タルキールへの侵攻/Invasion of Tarkir
提供:MTG Wiki
3行: | 3行: | ||
[[タルキール/Tarkir]]がテーマの[[バトル]]から[[変身する両面カード]]。[[第1面]]は[[手札]]から[[公開]]した[[ドラゴン]]・[[カード]]の数だけ[[ダメージ]]が上がる[[任意の対象]]への[[火力]]を放つ[[包囲戦]]、[[第2面]]は[[ドラゴン]]が[[攻撃]]するたび[[火力]]を放つ[[ドラゴン]]。 | [[タルキール/Tarkir]]がテーマの[[バトル]]から[[変身する両面カード]]。[[第1面]]は[[手札]]から[[公開]]した[[ドラゴン]]・[[カード]]の数だけ[[ダメージ]]が上がる[[任意の対象]]への[[火力]]を放つ[[包囲戦]]、[[第2面]]は[[ドラゴン]]が[[攻撃]]するたび[[火力]]を放つ[[ドラゴン]]。 | ||
− | + | ||
+ | [[第1面]]は最低でも2[[マナ]]で好きな[[対象]]に2点[[火力]]が保証されているため、いつ引いても腐ることはない。[[ドラゴン]]含む[[デッキ]]で運用すれば[[火力]]アップも望め、1枚[[公開]]するだけでも[[稲妻の一撃/Lightning Strike]]相当の働きをしてくれる。これ自身に[[ダメージ]]を飛ばすことは出来ないが、2枚目のこの[[カード]]で先に設置した1枚目に[[ダメージ]]を飛ばすことは出来るため、複数枚採用することで[[変身]]も視野に入れやすくなる。 | ||
+ | |||
+ | [[第2面]]は4/4[[飛行]]の高いスタッツに加え、強力な[[誘発型能力]]を有するため[[フィニッシャー]]として運用できる[[ドラゴン]]。[[タフネス]]2以下の[[クリーチャー]]を[[除去]]するのはもちろん、これ単体で計6点[[ダメージ]]を叩き出せるため2枚目を[[変身]]させることも容易である。[[果敢な雷口/Defiant Thundermaw]]が複数並んだ時の[[打点]]は極めて強力。[[能力]]がそれぞれで[[誘発]]するため、2体なら[[攻撃]]の度に2点[[ダメージ]]を4回、3体なら9回、4体なら16回も飛ばせる。2体並ぶだけでも本体による[[ダメージ]]と[[能力]]による[[ダメージ]]で計16点もの[[ダメージ]]を叩き出せるため、ほぼゲームエンド級である。 | ||
+ | |||
+ | 上手く[[変身]]までいければ、わずか2[[マナ]]で[[除去]]しつつ[[フィニッシャー]]を繰り出せるのでかなり強力。しかし一方で、強力な[[カード]]ではあるのだが、他に[[ドラゴン]]を採用していなかったり、[[変身]]をさせられなかったら、ただの[[ソーサリー・タイミング]]の2[[マナ]]2点[[火力]]に成り下がってしまう。[[変身]]条件も5点[[ダメージ]]が必要なので気楽に達成できるものとも言い難い。2枚目を引いたり、同[[セット]]には[[火山の悪意/Volcanic Spite]]という使いやすい3点[[火力]]があるため、[[変身]]自体はそこまで達成困難ではないが、手間をかけて[[変身]]しても[[果敢な雷口/Defiant Thundermaw]]には除去耐性がないことに注意が必要である。また[[果敢な雷口/Defiant Thundermaw]]は2[[マナ]]の[[クリーチャー]]として扱われるため、[[パイオニア]]や[[モダン]][[環境]]においては[[致命的な一押し/Fatal Push]]が活躍していることもこの[[カード]]にとっては向かい風。<br/> | ||
+ | [[バトル]]全般に言えることだが、相手の[[デッキ]]や状況をよく見て判断した上で、[[変身]]を目指すかどうかの見極めが求められる。残ればゲームエンド級の強力な[[クリーチャー]]であることは間違いないので、上手く活用したい。 | ||
+ | |||
*第1面の能力は[[再帰誘発型能力]]を含む。[[スタック]]に置く際に[[対象]]を選ぶことはなく、ドラゴンを公開したときに新たに能力が[[誘発]]し[[スタック]]に置く際に対象を選ぶ。[[プレイヤー]]は対象とダメージが何点かを知ってからそれに[[対応]]することができる。 | *第1面の能力は[[再帰誘発型能力]]を含む。[[スタック]]に置く際に[[対象]]を選ぶことはなく、ドラゴンを公開したときに新たに能力が[[誘発]]し[[スタック]]に置く際に対象を選ぶ。[[プレイヤー]]は対象とダメージが何点かを知ってからそれに[[対応]]することができる。 |
2023年4月26日 (水) 14:24時点における版
バトル — 包囲戦(Siege)
(包囲戦(Siege)1つが戦場に出るに際し、それを守る対戦相手1人を選ぶ。あなたや他のプレイヤーはそれを攻撃できる。それが倒されたとき、それを追放する。その後、それを変身させた状態で唱える。)
タルキールへの侵攻が戦場に出たとき、あなたの手札にある望む枚数のドラゴン(Dragon)・カードを公開する。そうしたとき、これでない1つを対象とする。タルキールへの侵攻はそれに、Xに2を足した点数のダメージを与える。Xは、これにより公開されたカードの枚数の等しい。(Xは0でもよい。)
Defiant Thundermaw / 果敢な雷口
〔赤〕 クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行、トランプル
あなたがコントロールしているドラゴン(Dragon)1体が攻撃するたび、1つを対象とする。そのドラゴンはそれに2点のダメージを与える。
タルキール/Tarkirがテーマのバトルから変身する両面カード。第1面は手札から公開したドラゴン・カードの数だけダメージが上がる任意の対象への火力を放つ包囲戦、第2面はドラゴンが攻撃するたび火力を放つドラゴン。
第1面は最低でも2マナで好きな対象に2点火力が保証されているため、いつ引いても腐ることはない。ドラゴン含むデッキで運用すれば火力アップも望め、1枚公開するだけでも稲妻の一撃/Lightning Strike相当の働きをしてくれる。これ自身にダメージを飛ばすことは出来ないが、2枚目のこのカードで先に設置した1枚目にダメージを飛ばすことは出来るため、複数枚採用することで変身も視野に入れやすくなる。
第2面は4/4飛行の高いスタッツに加え、強力な誘発型能力を有するためフィニッシャーとして運用できるドラゴン。タフネス2以下のクリーチャーを除去するのはもちろん、これ単体で計6点ダメージを叩き出せるため2枚目を変身させることも容易である。果敢な雷口/Defiant Thundermawが複数並んだ時の打点は極めて強力。能力がそれぞれで誘発するため、2体なら攻撃の度に2点ダメージを4回、3体なら9回、4体なら16回も飛ばせる。2体並ぶだけでも本体によるダメージと能力によるダメージで計16点ものダメージを叩き出せるため、ほぼゲームエンド級である。
上手く変身までいければ、わずか2マナで除去しつつフィニッシャーを繰り出せるのでかなり強力。しかし一方で、強力なカードではあるのだが、他にドラゴンを採用していなかったり、変身をさせられなかったら、ただのソーサリー・タイミングの2マナ2点火力に成り下がってしまう。変身条件も5点ダメージが必要なので気楽に達成できるものとも言い難い。2枚目を引いたり、同セットには火山の悪意/Volcanic Spiteという使いやすい3点火力があるため、変身自体はそこまで達成困難ではないが、手間をかけて変身しても果敢な雷口/Defiant Thundermawには除去耐性がないことに注意が必要である。また果敢な雷口/Defiant Thundermawは2マナのクリーチャーとして扱われるため、パイオニアやモダン環境においては致命的な一押し/Fatal Pushが活躍していることもこのカードにとっては向かい風。
バトル全般に言えることだが、相手のデッキや状況をよく見て判断した上で、変身を目指すかどうかの見極めが求められる。残ればゲームエンド級の強力なクリーチャーであることは間違いないので、上手く活用したい。
- 第1面の能力は再帰誘発型能力を含む。スタックに置く際に対象を選ぶことはなく、ドラゴンを公開したときに新たに能力が誘発しスタックに置く際に対象を選ぶ。プレイヤーは対象とダメージが何点かを知ってからそれに対応することができる。
- 注釈文にあるように「0枚のカードを公開する」ことを選んでもよい。そうしたなら、タルキールへの侵攻は2点のダメージを与える。
- 第1面の能力はタルキール龍紀伝のドラゴン・ボーナスを意識したものだろう。