パララクスの波/Parallax Wave
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− | パララクス[[エンチャント]]の[[白]]版。 | + | パララクス[[エンチャント]]の[[白]]版。[[消散カウンター]]を1個取り除くことで、一時的に[[クリーチャー]]1体を[[追放]]することができる。 |
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*[[理想主義の修道士/Monk Idealist]]や[[オーラ術師/Auramancer]]と組み合わせることで、使いまわすことが可能である。このギミックを使ったデッキとしては[[ブージャム]]などがある。 | *[[理想主義の修道士/Monk Idealist]]や[[オーラ術師/Auramancer]]と組み合わせることで、使いまわすことが可能である。このギミックを使ったデッキとしては[[ブージャム]]などがある。 | ||
− | *[[もみ消し/Stifle]] | + | *[[もみ消し/Stifle]]などで「[[戦場]]を離れたとき」の[[誘発型能力]]を[[打ち消す]]ことで、永久にクリーチャーを追放することが可能である(→[[テンポラリーソリューション]])。 |
− | * | + | *大抵の[[キッカー]]持ちクリーチャーの天敵。たとえキッカー・コストを[[支払う|支払って]][[唱える|唱えた]]としても、これで一時的にでも除去されると、戦場に戻るときにはそれはキッカー・コストが支払われていない状態で[[戦場に出る|戦場に出た]]ことになってしまう。例えば、[[カヴーのタイタン/Kavu Titan]]は単なる2/2になりさがり、[[スキジック/Skizzik]]は次の[[終了ステップ]]に[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げ]]なければいけない。 |
− | * | + | *[[変異]]クリーチャーも、これで一時的にでも除去されると、戦場に戻るときには表向きで戦場に戻るため、[[変異誘発型能力]]が使えなくなる。 |
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+ | 本来意図していない動きをしたため、2000年2月に[[エラッタ]]が出された。印刷時の[[テキスト]]は、追放(当時は「[[ゲームから取り除く]]」)[[能力]]の「パララクスの波が戦場に出ている場合」の一文と、戦場を離れた時の能力の「パララクスの波以外の」の一文が無かった。まず前者だが、この記述が無い場合クリーチャーを追放するのに[[対応して]]自身を除去すると、「戦場に戻してから追放する」ことになるので、クリーチャーは追放されたまま戻ってこなくなる。また、後者は[[オパール色の輝き/Opalescence]]との相互作用を考慮しての修正。自身がクリーチャーになるため、自分自身を取り除くことができてしまい、その結果、また[[カウンター (目印)|カウンター]]が5個乗った状態で戦場に戻ってくる。それに加えて上記のトリックを使えば、ほぼクリーチャーを恒久的に除去できてしまっていた。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:ネメシス]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ネメシス]] - [[レア]] | ||
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2009年8月6日 (木) 20:12時点における版
エンチャント
消散5(このエンチャントは、その上に消散(fade)カウンターが5個置かれた状態で戦場に出る。あなたのアップキープの開始時に、それから消散カウンターを1個取り除く。できない場合、それを生け贄に捧げる。)
パララクスの波から消散カウンターを1個取り除く:クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。
パララクスの波が戦場を離れたとき、各プレイヤーは、パララクスの波によって追放された、自分がオーナーであるカードを戦場に戻す。
パララクスエンチャントの白版。消散カウンターを1個取り除くことで、一時的にクリーチャー1体を追放することができる。
パララクス補充の根幹をなすカードであり、邪魔なクリーチャーをピンポイントで除去しておくことができる。神の怒り/Wrath of Godとは違い全体除去ではないので、リベリオンなどのウィニーにも組み込まれた。非常に用途が広く、ブロッカー排除、除去からクリーチャーを守る、戦闘の回避(かつては当て逃げも)、トークン除去、187クリーチャー再利用など、枚挙に暇がない。
- 理想主義の修道士/Monk Idealistやオーラ術師/Auramancerと組み合わせることで、使いまわすことが可能である。このギミックを使ったデッキとしてはブージャムなどがある。
- もみ消し/Stifleなどで「戦場を離れたとき」の誘発型能力を打ち消すことで、永久にクリーチャーを追放することが可能である(→テンポラリーソリューション)。
- 大抵のキッカー持ちクリーチャーの天敵。たとえキッカー・コストを支払って唱えたとしても、これで一時的にでも除去されると、戦場に戻るときにはそれはキッカー・コストが支払われていない状態で戦場に出たことになってしまう。例えば、カヴーのタイタン/Kavu Titanは単なる2/2になりさがり、スキジック/Skizzikは次の終了ステップに生け贄に捧げなければいけない。
- 変異クリーチャーも、これで一時的にでも除去されると、戦場に戻るときには表向きで戦場に戻るため、変異誘発型能力が使えなくなる。
エラッタ
本来意図していない動きをしたため、2000年2月にエラッタが出された。印刷時のテキストは、追放(当時は「ゲームから取り除く」)能力の「パララクスの波が戦場に出ている場合」の一文と、戦場を離れた時の能力の「パララクスの波以外の」の一文が無かった。まず前者だが、この記述が無い場合クリーチャーを追放するのに対応して自身を除去すると、「戦場に戻してから追放する」ことになるので、クリーチャーは追放されたまま戻ってこなくなる。また、後者はオパール色の輝き/Opalescenceとの相互作用を考慮しての修正。自身がクリーチャーになるため、自分自身を取り除くことができてしまい、その結果、またカウンターが5個乗った状態で戦場に戻ってくる。それに加えて上記のトリックを使えば、ほぼクリーチャーを恒久的に除去できてしまっていた。
現在はエラッタにより上記の記述が追加され、こういうプレイングをすると他のクリーチャーを追放する部分を失敗し、自分自身も戻ってこなくなるため、不可能になった。
関連カード
サイクル
ネメシスのパララクス・エンチャント・サイクル。いずれも消散5を持ち、消散カウンターを取り除くことで、自身が戦場にいる間、特定のオブジェクト1つを追放できる。
- パララクスの波/Parallax Wave
- パララクスの潮流/Parallax Tide
- パララクスのきずな/Parallax Nexus
本来の意図と異なる動作を防止するため、2000年2月にパワーレベル・エラッタが出されていたが、2009年10月のオラクル更新ですべて解除された。詳細はパララクスの波/Parallax Wave#パワーレベル・エラッタを参照。