Thought Lash

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(「ライブラリーが一瞬で吹き飛ぶ」「空と地上との殴り合い」の意図が伝わりづらいと思われたので。 差分を明確にするため改行なしで一旦)
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{{Gatherer|id=184582|イラスト}}もなにやらとんでもないが、[[効果]]もインパクトが強い。[[青]]にはやや稀少な、[[あなた|自分]]への[[ダメージ]]を[[軽減]]できる[[カード]]。[[ライブラリー]]の[[カード]]1枚につきダメージ1点の盾とすることができるが、[[累加アップキープ]]の[[コスト]]と合わせてライブラリーがものすごい勢いで削れていき、累加アップキープを[[支払う|支払わ]]なければライブラリーが一瞬で吹き飛ぶ。持久戦向けの効果と持久戦に厳しいデメリットが噛み合わず、当時の[[構築]]で普通の[[デッキ]]に入ることは無かった。しかし、それはデッキの枚数が60枚という前提での話。[[機知の戦い/Battle of Wits]]による[[バベル]]デッキ登場前に、[[タワーデッキ]]を成立させた。
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{{Gatherer|id=184582|イラスト}}もなにやらとんでもないが、[[効果]]もインパクトが強い。[[青]]にはやや稀少な、[[あなた|自分]]への[[ダメージ]]を[[軽減]]できる[[カード]]。[[ライブラリー]]の[[カード]]1枚につきダメージ1点の[[盾]]とすることができるが、[[累加アップキープ]]の[[コスト]]と合わせてライブラリーがものすごい勢いで[[削る|削れ]]ていく。かといって累加アップキープを[[支払う|支払わ]]なければライブラリーを一瞬で吹き飛ばすという[[能力]]も持っているため、ほどほどに留めておくような使い方も難しい。持久戦向けの効果と持久戦に厳しい[[デメリット]]が噛み合わず、当時の[[構築]]で普通の[[デッキ]]に入ることは無かった。しかし、それは[[デッキ]]の枚数が60枚という前提での話。まだ[[機知の戦い/Battle of Wits]]による[[バベル]]デッキも登場していないような時期に、先駆けて[[タワーデッキ]]を成立させた。
  
 
[[エターナル]]ではバベルで[[ウィニー]]への対策カードとして使用されたり、[[研究室の偏執狂/Laboratory Maniac]]や[[タッサの神託者/Thassa's Oracle]]といった、自分のライブラリーが0やそれに近いと勝てるカードと一緒に使われたりすることも多い。
 
[[エターナル]]ではバベルで[[ウィニー]]への対策カードとして使用されたり、[[研究室の偏執狂/Laboratory Maniac]]や[[タッサの神託者/Thassa's Oracle]]といった、自分のライブラリーが0やそれに近いと勝てるカードと一緒に使われたりすることも多い。
  
また、普通の60枚デッキでも緊迫したダメージレースでは役に立つ。[[フライヤー|空]][[地上クリーチャー|地上]]との殴り合いでは、大抵前者が不利になるが、[[マナ]]も必要とせず大量のダメージを軽減できるこれは、不利をひっくり返し決定打にもなる。[[リミテッド]]でも役に立つが、ライブラリーは[[構築]]よりも枚数が少ないことが多く、出すタイミングには極力注意すること。決め損なうと途端にピンチになる。
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また、普通の60枚デッキでも緊迫した[[ダメージレース]]では役に立つ。青の得意とする[[フライヤー]][[地上クリーチャー]]と比較すると[[打点]]で劣りがちだが、[[マナ]]も必要とせず大量のダメージを軽減できるこれは、不利をひっくり返し決定打にもなる。[[リミテッド]]でも役に立つが、[[構築]]よりもライブラリーの枚数が少ないことが多く、出すタイミングには極力注意すること。決め損なうと途端にピンチになる。
  
*[[メルカディアン・マスクス]]で調整版とも言える[[崩れゆく聖域/Crumbling Sanctuary]]が出た。こちらは維持費も無く、非常にすっきりとしたものになっている。
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*[[メルカディアン・マスクス]]で調整版とも言える[[崩れゆく聖域/Crumbling Sanctuary]]が出た。こちらは維持費もなく、非常にすっきりとしたものになっている。
  
 
==オラクルの変遷==
 
==オラクルの変遷==
 
[[アライアンス]]初出時の[[累加アップキープ]]を[[支払う|支払]]わなかった場合の[[ペナルティ能力|ペナルティ]]は1つの[[誘発型能力]]ではなく、累加アップキープの中に含まれていた。
 
[[アライアンス]]初出時の[[累加アップキープ]]を[[支払う|支払]]わなかった場合の[[ペナルティ能力|ペナルティ]]は1つの[[誘発型能力]]ではなく、累加アップキープの中に含まれていた。
  
2007年4月の[[オラクル]]更新で、累加アップキープを支払わなかった場合のペナルティが誘発型能力として独立した。この時の能力は「Thought Lashの累加アップキープが支払われなかったとき、'''あなた'''のライブラリーのカードをすべて[[追放]]する。」というものであった。
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[[2007年]]4月の[[オラクル]]更新で、累加アップキープを支払わなかった場合のペナルティが誘発型能力として独立した。この時の能力は「Thought Lashの累加アップキープが支払われなかったとき、'''あなた'''のライブラリーのカードをすべて[[追放]]する。」というものであった。
  
この能力では、累加アップキープの支払いを要求されたプレイヤーに関係なく、あなた(=Thought Lashの[[コントローラー]])のライブラリーが空になるため、累加アップキープに[[対応して]]のThought Lashの[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を他のプレイヤーに移すことで、そのプレイヤーのコントロールでこの能力を[[誘発]]させ、ライブラリーを空にさせることができた。[[寄付/Donate]]は[[ソーサリー]]であったため、変更当初はほとんど知られていなかったが、[[統率者 (カードセット)|統率者]]で、単体かつ[[インスタント・タイミング]]でコントロール譲渡が可能な[[寛大なるゼドルー/Zedruu the Greathearted]]が登場したことにより、この挙動が注目されるようになった。
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この能力では、累加アップキープの支払いを要求されたプレイヤーに関係なく、あなた(=Thought Lashの[[コントローラー]])のライブラリーが空になるため、累加アップキープに[[対応して]]のThought Lashの[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を他のプレイヤーに移すことで、そのプレイヤーのコントロールでこの能力を[[誘発]]させ、ライブラリーを空にさせることができた。[[寄付/Donate]]は[[ソーサリー]]であったため、変更当初はほとんど知られていなかったが、[[統率者 (カードセット)|統率者]]([[2011年]]版)で、単体かつ[[インスタント・タイミング]]でコントロール譲渡が可能な[[寛大なるゼドルー/Zedruu the Greathearted]]が登場したことにより、この挙動が注目されるようになった。
  
 
ペナルティは累加アップキープの支払いを要求されたプレイヤーであるべきことから、2011年9月のオラクル更新で「'''いずれかのプレイヤーが'''Thought Lashの累加アップキープを支払わなかったとき、'''そのプレイヤー'''は自分のライブラリーのカードをすべて追放する。」に変更された。
 
ペナルティは累加アップキープの支払いを要求されたプレイヤーであるべきことから、2011年9月のオラクル更新で「'''いずれかのプレイヤーが'''Thought Lashの累加アップキープを支払わなかったとき、'''そのプレイヤー'''は自分のライブラリーのカードをすべて追放する。」に変更された。

2022年4月14日 (木) 14:12時点における版


Thought Lash (2)(青)(青)
エンチャント

累加アップキープ ― あなたのライブラリーの一番上のカード1枚を追放する。(あなたのアップキープの開始時に、このパーマネントの上に経年(age)カウンターを1個置く。その後あなたがこの上に置かれている経年カウンター1個につきアップキープ・コストを1回支払わないかぎり、それを生け贄に捧げる。)
プレイヤー1人がThought Lashの累加アップキープを支払わなかったとき、そのプレイヤーのライブラリーのカードをすべて追放する。
あなたのライブラリーの一番上のカード1枚を追放する:このターン、あなたに与えられる次のダメージを1点軽減する。


イラストもなにやらとんでもないが、効果もインパクトが強い。にはやや稀少な、自分へのダメージ軽減できるカードライブラリーカード1枚につきダメージ1点のとすることができるが、累加アップキープコストと合わせてライブラリーがものすごい勢いで削れていく。かといって累加アップキープを支払わなければライブラリーを一瞬で吹き飛ばすという能力も持っているため、ほどほどに留めておくような使い方も難しい。持久戦向けの効果と持久戦に厳しいデメリットが噛み合わず、当時の構築で普通のデッキに入ることは無かった。しかし、それはデッキの枚数が60枚という前提での話。まだ機知の戦い/Battle of Witsによるバベルデッキも登場していないような時期に、先駆けてタワーデッキを成立させた。

エターナルではバベルでウィニーへの対策カードとして使用されたり、研究室の偏執狂/Laboratory Maniacタッサの神託者/Thassa's Oracleといった、自分のライブラリーが0やそれに近いと勝てるカードと一緒に使われたりすることも多い。

また、普通の60枚デッキでも緊迫したダメージレースでは役に立つ。青の得意とするフライヤー地上クリーチャーと比較すると打点で劣りがちだが、マナも必要とせず大量のダメージを軽減できるこれは、不利をひっくり返し決定打にもなる。リミテッドでも役に立つが、構築よりもライブラリーの枚数が少ないことが多く、出すタイミングには極力注意すること。決め損なうと途端にピンチになる。

オラクルの変遷

アライアンス初出時の累加アップキープ支払わなかった場合のペナルティは1つの誘発型能力ではなく、累加アップキープの中に含まれていた。

2007年4月のオラクル更新で、累加アップキープを支払わなかった場合のペナルティが誘発型能力として独立した。この時の能力は「Thought Lashの累加アップキープが支払われなかったとき、あなたのライブラリーのカードをすべて追放する。」というものであった。

この能力では、累加アップキープの支払いを要求されたプレイヤーに関係なく、あなた(=Thought Lashのコントローラー)のライブラリーが空になるため、累加アップキープに対応してのThought Lashのコントロールを他のプレイヤーに移すことで、そのプレイヤーのコントロールでこの能力を誘発させ、ライブラリーを空にさせることができた。寄付/Donateソーサリーであったため、変更当初はほとんど知られていなかったが、統率者2011年版)で、単体かつインスタント・タイミングでコントロール譲渡が可能な寛大なるゼドルー/Zedruu the Greatheartedが登場したことにより、この挙動が注目されるようになった。

ペナルティは累加アップキープの支払いを要求されたプレイヤーであるべきことから、2011年9月のオラクル更新で「いずれかのプレイヤーがThought Lashの累加アップキープを支払わなかったとき、そのプレイヤーは自分のライブラリーのカードをすべて追放する。」に変更された。

参考

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