ゴブリンの奇襲隊/Goblin Bushwhacker
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2019年12月7日 (土) 11:28時点における版
クリーチャー — ゴブリン(Goblin) 戦士(Warrior)
キッカー(赤)(あなたがこの呪文を唱えるに際し、あなたは追加の(赤)を支払ってもよい。)
ゴブリンの奇襲隊が戦場に出たとき、それがキッカーされていた場合、あなたがコントロールするクリーチャーはターン終了時まで+1/+0の修整を受けるとともに速攻を得る。
キッカーすると、戦場に出たときにあなたがコントロールするクリーチャーすべてに+1/+0の修整と共に速攻を与えるゴブリン。
キッカーなしではモンスのゴブリン略奪隊/Mons's Goblin Raiders相当でしかないので、基本的にキッカー付きで出すことが前提となる。パワー2なのは1ターン限りとはいえ、赤単色で2マナ2/1が速攻付きで殴れるというのは単体のウィニークリーチャーとして見ても悪くない性能といえる。しかし本領はやはりそのETB能力であり、他のクリーチャーを並べた後で出すクリーチャーと言えるだろう。そのため、他のETB能力持ちと同様に戦場に出たときには仕事の半分以上は済んでいると考えられる。クリーチャーとしてよりは戦闘ダメージを底上げするためのソーサリーと見てよいだろう。前のブロックには1マナクリーチャーをサーチできるイーオスのレインジャー/Ranger of Eos、同エキスパンションにパーマネントを回収するコーの空漁師/Kor Skyfisherが存在し、クリーチャーであることがメリットになっている。
ゼンディカー参入時のスタンダードでは赤白上陸において、上記のイーオスのレインジャーからサーチされた仲間と共に強烈な奇襲攻撃を叩き込むなどの活躍を見せた。ローテーション後はゴブナイトに採用され、高速化に貢献している。また、パウパーではスライに近い形を取るゴブリンデッキで採用され、活躍をしている。
また、大量のトークンを展開できるカード、特に巣穴からの総出/Empty the Warrensとの相性が抜群に良く、モダンのゴブリンストームやパウパーの赤系ストームデッキに採用されたが、パウパーの方ではストームデッキに対する対処の難しさに拍車がかかったことから、最終的に巣穴からの総出が禁止カードに指定されてしまった。
リミテッドでは序盤に引いても終盤に引いてもキッカーによる全体修整が大きく、全体的に高速な環境であることも相まって素早く止めをさせるカードとして高い評価を受けている。クリーチャー1体のみに速攻+αを与えるのであれば、ゴブリンの戦化粧/Goblin War Paintという選択肢もあるので、できるだけ多数のクリーチャーで攻撃できる時に使いたい。