ぐらつき/Topple

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(9人の利用者による、間の13版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Topple}}
 
{{#card:Topple}}
  
[[白]]の限定[[除去]]
+
[[白]]の「[[パワー]]の大きいものを罰する」[[カード]]の流れを汲む[[除去]]。パワーが最も大きいものを[[対象]]とする。
  
3[[マナ]]と除去にしては[[重い|重く]]あまり使い勝手は良くないが、[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]を失った[[エクステンデッド]]の[[白ウィニー]][[リアニメイト]]などの大型[[クリーチャー]]対策として採用された。
+
[[スタンダード]][[環境]]にあった[[復仇/Reprisal]]と比べると[[重い|重く]]、使い勝手も良くないが、[[追放]]するのは利点と言える。[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]を失った[[エクステンデッド]]の[[白ウィニー]]では、[[リアニメイト]]などの[[大型クリーチャー]]対策として採用された。
  
*解決時に[[パワー]]が一番大きいクリーチャーが入れ替わっていると[[対象]]不適正により打ち消されるので注意。
+
[[マスクス・ブロック構築]]では、[[被覆]]持ちの[[ブラストダーム/Blastoderm]]に対処できないながらも、白の貴重な[[単体除去]]として[[サイドボード]]に採用された([[リベリオン#マスクス・ブロック構築|リベリオン]]、[[白コントロール#マスクス・ブロック構築|白コントロール]])。
*白の除去としては、「[[対象]][[攻撃クリーチャー]]」などといった戦闘時制限のない貴重な部類の[[カード]]。
+
 
*除去の条件が[[惨めな食事/Wretched Banquet]]と対になっている(ただし、惨めな食事は破壊)
+
*[[2009年|9年後]]に登場した[[惨めな食事/Wretched Banquet]]とは、除去の条件が対になっている。ただし、そちらは追放ではなく[[破壊]]。
 +
*パワーが最も大きいものを除去するという類似カードは長らく登場しなかったが、[[ネメシス]]から14年後である[[2014年]][[はじける破滅/Crackling Doom]]が登場。以降、クリーチャーを対象とするのではなく[[布告]]の形が主になった(下記[[#関連カード]])。ただし、布告タイプのものは最大パワーのものが複数いた場合、好きなものを残す選択権が対戦相手相手にある点では劣る。
 +
 
 +
==ルール==
 +
*パワーの値は[[唱える]]時と[[解決]]時に確認される。パワーへの[[修整]]により解決時にパワーが一番大きいクリーチャーが変わっていると、[[不正な対象]]となり解決されないので注意。
 +
 
 +
==関連カード==
 +
その[[プレイヤー]]が[[コントロール]]しているもののうちパワーが最大であるクリーチャーへ[[布告]]するカード。特記しないかぎり[[生け贄]]。
 +
 
 +
*[[はじける破滅/Crackling Doom]] - [[白黒赤]]3マナの[[ソーサリー]]。各[[対戦相手]]へ2点の[[ダメージ]]を[[与える]]とともに布告。([[タルキール覇王譚]])
 +
*[[昇華+消耗/Consecrate+Consume]] - [[白黒]]4マナのソーサリー。[[分割カード]]の半分。対象の[[プレイヤー]]1人へ布告。あなたはそのパワーぶん[[回復]]。([[ラヴニカの献身]])
 +
*[[Highcliff Felidar]] - 白7マナ5/5警戒のクリーチャー。各対戦相手へ生け贄ではなく[[破壊]]だが、パワー同率一位が複数いる対戦相手には、あなたがその中から選んで破壊できる。([[Magic Game Night2019]])
 +
*[[ザットの意志/Szat's Will]] - [[黒]]5マナの[[インスタント]]。[[モード]]の一つで、各対戦相手へ布告。([[統率者レジェンズ]])
 +
*[[騙し屋の崩落/Fall of the Impostor]] - [[緑白]]3マナの[[英雄譚]]の第III[[章能力]]。生け贄でなく[[追放]]。パワー同率一位が複数いた場合、あなたがその中から選んで追放できる。([[カルドハイム]])
 +
*[[オニキス教授/Professor Onyx]] - 黒の[[ダブルシンボル]]6マナの[[プレインズウォーカー]]。[-3][[忠誠度能力]]で各対戦相手へ布告。([[ストリクスヘイヴン:魔法学院]])
 +
*[[シャドーグランジの魔神/Shadowgrange Archfiend]] - 黒7マナ8/4のクリーチャー。[[マッドネス]](2)(黒),[[ライフ]]8点。各対戦相手へ布告し、あなたはその中で最大のパワーぶん回復。([[イニストラード:真紅の契り統率者デッキ]])
 +
*[[ギックスの命令/Gix's Command]] - 黒5マナの[[命令]]ソーサリー。モードの一つで、各対戦相手へ布告。([[兄弟戦争]])
 +
*[[Olórin's Searing Light]] - [[白赤]]4マナのインスタント。各対戦相手へ生け贄でなく追放。[[魔巧]]が達成されていると[[コントローラー]]にそのクリーチャーのパワー分ダメージ。([[指輪物語:中つ国の伝承統率者デッキ]])
 +
*[[自白勧告/Extract a Confession]] - 黒2マナのソーサリー。各対戦相手へ布告。ただし[[証拠収集]]6を行わないと、パワー無関係の通常布告になってしまう。([[カルロフ邸殺人事件]])
 +
*[[逃走のまやかし/Getaway Glamer]] - 白1マナの[[放題]]インスタント。+(2)で追放ではなく破壊する関税。ただし対象の指定は自由で、パワーは解決時に参照する。+(1)で次の[[終了ステップ]]まで[[明滅]]。([[サンダー・ジャンクションの無法者]])
 +
*[[貪る欲望/Consumed by Greed]] - 黒4マナのインスタント。カードを1枚[[贈呈]]すれば、さらにあなたの墓地のクリーチャー1枚を手札に戻す。([[ブルームバロウ]])
 +
最大かどうかに限らず、パワーがN以上であるクリーチャーを除去するものは[[復仇/Reprisal]]を参照。パワーではなく[[マナ総量]]を参照するものは[[関税/Tariff]]を参照。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[クロウヴァクス/Crovax]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[クロウヴァクス/Crovax]]([[背景世界/ストーリー用語]])
 
*[[カード個別評価:ネメシス]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:ネメシス]] - [[コモン]]

2024年8月20日 (火) 01:47時点における最新版


Topple / ぐらつき (2)(白)
ソーサリー

戦場に出ているクリーチャーのうちパワーが最も大きいクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。(パワーが最も大きいクリーチャーが複数存在する場合、それらのいずれか1つを対象とする。)


の「パワーの大きいものを罰する」カードの流れを汲む除去。パワーが最も大きいものを対象とする。

スタンダード環境にあった復仇/Reprisalと比べると重く、使い勝手も良くないが、追放するのは利点と言える。剣を鍬に/Swords to Plowsharesを失ったエクステンデッド白ウィニーでは、リアニメイトなどの大型クリーチャー対策として採用された。

マスクス・ブロック構築では、被覆持ちのブラストダーム/Blastodermに対処できないながらも、白の貴重な単体除去としてサイドボードに採用された(リベリオン白コントロール)。

  • 9年後に登場した惨めな食事/Wretched Banquetとは、除去の条件が対になっている。ただし、そちらは追放ではなく破壊
  • パワーが最も大きいものを除去するという類似カードは長らく登場しなかったが、ネメシスから14年後である2014年はじける破滅/Crackling Doomが登場。以降、クリーチャーを対象とするのではなく布告の形が主になった(下記#関連カード)。ただし、布告タイプのものは最大パワーのものが複数いた場合、好きなものを残す選択権が対戦相手相手にある点では劣る。

[編集] ルール

  • パワーの値は唱える時と解決時に確認される。パワーへの修整により解決時にパワーが一番大きいクリーチャーが変わっていると、不正な対象となり解決されないので注意。

[編集] 関連カード

そのプレイヤーコントロールしているもののうちパワーが最大であるクリーチャーへ布告するカード。特記しないかぎり生け贄

最大かどうかに限らず、パワーがN以上であるクリーチャーを除去するものは復仇/Reprisalを参照。パワーではなくマナ総量を参照するものは関税/Tariffを参照。

[編集] 参考

QR Code.gif