督励
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**督励することは誘発型能力の効果では無いことに注意。誘発型能力が[[不許可/Disallow]]などで打ち消された場合でも、督励したクリーチャーは次のアンタップ・ステップでアンタップしない。 | **督励することは誘発型能力の効果では無いことに注意。誘発型能力が[[不許可/Disallow]]などで打ち消された場合でも、督励したクリーチャーは次のアンタップ・ステップでアンタップしない。 | ||
*効果が指示していない限り、あなたはクリーチャーを自由に督励することはできない。[[判断麻痺/Decision Paralysis]]のような督励と同じような[[アンタップ制限]]効果は、そのクリーチャーを督励するわけではない。 | *効果が指示していない限り、あなたはクリーチャーを自由に督励することはできない。[[判断麻痺/Decision Paralysis]]のような督励と同じような[[アンタップ制限]]効果は、そのクリーチャーを督励するわけではない。 | ||
− | * | + | *あなたの次のアンタップ・ステップ中に、督励されたクリーチャーがすでにアンタップされている(たとえば、それが警戒を持っていた、何らかの効果によってアンタップされていたなどの)場合は、それがアンタップしないという督励の効果は何もせずに消滅する。(改めてタップさせられることはない) |
* あなたが、ターン終了時まで他のプレイヤーのクリーチャーの[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を得て、それを督励したなら、それはそのプレイヤーのアンタップ・ステップ中にアンタップする。 | * あなたが、ターン終了時まで他のプレイヤーのクリーチャーの[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を得て、それを督励したなら、それはそのプレイヤーのアンタップ・ステップ中にアンタップする。 | ||
2017年5月4日 (木) 19:29時点における版
督励(とくれい)/Exertは、キーワード処理の1つ。
Glorybringer / 栄光をもたらすもの (3)(赤)(赤)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
クリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行、速攻
栄光をもたらすものが攻撃するに際し、あなたはこれを督励してもよい。そうしたとき、対戦相手がコントロールするドラゴン(Dragon)でないクリーチャー1体を対象とする。これはそれに4点のダメージを与える。(督励されたクリーチャーは、あなたの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。)
Battlefield Scavenger / 戦場のゴミあさり (1)(赤)
クリーチャー — ジャッカル(Jackal) ならず者(Rogue)
クリーチャー — ジャッカル(Jackal) ならず者(Rogue)
戦場のゴミあさりが攻撃するに際し、あなたはこれを督励してもよい。(これはあなたの次のアンタップ・ステップにアンタップしない。)
あなたがクリーチャーを1体督励するたび、あなたはカード1枚を捨ててもよい。そうしたなら、カードを1枚引く。
定義
パーマネントを「督励する/Exert」とは、「それは、あなたの次のアンタップ・ステップにアンタップしない」を選ぶことである。
タップされていないパーマネントや、あるターンにすでに督励されているパーマネントでも督励できる。あなたが、あなたの次のアンタップ・ステップになる前にパーマネント1つを複数回督励したなら、それがアンタップしないという各効果はすべて同一のアンタップ・ステップ中に消滅する。
解説
アモンケットで登場したキーワード処理。神々の試練に挑む修練者達が限界を超えた力を発揮するメカニズム。
アモンケットに収録されている督励を行うカードは一部を除き「攻撃するに際し、あなたはこれを督励してもよい。そうしたとき、~」という誘発型能力と関連した常在型能力を持つ(CR:603.11)。戦場のゴミあさり/Battlefield Scavengerや信念の双子/Trueheart Twinsは自身を含むクリーチャーが督励したときに誘発する能力を持つ。
ルール
- 「攻撃するに際し、あなたはこれを督励してもよい。」は、攻撃クリーチャー指定ステップで攻撃クリーチャーを指定する際にそのクリーチャーを督励するかを選択する。指定の後に選択することはできない。
- 督励を行うことと、攻撃の結果としてクリーチャーをタップすることは無関係である。警戒を持っているクリーチャーを督励してもよい。
- 攻撃している状態で戦場に出るクリーチャーを督励することはできない。
- 「攻撃するに際し、あなたはこれを督励してもよい。そうしたとき、~」と書かれた誘発型能力は、攻撃クリーチャーの指定が終わりプレイヤーが優先権を得る際にスタックに置かれ解決を待つ。
- 誘発型能力の適正な対象をとれない場合でも、あなたはクリーチャーを督励してもよい。適正な対象をとれない誘発型能力はスタックから取り除かれる。
- 督励することは誘発型能力の効果では無いことに注意。誘発型能力が不許可/Disallowなどで打ち消された場合でも、督励したクリーチャーは次のアンタップ・ステップでアンタップしない。
- 効果が指示していない限り、あなたはクリーチャーを自由に督励することはできない。判断麻痺/Decision Paralysisのような督励と同じようなアンタップ制限効果は、そのクリーチャーを督励するわけではない。
- あなたの次のアンタップ・ステップ中に、督励されたクリーチャーがすでにアンタップされている(たとえば、それが警戒を持っていた、何らかの効果によってアンタップされていたなどの)場合は、それがアンタップしないという督励の効果は何もせずに消滅する。(改めてタップさせられることはない)
- あなたが、ターン終了時まで他のプレイヤーのクリーチャーのコントロールを得て、それを督励したなら、それはそのプレイヤーのアンタップ・ステップ中にアンタップする。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 7 その他のルール
- 701 キーワード処理
- 701.39 督励する/Exert
- 701.39a パーマネントを督励するとは、「それは、あなたの次のアンタップ・ステップにアンタップしない」を選ぶことである。
- 701.39b タップされていないパーマネントや、あるターンにすでに督励されているパーマネントも督励できる。あなたが、あなたの次のアンタップ・ステップ になる前にパーマネント1つを複数回督励したなら、それがアンタップしないという各効果はすべて同一のアンタップ・ステップ中に消滅する。
- 701.39c 戦場 にないオブジェクトを督励することはできない。
- 701.39d 「[[[名前]]]が攻撃するに際し、あなたはこれを督励してもよい。」は攻撃時の選択的コストである(rule 508.1g 参照)。この常在型能力を持つオブジェクトの中には、同じ段落に書かれた「そうしたとき/when you do」に誘発する誘発型能力を持つものがある。これらの能力は関連している(rule 607.2h 参照)。
- 701.39 督励する/Exert
- 701 キーワード処理