息詰まる徴税/Smothering Tithe
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*[[カード個別評価:ダブルマスターズ2022]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ダブルマスターズ2022]] - [[レア]] | ||
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2023年8月26日 (土) 22:12時点における最新版
Smothering Tithe / 息詰まる徴税 (3)(白)
エンチャント
エンチャント
対戦相手がカードを1枚引くたび、そのプレイヤーは(2)を支払ってもよい。そのプレイヤーがそうしないなら、あなたは宝物(Treasure)トークンを1つ生成する。(それは、「(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:好きな色1色のマナ1点を加える。」を持つアーティファクトである。)
対戦相手がカードを引くたびに、マナの支払いか宝物の寄付によって税を取り立てる白のエンチャント。
マナを支払えばテンポを大きく損ない、支払わなければ自由に使えるマナを与えてしまう、二者択一を迫るカード。ほとんどのデッキは毎ターンドロー・ステップにカードを引くことになるため、能力はほぼ確実に誘発するだろう。対戦相手が減速してくれればコントロール基盤を確実にするまでの時間を稼ぐことができ、宝物を得たのであれば打ち消しや除去を構えやすくなりフィニッシャーへのアクセスも早まる。宝物が集まれば2枚目のこれを貼りやすくもなるので、うまくいけば戦場を宝物だらけにできるかもしれない。ただしこれ自体は勝利に直結せず延命もできないので、宝物を抱えたまま敗北しないように気を付けたい。
統率者戦などの多人数戦では対戦相手の人数だけ誘発するので大きくマナ加速できる見込みがある。マナスクリューで2マナを支払えないプレイヤーがいる可能性も高く、リスティックの研究/Rhystic Studyにも通ずる強力な一枚で採用率も高い。
リミテッドでこのカードを採用するのは考え物。4ターン目に出しても隙を晒すだけで、マナが余りがちな終盤に引いたところで何もしないなど、役に立たない可能性が高い。重いが強力なカードを複数取っていたり、タッチでボムを採用しているのであれば利用できる可能性はあるが、元を取れるかどうかは怪しいところ。
- 例によってアーティファクトを参照するカード群ともシナジーがある。
- 対戦相手に強制的にドローさせるカードとの組み合わせも面白い。例えば有事の力/Emergency Powersであれば、相手がマナを支払わなかった場合は実質的にフリースペルのような感覚で扱える。
- 「カードを引く」ことを置換されてしまうとこの能力は誘発しない。例えば対戦相手が地底王国のリッチ/Underrealm Lichをコントロールしている場合などが該当する。
- イクサラン・ブロックより後で初めて宝物・トークンを扱ったカード。
- ラヴニカの献身のブースターパックには、オルゾフ組/The Orzhov Syndicateの金貨が描かれた専用のトークン・カードが収録されている[1]。
- 同様に対戦相手の行動に宝物で制限を課すというデザインや口から宝物を吐かせるというフレーバーのカードとして、独演の代償/Monologue Taxが登場した(イラスト)。
- 2022年7月-9月のジャッジ褒賞(カンファレンス参加者用)として配布された[2][3]。
- 発売当初はカスレアの扱いだったが、統率者戦の需要で現在ではラヴニカの献身のトップレアに上り詰めた。
- Smothering/息詰まるとあるが、titheにかかっていれば「息つく間もないほど激しい(徴税)」の意と考えられる。一方このカードの場合、金貨を吐き出しているようなイラストやフレイバー・テキストを考えるに、オルゾフ組/The Orzhov Syndicateが物理的に「息の根を止めて」その魂を奪う様をそう称しているのだろう。
「寄付をお待ちしています。」― オルゾフの僧侶、ダーシャ(出典:ラヴニカの献身)
[編集] 脚注
- ↑ The Tokens of Ravnica Allegiance/『ラヴニカの献身』のトークン(Card Preview 2019年1月10日 Blake Rasmussen著)
- ↑ Judge Academy(ジャッジアカデミーのTwitter 2022年6月6日)
- ↑ Judge Academy 2022 Announcements(ジャッジアカデミーのblog 2021年10月4日 Nicolette Apraez著)