真紅のヘルカイト/Crimson Hellkite
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クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
(X),(T):クリーチャー1体を対象とする。真紅のヘルカイトはそれにX点のダメージを与える。このXは赤マナでしか支払えない。
マジック史上でもかなり有名な部類に入るドラゴン。ただし、有名なだけであって、よく使われたカードというわけではない。
他の多くのドラゴンと同様、これも火を吹くことができ、コストは赤マナでしか支払えないが、熱光線/Heat Rayを吐き出す。継続して使える除去能力は強力で、起動コストに大量の赤マナが必要なものの、唱えて出すことができていれば3点以上のダメージは期待できる。
しかし、如何せんトリプルシンボルの9マナは重すぎる。また、起動コストにタップを含むのも痛く、能力を起動したい場合は攻撃を控えなければならない。全体的に扱いづらいカードであるといえよう。
重さを解消するためにリアニメイトするにしても、赤マナが用意できなければただの6/6飛行相当に過ぎずやや物足りない。ミラージュ限定環境下に限れば、他に強力なリアニメイト候補が少なかったことから、ネクロ系デッキでリアニメイトされたり鉤爪のジィーリィーラン/Zirilan of the Clawを使ったドラゴンシュート系デッキで「火力」として使われたりすることはあったようだ。
- 抑制の場/Suppression Fieldなどによって起動コストが増加している場合に、その部分のマナも赤マナでなければ支払えないのかどうかが以前は明確でなかった。そのため、2015年1月のオラクル更新により、Xの部分のみマナの種類が制限されるようにオラクルが変更された。
- 当時のルール説明冊子などに書かれた初心者向けの講座では、クリーチャー・カードの説明のために度々登場していた。
- 双頭のドラゴン/Two-Headed Dragonの登場で、第8版には再録されなかった。
- 第10版を選ぼう第7週に登場し、その双頭のドラゴン/Two-Headed Dragon、他様々なエキスパンションから選出された大勢のドラゴン達と再録を争うが、シヴのヘルカイト/Shivan Hellkiteに敗れ再録を逃す。
- ミラージュ版、第7版共に、その美しいイラストは非常に人気がある。
- ミラージュ日本語版はフレイバー・テキストの最後の一行「−ラシーダ・スケイルベイン」の部分が欠落している。
ドラゴンの炎が、わたしを一人の戦士に変えた。
[編集] ストーリー
真紅のヘルカイト/Crimson Hellkiteはジャムーラ/Jamuraaのドラゴン。名前通り、真紅の鱗を持ち、炎の息を吐く巨大なヘルカイト。
大砂漠/The Great Desertのヴィーアシーノを通じてジョルレイル/Jolraelの影響下にあったドラゴンは、ケアヴェク/Kaervekの企みに利用されてジャムーラ北西部三国を襲っている。そういったドラゴンの中に、ある真紅のヘルカイトがいた。そのヘルカイトに率いられた数体のドラゴンの襲撃によってラシーダ/Rashidaの故郷は壊滅。それが発端となって稀代の英雄、竜殺しのラシーダが誕生した。