毒性
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− | '''毒性'''/''Toxic''は毒性N/Toxic | + | '''毒性'''/''Toxic''は毒性N/Toxic Nの形で表記され、クリーチャー1体の持つNの値をすべて足したものを'''毒性の値の合計'''''/Total Toxic Value''と呼ぶ。 |
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==解説== | ==解説== | ||
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[[ファイレクシア:完全なる統一]]では[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]による汚染を表現した能力となっており、これを持つクリーチャーはすべて[[ファイレクシアン]]である。色の上では[[赤]]以外の各色が持ち、赤には逆に対策カードとして[[呪い金の斬撃/Hexgold Slash]]が存在する。ただし、[[多色]]を含めれば全色に存在している。毒性の値については、[[緑]]は大きいが[[白]]は毒性1のクリーチャーしか存在せず、代わりにファイレクシアン・[[ダニ]]・[[トークン]]などで数を揃えやすいようになっている。[[黒]]は緑と白の中間に位置付けられている<ref name="mm_20230123">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/phyrexia-all-will-be-one-direction-part-2 Phyrexia: All Will Be One Direction, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036633/ 『ファイレクシア:完全なる統一』方的な話 その2](Making Magic [[2023年]]1月23日 Mark Rosewater著)</ref>。 | [[ファイレクシア:完全なる統一]]では[[新ファイレクシア/New Phyrexia]]による汚染を表現した能力となっており、これを持つクリーチャーはすべて[[ファイレクシアン]]である。色の上では[[赤]]以外の各色が持ち、赤には逆に対策カードとして[[呪い金の斬撃/Hexgold Slash]]が存在する。ただし、[[多色]]を含めれば全色に存在している。毒性の値については、[[緑]]は大きいが[[白]]は毒性1のクリーチャーしか存在せず、代わりにファイレクシアン・[[ダニ]]・[[トークン]]などで数を揃えやすいようになっている。[[黒]]は緑と白の中間に位置付けられている<ref name="mm_20230123">[https://magic.wizards.com/en/news/making-magic/phyrexia-all-will-be-one-direction-part-2 Phyrexia: All Will Be One Direction, Part 2]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0036633/ 『ファイレクシア:完全なる統一』方的な話 その2](Making Magic [[2023年]]1月23日 Mark Rosewater著)</ref>。 | ||
− | *[[ファイレクシア:完全なる統一]]時点の毒性の最大値は[[捕食の聖騎士/Paladin of Predation]]の毒性6。 | + | *[[ファイレクシア:完全なる統一]]時点の毒性の最大値は[[完全化記念碑/Monument to Perfection]]の毒性9。最初から毒性を持つカードに限れば[[捕食の聖騎士/Paladin of Predation]]の毒性6。 |
==ルール== | ==ルール== | ||
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*毒カウンターを与える効果は[[スタック]]を用いず処理される。 | *毒カウンターを与える効果は[[スタック]]を用いず処理される。 | ||
*毒性を持つ[[発生源]]であっても、戦闘ダメージ以外の[[ダメージ]]には効果が適用されない。 | *毒性を持つ[[発生源]]であっても、戦闘ダメージ以外の[[ダメージ]]には効果が適用されない。 | ||
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*[[巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider]]などのプレイヤーに置かれる[[カウンター (目印)|カウンター]]の数を変化させる置換効果を受けた場合は、与える毒カウンターの数が変化する。 | *[[巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raider]]などのプレイヤーに置かれる[[カウンター (目印)|カウンター]]の数を変化させる置換効果を受けた場合は、与える毒カウンターの数が変化する。 |
2024年7月20日 (土) 21:28時点における最新版
毒性/Toxicとは、ファイレクシア:完全なる統一およびファイレクシア:完全なる統一統率者デッキで登場したキーワード能力。クリーチャーがプレイヤーに与える戦闘ダメージに追加効果を付与する常在型能力である。
毒性/Toxic | |
---|---|
種別 | 常在型能力 |
登場セット | ファイレクシア:完全なる統一 ファイレクシア:完全なる統一統率者デッキ ブルームバロウ統率者デッキ |
CR | CR:702.164 |
クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) クレリック(Cleric)
毒性2
(2)(緑):ターン終了時まで、あなたがコントロールしていて毒性を持ちこれでない各クリーチャーはそれぞれ毒性1を得る。毎ターン1回しか起動できない。(毒性を持つクリーチャから戦闘ダメージを受けたプレイヤーは、そのクリーチャーの毒性の値の合計に等しい個数の毒(poison)カウンターを得る。)
目次 |
[編集] 定義
毒性/Toxicは毒性N/Toxic Nの形で表記され、クリーチャー1体の持つNの値をすべて足したものを毒性の値の合計/Total Toxic Valueと呼ぶ。
毒性を持つクリーチャーがプレイヤーに与えた戦闘ダメージは、他の結果に加え、そのクリーチャーのコントローラーから、そのダメージを受けたプレイヤーにそのクリーチャーの毒性の値の合計に等しい個数の毒カウンターを置かせる。
[編集] 解説
本来の戦闘ダメージとは別に固定値の毒カウンターも与える能力である。
有毒とほぼ同じ働きをするが、あちらが戦闘ダメージを与えるたび誘発する誘発型能力であったのに対し、こちらは戦闘ダメージを与えると同時に処理される。言うならば魂の絆能力と絆魂のような関係性である。
ファイレクシア:完全なる統一では新ファイレクシア/New Phyrexiaによる汚染を表現した能力となっており、これを持つクリーチャーはすべてファイレクシアンである。色の上では赤以外の各色が持ち、赤には逆に対策カードとして呪い金の斬撃/Hexgold Slashが存在する。ただし、多色を含めれば全色に存在している。毒性の値については、緑は大きいが白は毒性1のクリーチャーしか存在せず、代わりにファイレクシアン・ダニ・トークンなどで数を揃えやすいようになっている。黒は緑と白の中間に位置付けられている[1]。
- ファイレクシア:完全なる統一時点の毒性の最大値は完全化記念碑/Monument to Perfectionの毒性9。最初から毒性を持つカードに限れば捕食の聖騎士/Paladin of Predationの毒性6。
[編集] ルール
毒カウンターそのものについてのルールは毒カウンター#ルールを参照。
- 毒カウンターを与える効果はスタックを用いず処理される。
- 毒性を持つ発生源であっても、戦闘ダメージ以外のダメージには効果が適用されない。
- 毒性を持つ発生源1つが、一度の戦闘ダメージで与える毒カウンターの量はダメージの大きさに関わらず一定である。
- パーマネントに与えるダメージには影響を及ぼさない。
- ラースの灼熱洞/Furnace of Rathなどのダメージの数値を変化させる置換効果の影響下においても、与える毒カウンターの数は変化しない。
- 巨怪な略奪者、ヴォリンクレックス/Vorinclex, Monstrous Raiderなどのプレイヤーに置かれるカウンターの数を変化させる置換効果を受けた場合は、与える毒カウンターの数が変化する。
[編集] 開発秘話
毒カウンターはプレイヤーが新ファイレクシア/New Phyrexiaに期待する重要な要素であると開発部は予測しており、ファイレクシア:完全なる統一の最初のデザインでは感染が再登場していた。しかし、感染はライフによる勝利と毒による勝利に断絶を生み出しており、また開発部からもプレイヤーからも賛否両論のメカニズムであった。
そこで、Ari Niehは感染から有毒への差し替えを提案し、2つの勝利条件を両立できるようになった[2]。その後、デジタルゲームにおける挙動の簡略化のため、誘発型能力の有毒から常在型能力の毒性へと変更された[1]。
[編集] 脚注
- ↑ 1.0 1.1 Phyrexia: All Will Be One Direction, Part 2/『ファイレクシア:完全なる統一』方的な話 その2(Making Magic 2023年1月23日 Mark Rosewater著)
- ↑ Phyrexia: All Will Be One Direction, Part 1/『ファイレクシア:完全なる統一』方的な話 その1(Making Magic 2023年1月17日 Mark Rosewater著)
[編集] 参考
- Phyrexia: All Will Be One Mechanics/『ファイレクシア:完全なる統一』のメカニズム(Feature 2023年1月17日 Matt Tabak著)
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