兆候
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*リリースノートでは4つ目の能力に「その後、それの上に時間カウンターがないなら、それは兆候を失う。 」が含まれていると書かれているが、[[総合ルール]]ではその記述は存在しない。兆候コストを支払って唱えられていたパーマネントの上に再度時間カウンターが置かれたら、それは再びクリーチャーでなくなる。 | *リリースノートでは4つ目の能力に「その後、それの上に時間カウンターがないなら、それは兆候を失う。 」が含まれていると書かれているが、[[総合ルール]]ではその記述は存在しない。兆候コストを支払って唱えられていたパーマネントの上に再度時間カウンターが置かれたら、それは再びクリーチャーでなくなる。 | ||
**兆候コストを支払って唱えられていないなら、兆候を持つパーマネントの上に時間カウンターが置かれても何も起きず、終了ステップでカウンターが取り除かれることもない。 | **兆候コストを支払って唱えられていないなら、兆候を持つパーマネントの上に時間カウンターが置かれても何も起きず、終了ステップでカウンターが取り除かれることもない。 | ||
+ | *時間カウンターがなくなったとき、単に[[カード・タイプ]]が変化するだけで、戦場に出し直すわけではない。ETB能力は誘発しないし、[[召喚酔い]]も通常のルールに従う([[召喚酔い#クリーチャーでないパーマネントがクリーチャーになった時]])。 | ||
+ | **カード・タイプの変化に伴う相互作用等については、[[神 (テーロス・ブロック)#ルール]]の項も参照のこと。 | ||
==参考== | ==参考== |
2024年10月15日 (火) 20:29時点における最新版
兆候/Impending | |
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種別 | 常在型能力 誘発型能力 |
登場セット | ダスクモーン:戦慄の館 |
CR | CR:- |
兆候/Impendingは、キーワード能力の1つ。これを持つ呪文がスタックにある間に働く常在型能力と、戦場で機能する常在型能力と誘発型能力からなる。
Overlord of the Boilerbilges / ボイラービルジの大主 (4)(赤)(赤)
クリーチャー エンチャント — アバター(Avatar) ホラー(Horror)
クリーチャー エンチャント — アバター(Avatar) ホラー(Horror)
兆候4 ― (2)(赤)(赤)(兆候コストでこの呪文を唱えたなら、これは時間(time)カウンター4個が置かれた状態で戦場に出て、最後の時間カウンターが取り除かれるまで、これはクリーチャーではない。あなたの終了ステップの開始時に、これの上から時間カウンター1個を取り除く。)
ボイラービルジの大主が戦場に出るか攻撃するたび、1つを対象とする。これはそれに4点のダメージを与える。
[編集] 定義
兆候N ─[コスト]/ImpendingN - [cost]は次の4つの能力を意味する。
- あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、コストを支払うことを選んでもよい。
- あなたがこの呪文の兆候コストを支払うことを選んだなら、それは時間カウンターN個が置かれた状態で戦場に出る。
- このパーマネントの上に時間カウンターが置かれ続けているかぎり、それが兆候コストで唱えられていた場合、それはクリーチャーではない。
- あなたの終了ステップの開始時に、このパーマネントがその兆候コストで唱えられていた場合、その上から時間カウンター1個を取り除く。
[編集] 解説
ホラー映画において、怪異がその姿を表す前に何らかの兆候を示すことを表したメカニズム。「戦場で待つ待機」といった趣の能力であり、非クリーチャー状態の待ち時間が設けられている分、本来のマナ・コストより軽く唱えることができる。
ダスクモーン:戦慄の館では神話レアのホラー・アバター・クリーチャー・エンチャントのサイクル5枚のみが持つ。これらは戦場に出るか攻撃するたびに誘発する誘発型能力を持ち、兆候コストで唱えてもETB能力を利用できるデザインとなっている。
[編集] ルール
- 兆候コストを支払って唱えることは代替コストのルールに従う。兆候コストを支払ってもそれは戦場に出るまではクリーチャー・エンチャント呪文であり、またそれのマナ総量は通常唱える場合と変わることはない。
- スタック上の兆候コストを支払って唱えた呪文がコピーされたなら、コピーも兆候コストを支払われたことになり、時間カウンターを置いて戦場に出てクリーチャーではない。
- 戦場に存在している「兆候コストを支払って唱えられたパーマネント」がコピーされるなら、兆候コストが支払われたかはコピー可能な値では無いのでそのコピーは時間カウンターは置かれずクリーチャー・エンチャントである。
- リリースノートでは4つ目の能力に「その後、それの上に時間カウンターがないなら、それは兆候を失う。 」が含まれていると書かれているが、総合ルールではその記述は存在しない。兆候コストを支払って唱えられていたパーマネントの上に再度時間カウンターが置かれたら、それは再びクリーチャーでなくなる。
- 兆候コストを支払って唱えられていないなら、兆候を持つパーマネントの上に時間カウンターが置かれても何も起きず、終了ステップでカウンターが取り除かれることもない。
- 時間カウンターがなくなったとき、単にカード・タイプが変化するだけで、戦場に出し直すわけではない。ETB能力は誘発しないし、召喚酔いも通常のルールに従う(召喚酔い#クリーチャーでないパーマネントがクリーチャーになった時)。
- カード・タイプの変化に伴う相互作用等については、神 (テーロス・ブロック)#ルールの項も参照のこと。
[編集] 参考
- 『ダスクモーン:戦慄の館』のメカニズム(Daily MTG 2024年8月31日)
- Duskmourn: House of Horror Release Notes/『ダスクモーン:戦慄の館』リリースノート(Daily MTG 2024年9月13日)
- 「兆候」でテキスト検索
- キーワード能力
- ルーリング
[編集] 引用:総合ルール
- 702.175. Impending
- 702.175a Impending is a keyword that represents four abilities. The first and second are static abilities that function while the spell with impending is on the stack. The third is a static ability that functions on the battlefield. The fourth is a triggered ability that functions on the battlefield. “Impending N—[cost]” means “You may choose to pay [cost] rather than pay this spell’s mana cost,” “If you chose to pay this spell’s impending cost, it enters with N time counters on it,” “As long as this permanent has a time counter on it, if it was cast for its impending cost, it’s not a creature,” and “At the beginning of your end step, if this permanent was cast for its impending cost and there is at least one time counter on it, remove a time counter from it.” Casting a spell for its impending cost follows the rules for paying alternative costs in rules 601.2b and 601.2f–h.