アラクナスの紡ぎ手/Arachnus Spinner
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− | + | 能力を活かすには[[デッキ]]を組む段階でアラクナスの蜘蛛の巣をたくさん入れないといけないことや、[[構築]]においては[[4枚制限ルール]]によって基本的に同時に最大4体のクリーチャーしか動きを封じることはできないことには注意。 | |
− | + | [[リミテッド]]では高性能の[[シングルシンボル]]の[[ファッティ]]であり強力。アラクナスの蜘蛛の巣を入手できればなお強力だが、手に入らない場合でも[[起動型能力]]は使えるので、[[幻影のドラゴン/Phantasmal Dragon]]や[[氷の牢獄/Ice Cage]]を[[対象]]に取って消したり、何らかの効果でライブラリーの上に溜まった不要なカードをライブラリーを[[切り直す]]ことで[[引く|引か]]ずに済ます、などのテクニックがあるため無駄にはならない。 | |
+ | *[[起動コスト]]に[[タップ・シンボル]]を含まないので、[[召喚酔い]]の影響を受けずに使える。 | ||
+ | *蜘蛛をタップするだけで[[エンチャント]]を繰り返し[[戦場に出す]]ことができることに着目すれば、例えば[[オーランカー]]のような、なんらかの[[コンボ]]のパーツとして使えそうでもある。ただし本体の[[マナ・コスト]]の[[重い|重さ]]と蜘蛛を大量に用意しないといけない点がネック。 | ||
+ | **残念ながら、[[基本セット2012]]に同時に収録された[[メサの女魔術師/Mesa Enchantress]]の能力の[[誘発条件]]は「エンチャント[[呪文]]を[[唱える]]たび」なのでコンボにはならない。 | ||
+ | *[[エンチャント]]や[[オーラ]]の操作能力は本来[[緑]]が得意とするものではないが、蜘蛛のモンスターが獲物に糸を吐き自由を奪う様子をうまく再現できている。近年の[[基本セット]]らしく、[[色の役割]]に固執しすぎずにフレーバーを意識したデザインである。 | ||
*[[下位互換]]に[[巨森を喰らうもの/Vastwood Gorger]]がある。そちらは、同じセット内で[[コモン]]と入手しやすい。 | *[[下位互換]]に[[巨森を喰らうもの/Vastwood Gorger]]がある。そちらは、同じセット内で[[コモン]]と入手しやすい。 | ||
+ | *[[モダンマスターズ2017]] にて[[アンコモン]]になって[[再録]]。アラクナスの蜘蛛の巣も同時に再録されており、リミテッドで併用しやすくなった。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
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==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:基本セット2012]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:基本セット2012]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ダブルマスターズ2022]] - [[アンコモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:モダンマスターズ2017]] - [[アンコモン]] |
2022年6月30日 (木) 03:21時点における最新版
Arachnus Spinner / アラクナスの紡ぎ手 (5)(緑)
クリーチャー — 蜘蛛(Spider)
クリーチャー — 蜘蛛(Spider)
到達
あなたがコントロールする蜘蛛(Spider)を1体タップする:クリーチャー1体を対象とする。あなたの墓地やライブラリーから《アラクナスの蜘蛛の巣/Arachnus Web》という名前のカードを1枚探し、それを戦場に出してそのクリーチャーにつける。あなたがこれによりあなたのライブラリーからカードを探したなら、ライブラリーを切り直す。
大型の蜘蛛。お馴染みの蜘蛛能力(到達)に加えて、蜘蛛をタップすることで糸を吐く(アラクナスの蜘蛛の巣/Arachnus Webをサーチする)能力を持つ。
蜘蛛の中では巨体の蜘蛛/Goliath Spiderに次ぐサイズで、6/5までのクリーチャーなら自身でブロックして討ち取り、小物やシステムクリーチャーはアラクナスの蜘蛛の巣で抑え込むことができる。自身だけでなく、他の蜘蛛も起動コストに充てることができるため、アラクナスの蜘蛛の巣が墓地やライブラリーにある限り、クリーチャーに対するコントロール力は高いと言えるだろう。
能力を活かすにはデッキを組む段階でアラクナスの蜘蛛の巣をたくさん入れないといけないことや、構築においては4枚制限ルールによって基本的に同時に最大4体のクリーチャーしか動きを封じることはできないことには注意。
リミテッドでは高性能のシングルシンボルのファッティであり強力。アラクナスの蜘蛛の巣を入手できればなお強力だが、手に入らない場合でも起動型能力は使えるので、幻影のドラゴン/Phantasmal Dragonや氷の牢獄/Ice Cageを対象に取って消したり、何らかの効果でライブラリーの上に溜まった不要なカードをライブラリーを切り直すことで引かずに済ます、などのテクニックがあるため無駄にはならない。
- 起動コストにタップ・シンボルを含まないので、召喚酔いの影響を受けずに使える。
- 蜘蛛をタップするだけでエンチャントを繰り返し戦場に出すことができることに着目すれば、例えばオーランカーのような、なんらかのコンボのパーツとして使えそうでもある。ただし本体のマナ・コストの重さと蜘蛛を大量に用意しないといけない点がネック。
- 残念ながら、基本セット2012に同時に収録されたメサの女魔術師/Mesa Enchantressの能力の誘発条件は「エンチャント呪文を唱えるたび」なのでコンボにはならない。
- エンチャントやオーラの操作能力は本来緑が得意とするものではないが、蜘蛛のモンスターが獲物に糸を吐き自由を奪う様子をうまく再現できている。近年の基本セットらしく、色の役割に固執しすぎずにフレーバーを意識したデザインである。
- 下位互換に巨森を喰らうもの/Vastwood Gorgerがある。そちらは、同じセット内でコモンと入手しやすい。
- モダンマスターズ2017 にてアンコモンになって再録。アラクナスの蜘蛛の巣も同時に再録されており、リミテッドで併用しやすくなった。