破滅的な行為/Pernicious Deed

提供：MTG Wiki

2010年9月12日 (日) 22:17時点における版

2色以上で構成された多色カードが多数存在する中で、対抗色が露骨に強いアポカリプスのカードの1つ。強力なリセットの1つとして有名なネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskのエンチャント版と言っても良いだろう。1マナ軽くなり、いつでも起動が可能で、自分で除去するパーマネントを調節できる。

ただし起動コストに自身の生け贄を含むため、ネビニラルの円盤のように、バウンス等で再利用することはできない。また、起動には除去したいパーマネントのマナ・コスト以上のマナが必要なので、大きいマナ・コストを持つパーマネントは除去しにくく、リアニメイトなどの、コストを踏み倒す手段を持つデッキに対しては弱い。もみ消し/Stifleや計略縛り/Trickbindなどの起動型能力を打ち消すカードにも弱く、実際に束縛/Bindは対策としてよく使用されていた。

いずれにせよ現在エターナルのコントロールデッキで広く使われ続けている。

• アーティファクト・土地はアーティファクトなので、これにより破壊される。「土地は破壊しない」のではなく、「土地であるかどうかは関係ない」ので、ただのアーティファクトでもアーティファクト・土地でも一緒である。逆に、ローウィンで追加されたパーマネントであるプレインズウォーカーを破壊する事はできない。
• ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Diskと同様再生は許してしまう。だが、緑と黒には再生能力を持つクリーチャーが多いため、これらと併用する事で優位に立てる事もある。そのため、これはあながちデメリットではない。
• テストプレイの段階ではマナ・コストは(2)(黒)(緑)であったが、最終段階での調整により今のマナ・コストになった。名誉回復/Vindicateやファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaもこの時の調整により同様に無色マナ1点が引き下げられている。WotCが土壇場での修正はトーナメントシーンに大きな揺さぶりをかけると言っているが、いずれにせよこの調整が無ければ今ほど使われることは無かっただろう。
• 黒系デッキにとって、同時期にトーナメントで黒メインのデッキをメタゲームの中心から引き摺り下ろしたたい肥/Compostへの貴重な対抗手段であった。
• イラストに描かれたフレイアリーズ/Freyaliseの虚ろな表情が印象的。
• 通称、ディード。

参考

• カード個別評価：アポカリプス - レア