空殴り/Skylasher
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打ち消されない上に瞬速、到達、さらにはプロテクションまで持つ、アンチ青に特化したクリーチャー。
特に青系コントロールに対するアンチ性能は目覚しい。アゾリウスの魔除け/Azorius Charm・イゼットの魔除け/Izzet Charm・ディミーアの魔除け/Dimir Charmなどの単体除去呪文を受け付けず、聖トラフトの霊/Geist of Saint Traftや昆虫の逸脱者/Insectile Aberrationや瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageを一方的に討ち取れるほか、ボーラスの占い師/Augur of Bolasやイゼットの静電術師/Izzet Staticasterに足止めされることもない。また青ではないが未練ある魂/Lingering Soulsなどで生成される1/1飛行のスピリット・トークンにも強く、奇襲ブロックで撃ち落すことができる。
ただし青相手でもサイズ自体はあくまで熊相当で、それ以上に打点を高める能力もないため、アタッカーとしては押しが弱い印象は否めない。またラヴニカへの回帰ブロックは多色環境なので、青への除去耐性だけでは磐石とは言えないことも多い。さらに、青を含まないビートダウン・デッキとの対戦では大部分の能力が無意味となり、バニラ同然になりやすい。そのため優秀ではあるが、メタゲームやデッキの方向性に左右されやすいカードと言える。
- 乱暴に言えば疾風のマングース/Blurred Mongoose(打ち消されない)、カルー・ミーアキャット/Karoo Meerkat(プロテクション(青))、灰毛皮の熊/Ashcoat Bear(瞬速)、闘士蜘蛛/Grappler Spider(到達)を融合させたカードという感じであり、事実それらの大部分の実質的な上位互換。
- 厳密にいえば、疾風のマングースは被覆を有しており、灰毛皮の熊・闘士蜘蛛との関係でも空殴りのプロテクション(青)が不利に働く場面もあるため、これらとは上位互換/下位互換の関係にはない。カルー・ミーアキャットと比較すると、瞬速・到達がいずれも純粋なメリット能力であり、タフネスも1増えているため、上位互換に当たる。