祝福/Blessing
提供:MTG Wiki
強化には多量の白マナがいるため、白単色あるいは白メインのデッキが相応しい。しかし、白のクリーチャーデッキの定番カードであるハルマゲドン/Armageddonとは相性が悪く、また数を並べるタイプの典型的な白ウィニーならば同じく定番である十字軍/Crusadeの方が効果的。オーラの弱点もあいまって、これは選択されづらいカードであった。
別の側面から見ると、白の強化能力は固定値の修整がほとんどであり、パンプアップ、特にパワーとタフネスを同時に強化するものはごくわずか(#主な亜種)。中でもこれは1マナにつき+1/+1と最高水準の効率を誇る。しかし、それは白に限っての話で、黒では別段珍しくも、強力というわけでもない(いわゆるシェイド能力。深夜の誓約/Midnight Covenantも参照)。
- 「フレイバーからいささか外れる。アンコモンやコモンに相応しい効果であり、レア枠にしては面白みに欠ける」とされたため、第5版では再録されなかった(Taming the Flames(Duelist誌17号の記事)より)。その後、実に13年の時を経て、基本セット2014に突然の再録。
- その際、稀少度がアンコモンに変更された。
- 隣接するテーロスのニクスの祭殿、ニクソス/Nykthos, Shrine to Nyxとは相性良好。自身が2マナで2つの信心を稼げる上、白は色拘束が厳しい代わりに優秀なクリーチャーを多く抱える色であるため、順調にクリーチャーを展開していけば比較的早い段階で大量の白マナを注ぎ込むことができるようになる。敵の除去を回避するカードも用意しておきたい。
- アルファにはタフネスのみをパンプアップする聖なる鎧/Holy Armorがある。そちらの系統が白の主流となり、主にクリーチャーの起動型能力として受け継がれ、多くの亜種を生んでいる。
- マナフィルター能力を持つFarrelite Priestとの相性は悪くはない。
- リバイズド英語版のルール文章は「(白):+1/+1」だけと非常にあっさりしている(カード画像)。これは当時の英語版テンプレートに従った記述によるもの。
- リバイズドでの記載方針は以下の通りであったが、様々な誤解を生んだため、第4版以降では再び詳しく表記されるようになった。
- パンプアップ能力は特に記載がない場合は「ターン終了時まで/until end of turn」の動作。
- オーラは、特に記載がない限りそのつけられている対象を強化。
- 上記のルールに従い、カードには基本的にこれらは書かない。
- 当然、このカードに限らず、リバイズドでの他のカードもその形での記載になっている。このカードは見た目上わかりやすいので、ここに挙げた。
関連カード
主な亜種
パワーとタフネスを同時にパンプアップする白のカード。
- オーサイの禿鷹/Osai Vultures - 条件で得られるカウンターを取り除くことで自身をパンプアップできる。(レジェンド)
- アイケイシアの僧侶/Icatian Priest - 3マナでクリーチャー1体をパンプアップできるクリーチャー。(フォールン・エンパイア)
- ザルファーの指揮官/Zhalfirin Commander - 3マナで騎士1体をパンプアップできるクリーチャー。(ミラージュ)
- ジェラードのときの声/Gerrard's Battle Cry - 3マナで全体強化できる1マナのエンチャント。(テンペスト)
- トロウケアの影/Shade of Trokair - 待機を持つ白いシェイド。(次元の混乱)
- ルーン鹿乗り/Rune-Cervin Rider - 緑と白の混成クリーチャー。2マナで自身をパンプアップできる。(シャドウムーア)
一時的な修整でなく+1/+1カウンターを置く白のオーラ。