精神的つまづき/Mental Misstep
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ファイレクシア・マナであることが重要であり、ピッチスペルと同様にフルタップ状態や相手の先攻1ターン目などでも対戦相手の妨害が可能となる。2点のライフの出費は小さくないが、放置するとそれ以上のダメージにつながるカードを無効化できれば安い物である。
速攻系ビートダウンデッキはもちろん、コントロール系のデッキでも定業/Preordainや稲妻/Lightning Boltなど対象には事欠かない。また精神的つまづきも1マナなので、相手の精神的つまづきを打ち消すために使われることも少なくない。1マナの呪文が多用されるエターナルでは腐ることがほとんどなく非常に強力。青いデッキでなくとも採用を検討できる。
- 呪文嵌め/Spell Snareとの比較は興味深い。
- 対象にできる条件が厳しいぶん誤った指図/Misdirectionで対処されないのもエターナル環境での強み。
その高い汎用性と、ビートダウンへの圧力の高さから、モダンでは公式フォーマット化と同時に禁止カードに指定される。2011年9月20日告知・2011年10月1日発効の改定によりエクステンデッドとレガシーでも禁止カードに指定される。青でないデッキでもコンボの妨害ができるようにするために作られたこのカードは、実際は青いデッキでForce of Will温存のために使われるという、本末転倒な結果を招いてしまった(参考)。
ヴィンテージにおいては、Ancestral Recallを始めとする1マナの強力な呪文がひしめいている環境であるためよく利用され、メインデッキから投入されることも多い。このカードの存在を意識して「対エンチャント用サイドボードとして1マナの摩耗+損耗/Wear+Tearではなく、2マナの解呪/Disenchantを入れることにより、このカードを腐らせられる」といった構築がされることもある。
開発秘話
デベロップ段階の初期では、魔力の乱れ/Force Spikeと同じ効果の不確定カウンターであった。あまりにひどいこの効果に対して、Mark Rosewaterやデベロッパー達がAaron Forsytheを説得した結果、効果を変更することになった。(Cards Up My Sleeve/私の愛したカードたち参照)
参考
- 条件付きカウンターカード
- カード個別評価:新たなるファイレクシア / ファイレクシア陣営 - アンコモン