - アンコモン(プレインズウォーカーデッキ)
- カード個別評価:ジャンプスタート2022 - アンコモン
- カード個別評価:Jumpstart: Historic Horizons - アンコモン