神河ブロック
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− | 背景世界を先に構築し、その世界観を元に[[カード]] | + | 背景世界を先に構築し、その世界観を元に[[カード]]をデザインしていくという、他のブロックとは逆の手法で作られた。テーマは[[伝説の|伝説]]で、様々な[[伝説の]]カードが収録されている。また、[[レジェンド・ルール]]が変更されたのもこのブロックからである。日本や神([[スピリット]])もテーマであり、ブロックに収録されている[[クリーチャー]]351体のうち、実に半数近い169体もがスピリットである。スピリットを参照するカードも多い([[スピリットクラフト]]など)。[[忍者]]や[[侍]]もいる。 |
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ブロック固有の[[キーワード能力]]は[[武士道]]、[[転生]]、[[連繋]]、[[献身]]、[[忍術]]、[[歴伝]]が存在し、新たな概念である[[能力語]]として[[掃引]]と[[魂力]]も登場した。「[[手札]]」に関するキーワード能力が多数存在するのも、このブロックのシステム上の特徴であると言える。キーワード能力ではないが、独特の能力として[[反転]]も導入され、[[呪文タイプ]][[秘儀]]と[[エンチャント・タイプ]][[祭殿]]も登場した。また、[[警戒]]、[[防衛]]のキーワード能力化もなされた。 | ブロック固有の[[キーワード能力]]は[[武士道]]、[[転生]]、[[連繋]]、[[献身]]、[[忍術]]、[[歴伝]]が存在し、新たな概念である[[能力語]]として[[掃引]]と[[魂力]]も登場した。「[[手札]]」に関するキーワード能力が多数存在するのも、このブロックのシステム上の特徴であると言える。キーワード能力ではないが、独特の能力として[[反転]]も導入され、[[呪文タイプ]][[秘儀]]と[[エンチャント・タイプ]][[祭殿]]も登場した。また、[[警戒]]、[[防衛]]のキーワード能力化もなされた。 | ||
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+ | *2年後の[[時のらせんブロック]]では、ほとんどすべての時代のカードやメカニズムが復活したが、この神河ブロックだけは完全に除外されていたようである。 | ||
日本語版の[[カード名]]は、日本人にはやや奇妙にも見える当て字が使用されているカードが多いが、英語版よりも味わい深いのも確か。特に当て字が多いことも手伝って、このブロックから日本語版カード名にふりがなが振られるようになった。 | 日本語版の[[カード名]]は、日本人にはやや奇妙にも見える当て字が使用されているカードが多いが、英語版よりも味わい深いのも確か。特に当て字が多いことも手伝って、このブロックから日本語版カード名にふりがなが振られるようになった。 | ||
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*このブロックの[[レア]]の[[クリーチャー]]はすべて[[伝説のクリーチャー]]である([[神河物語]]の[[反転カード]](反転前)を除く)。また、[[ホームランド]]以来9年ぶりに、[[アンコモン]]の伝説のクリーチャーが収録されている。 | *このブロックの[[レア]]の[[クリーチャー]]はすべて[[伝説のクリーチャー]]である([[神河物語]]の[[反転カード]](反転前)を除く)。また、[[ホームランド]]以来9年ぶりに、[[アンコモン]]の伝説のクリーチャーが収録されている。 | ||
*このブロックには[[アーティファクト・クリーチャー]]は存在しない([[クリーチャー化]]するアーティファクトはある)。からくり人形などは世界観にマッチしていてよさそうだが、前の[[ミラディン・ブロック]]で大量に出たので、バランスを取ったのだと思われる。 | *このブロックには[[アーティファクト・クリーチャー]]は存在しない([[クリーチャー化]]するアーティファクトはある)。からくり人形などは世界観にマッチしていてよさそうだが、前の[[ミラディン・ブロック]]で大量に出たので、バランスを取ったのだと思われる。 | ||
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*レアの[[サイクル]]には緑だけやたらと弱いものが多い。[[昇る星、珠眼/Jugan, the Rising Star]]、[[滋養の群れ/Nourishing Shoal]]、[[寛大な麒麟/Bounteous Kirin]]などがその例。珠眼はまだ良い方なのだが。 | *レアの[[サイクル]]には緑だけやたらと弱いものが多い。[[昇る星、珠眼/Jugan, the Rising Star]]、[[滋養の群れ/Nourishing Shoal]]、[[寛大な麒麟/Bounteous Kirin]]などがその例。珠眼はまだ良い方なのだが。 | ||
*東西の樹の木霊などカード化されていないストーリー登場人物が多い。 | *東西の樹の木霊などカード化されていないストーリー登場人物が多い。 | ||
− | * | + | *当初は神河ではなく「陰霊界」という名前になる予定だった。しかし「[[Wikipedia:ja:エンリケ|エンリケ]]」と誤読される可能性があるため、その案は廃止された。 |
==参考== | ==参考== |
2010年5月22日 (土) 06:18時点における版
神河ブロック/Kamigawa Blockは、神河物語、神河謀叛、神河救済の3つのセットからなるブロック。
初めて、エキスパンション名およびブロック名に漢字が使われた。
概要
背景世界を先に構築し、その世界観を元にカードをデザインしていくという、他のブロックとは逆の手法で作られた。テーマは伝説で、様々な伝説のカードが収録されている。また、レジェンド・ルールが変更されたのもこのブロックからである。日本や神(スピリット)もテーマであり、ブロックに収録されているクリーチャー351体のうち、実に半数近い169体もがスピリットである。スピリットを参照するカードも多い(スピリットクラフトなど)。忍者や侍もいる。
ブロック固有のキーワード能力は武士道、転生、連繋、献身、忍術、歴伝が存在し、新たな概念である能力語として掃引と魂力も登場した。「手札」に関するキーワード能力が多数存在するのも、このブロックのシステム上の特徴であると言える。キーワード能力ではないが、独特の能力として反転も導入され、呪文タイプ秘儀とエンチャント・タイプ祭殿も登場した。また、警戒、防衛のキーワード能力化もなされた。
- 2年後の時のらせんブロックでは、ほとんどすべての時代のカードやメカニズムが復活したが、この神河ブロックだけは完全に除外されていたようである。
日本語版のカード名は、日本人にはやや奇妙にも見える当て字が使用されているカードが多いが、英語版よりも味わい深いのも確か。特に当て字が多いことも手伝って、このブロックから日本語版カード名にふりがなが振られるようになった。
その他
- このブロックのレアのクリーチャーはすべて伝説のクリーチャーである(神河物語の反転カード(反転前)を除く)。また、ホームランド以来9年ぶりに、アンコモンの伝説のクリーチャーが収録されている。
- このブロックにはアーティファクト・クリーチャーは存在しない(クリーチャー化するアーティファクトはある)。からくり人形などは世界観にマッチしていてよさそうだが、前のミラディン・ブロックで大量に出たので、バランスを取ったのだと思われる。
- レアのサイクルには緑だけやたらと弱いものが多い。昇る星、珠眼/Jugan, the Rising Star、滋養の群れ/Nourishing Shoal、寛大な麒麟/Bounteous Kirinなどがその例。珠眼はまだ良い方なのだが。
- 東西の樹の木霊などカード化されていないストーリー登場人物が多い。
- 当初は神河ではなく「陰霊界」という名前になる予定だった。しかし「エンリケ」と誤読される可能性があるため、その案は廃止された。