クルフィックスの預言者/Prophet of Kruphix
提供:MTG Wiki
(版間での差分)
(12人の利用者による、間の16版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Prophet of Kruphix}} | {{#card:Prophet of Kruphix}} | ||
− | [[アンタップ]]するのが[[土地]]と[[クリーチャー]] | + | [[アンタップ]]するのが[[土地]]と[[クリーチャー]]に限定された代わりに、クリーチャーを[[インスタント・タイミング]]で[[唱える|唱えられる]]ようになった[[種子生まれの詩神/Seedborn Muse]]。[[タフネス]]も一回り小さくなった。 |
− | + | クリーチャーとしてのスペックは最低限のものでしかないが、その[[能力]]の強烈さは[[覚醒/Awakening]]や種子生まれの詩神が証明済み。[[多色]]になりやや使いづらくなったものの、[[あなた|自分]]と[[対戦相手]]の両方の[[ターン]]に[[マナ]]が出せてスキが埋まるのは[[青]]の戦術とも噛み合っている。 | |
− | *[[ | + | [[リミテッド]]でも強力。実質2倍の[[マナ]]を使えるため[[テンポ・アドバンテージ]]の観点で非常に優秀な上、クリーチャーを何でも[[コンバット・トリック]]として使えるようになり、[[カード・アドバンテージ]]も稼ぎやすくなる。 |
+ | |||
+ | [[スタンダード]]では特に[[首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zegana]]との相性を見込まれ、[[タッチ]]青の[[緑単信心#ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期|緑信心]]で使用された。 | ||
+ | |||
+ | *[[ケイラメトラの指図/Dictate of Karametra]]などを一緒に[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]しているとなんだかすごいことに。自分のターンと対戦相手のターンを合わせて、実質4倍ものマナが出せる。ケイラメトラの指図を2つコントロールしていれば6倍。もはやマナの使い道に困るレベルだろう。 | ||
+ | *[[基本セット2015 対戦キット]]に新規イラストで収録された([https://mtg-jp.com/publicity/0010806/ カード画像])。 | ||
+ | |||
+ | [[統率者戦]]では[[2016年]]1月18日より[[禁止カード]]に指定された。[[緑青]][[デッキ]]の多様性を狭めていると判断されたための措置である。 | ||
==ルール== | ==ルール== | ||
− | * | + | *1つ目の能力は[[誘発型能力]]ではなく、他の[[プレイヤー]]の[[アンタップ・ステップ]]中の[[ルール]]を変更する[[常在型能力]]である。そのため、これを2体以上コントロールしていても1体しかコントロールしていない場合と変わらない。[[種子生まれの詩神/Seedborn Muse]]の項目も参照。 |
− | * | + | *[[授与]]を持つ[[クリーチャー・エンチャント]]・[[カード]]を[[オーラ]]として瞬速を持つように唱えることはできない。それはクリーチャー呪文ではなくエンチャント呪文である。 |
− | + | **印刷当時は可能であったが、[[戦乱のゼンディカー]]発売時のルール変更で不可能となった<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/battle-zendikar-update-bulletin%E2%80%94comprehensive-rules-changes-2015-10-09 Battle for Zendikar Update Bulletin—Comprehensive Rules Changes](Feature 2015年10月9日)</ref>。 | |
− | * | + | *[[手札]]以外の[[領域]]にあるクリーチャー・カードも、瞬速を持っている[[かのように]]唱えることができる。 |
+ | *クルフィックスの預言者自身は瞬速を持たないため、これをインスタント・タイミングで唱えることはできないことに注意。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | <references /> | ||
+ | *[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/week-was/step-3-prophet-2013-09-06 Step 3: Prophet!]([[Daily MTG]]、The Week That Was、文:[[Brian David-Marshall]]) | ||
+ | *[[インスタントプレイ#他のカードのインスタントプレイを可能にするカード|他のカードのインスタントプレイを可能にするカード]] | ||
+ | *[[クルフィックス/Kruphix]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[カード個別評価:テーロス]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:テーロス]] - [[レア]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2022年4月17日 (日) 03:12時点における最新版
Prophet of Kruphix / クルフィックスの預言者 (3)(緑)(青)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
他の各プレイヤーのアンタップ・ステップに、あなたがコントロールするすべてのクリーチャーとすべての土地をアンタップする。
あなたはクリーチャー呪文を、それが瞬速を持っているかのように唱えてもよい。
アンタップするのが土地とクリーチャーに限定された代わりに、クリーチャーをインスタント・タイミングで唱えられるようになった種子生まれの詩神/Seedborn Muse。タフネスも一回り小さくなった。
クリーチャーとしてのスペックは最低限のものでしかないが、その能力の強烈さは覚醒/Awakeningや種子生まれの詩神が証明済み。多色になりやや使いづらくなったものの、自分と対戦相手の両方のターンにマナが出せてスキが埋まるのは青の戦術とも噛み合っている。
リミテッドでも強力。実質2倍のマナを使えるためテンポ・アドバンテージの観点で非常に優秀な上、クリーチャーを何でもコンバット・トリックとして使えるようになり、カード・アドバンテージも稼ぎやすくなる。
スタンダードでは特に首席議長ゼガーナ/Prime Speaker Zeganaとの相性を見込まれ、タッチ青の緑信心で使用された。
- ケイラメトラの指図/Dictate of Karametraなどを一緒にコントロールしているとなんだかすごいことに。自分のターンと対戦相手のターンを合わせて、実質4倍ものマナが出せる。ケイラメトラの指図を2つコントロールしていれば6倍。もはやマナの使い道に困るレベルだろう。
- 基本セット2015 対戦キットに新規イラストで収録された(カード画像)。
統率者戦では2016年1月18日より禁止カードに指定された。緑青デッキの多様性を狭めていると判断されたための措置である。
[編集] ルール
- 1つ目の能力は誘発型能力ではなく、他のプレイヤーのアンタップ・ステップ中のルールを変更する常在型能力である。そのため、これを2体以上コントロールしていても1体しかコントロールしていない場合と変わらない。種子生まれの詩神/Seedborn Museの項目も参照。
- 授与を持つクリーチャー・エンチャント・カードをオーラとして瞬速を持つように唱えることはできない。それはクリーチャー呪文ではなくエンチャント呪文である。
- 手札以外の領域にあるクリーチャー・カードも、瞬速を持っているかのように唱えることができる。
- クルフィックスの預言者自身は瞬速を持たないため、これをインスタント・タイミングで唱えることはできないことに注意。
[編集] 参考
- ↑ Battle for Zendikar Update Bulletin—Comprehensive Rules Changes(Feature 2015年10月9日)
- Step 3: Prophet!(Daily MTG、The Week That Was、文:Brian David-Marshall)
- 他のカードのインスタントプレイを可能にするカード
- クルフィックス/Kruphix(背景世界/ストーリー用語)
- カード個別評価:テーロス - レア