ボーラスの奴隷/Slave of Bolas
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*同様のコンセプトの[[カード]]として、[[脊髄支配/Spinal Embrace]]がある。 | *同様のコンセプトの[[カード]]として、[[脊髄支配/Spinal Embrace]]がある。 | ||
+ | *[[計略]]カードの[[What's Yours Is Now Mine]]はこのカードを意識した[[効果]]と[[イラスト]]になっている。詳細はそちらの項を参照。 | ||
+ | *[[アラーラ再誕]][[ウィザーズ・プレイ・ネットワーク#ゲートウェイレベル|ゲートウェイ]]として、[[Karl Kopinski]]による新規イラストのこのカードが配布された。 | ||
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− | このカードは[[黒]]を中心とした3色の[[混成カード]]として開発された。混成部分には、[[命令の光/Ray of Command]]から始まる「一時的なクリーチャー奪取」の祖である[[青]]と、[[脅しつけ/Threaten]]など現在その分野を担う[[赤]]の特性が生かされている。一方、中心となる黒のメカニズムは[[ライフ]]を[[コスト]]にする、ライフを[[回復]]するなどが考慮された後に、[[生け贄]]が選択された。開発に携わった[[Tom LaPille]]は非常に美しく満足できるデザインと評している。(→[ | + | このカードは[[黒]]を中心とした3色の[[混成カード]]として開発された。混成部分には、[[命令の光/Ray of Command]]から始まる「一時的なクリーチャー奪取」の祖である[[青]]と、[[脅しつけ/Threaten]]など現在その分野を担う[[赤]]の特性が生かされている。一方、中心となる黒のメカニズムは[[ライフ]]を[[コスト]]にする、ライフを[[回復]]するなどが考慮された後に、[[生け贄]]が選択された。開発に携わった[[Tom LaPille]]は非常に美しく満足できるデザインと評している。(→[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/latest-developments/hybridizing-gold-2009-04-23 Hybridizing Gold]参照) |
− | [[Steve Argyle]]は自身のHP上で、このカードのイラスト制作についてコメントと完成前の状態のイラストを掲載している。(→[http://www.steveargyle.com/?cmd=gallery_ext&art_id=323 Steve ArgyleのHP]参照) | + | {{Gatherer|id=188971}}を手掛けた[[Steve Argyle]]は自身のHP上で、このカードのイラスト制作についてコメントと完成前の状態のイラストを掲載している。(→[http://www.steveargyle.com/?cmd=gallery_ext&art_id=323 Steve ArgyleのHP]参照) |
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− | '''ボーラスの奴隷'''/''Slave of Bolas''は[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]に隷属させられた状態を[[カード]]化したもの。{{Gatherer| | + | '''ボーラスの奴隷'''/''Slave of Bolas''は[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]に隷属させられた状態を[[カード]]化したもの。{{Gatherer|id=188971}}には[[バント/Bant]]の[[天使]]と、その周囲にとぐろを巻くボーラスの一部分が描かれている。公式記事[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/savor-flavor/gold-records-2009-05-20 Gold Records]によると、このイラストの天使は[[アミーシャ/Amesha]]階級の[[アラーラの断片サイクルのその他のキャラクター#Sarrasa|Sarrasa(サラサ)]]とされる。 |
[[アラーラの断片ブロック]]には同様にボーラスの支配下に置かれるフレイバーを持つ[[古老の熟達/Elder Mastery#ストーリー|古老の熟達/Elder Mastery]]があるが、そちらは支配を受け入れ、授かった能力に喜びを表しているのに対して、こちらはイラストの天使サラサが涙を流している様子や生け贄の効果などから意思に反した強制と見受けられる。 | [[アラーラの断片ブロック]]には同様にボーラスの支配下に置かれるフレイバーを持つ[[古老の熟達/Elder Mastery#ストーリー|古老の熟達/Elder Mastery]]があるが、そちらは支配を受け入れ、授かった能力に喜びを表しているのに対して、こちらはイラストの天使サラサが涙を流している様子や生け贄の効果などから意思に反した強制と見受けられる。 | ||
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==参考== | ==参考== | ||
− | *[http://www.wizards.com/mtg/images/tcg/products/alarareborn/8rpe8myh/mtg_puzzle2.html ジグソーパズル]/[http:// | + | *[http://www.wizards.com/mtg/images/tcg/products/alarareborn/8rpe8myh/mtg_puzzle2.html ジグソーパズル]/[http://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/alara-reborn-wallpaper-2-2009-04-14 壁紙・待受] |
*[[カード個別評価:アラーラ再誕]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:アラーラ再誕]] - [[アンコモン]] | ||
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2020年6月8日 (月) 22:10時点における最新版
ソーサリー
クリーチャー1体を対象とし、それのコントロールを得る。そのクリーチャーをアンタップする。それはターン終了時まで速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを生け贄に捧げる。
脅しつけ/Threatenの亜種。コントロールを奪ったクリーチャーを終了ステップに生け贄に捧げる。
脅しつけで奪ったクリーチャーを生け贄に捧げるというテクニックはよく使われているが、この呪文はそれを1枚でやってくれる。その分5マナもかかるようになり色も増えてしまったが、除去としても使えると考えれば仕方ないだろう。特にリミテッドでは強力。
- 速攻付与やアンタップのために自分のクリーチャーを対象にしても良い。元から自分のクリーチャーであっても、終了ステップには生け贄に捧げる。
- 終了ステップにあなたがそのクリーチャーをコントロールしていない場合、生け贄に捧げることはできない。仮にそれ以降に再びコントロールを得て終了ステップを迎えたとしても、再び能力が誘発することはない。
- 同様のコンセプトのカードとして、脊髄支配/Spinal Embraceがある。
- 計略カードのWhat's Yours Is Now Mineはこのカードを意識した効果とイラストになっている。詳細はそちらの項を参照。
- アラーラ再誕ゲートウェイとして、Karl Kopinskiによる新規イラストのこのカードが配布された。
[編集] 開発秘話
このカードは黒を中心とした3色の混成カードとして開発された。混成部分には、命令の光/Ray of Commandから始まる「一時的なクリーチャー奪取」の祖である青と、脅しつけ/Threatenなど現在その分野を担う赤の特性が生かされている。一方、中心となる黒のメカニズムはライフをコストにする、ライフを回復するなどが考慮された後に、生け贄が選択された。開発に携わったTom LaPilleは非常に美しく満足できるデザインと評している。(→Hybridizing Gold参照)
イラストを手掛けたSteve Argyleは自身のHP上で、このカードのイラスト制作についてコメントと完成前の状態のイラストを掲載している。(→Steve ArgyleのHP参照)
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
アラーラ再誕のアンコモンの混成カードサイクル。いずれも対抗色2色の混成マナ・シンボルと、その友好色である1色のマナ・シンボルを含む、弧3色のカード。
- 伝書隼/Messenger Falcons (緑/青)+(白)
- 飛行機械の鋳造所/Thopter Foundry (白/黒)+(青)
- ボーラスの奴隷/Slave of Bolas (青/赤)+(黒)
- 巨大待ち伏せ虫/Giant Ambush Beetle (黒/緑)+(赤)
- マリーシの双子爪/Marisi's Twinclaws (赤/白)+(緑)
[編集] ストーリー
ボーラスの奴隷/Slave of Bolasはニコル・ボーラス/Nicol Bolasに隷属させられた状態をカード化したもの。イラストにはバント/Bantの天使と、その周囲にとぐろを巻くボーラスの一部分が描かれている。公式記事Gold Recordsによると、このイラストの天使はアミーシャ/Amesha階級のSarrasa(サラサ)とされる。
アラーラの断片ブロックには同様にボーラスの支配下に置かれるフレイバーを持つ古老の熟達/Elder Masteryがあるが、そちらは支配を受け入れ、授かった能力に喜びを表しているのに対して、こちらはイラストの天使サラサが涙を流している様子や生け贄の効果などから意思に反した強制と見受けられる。
ニコル・ボーラスは手下と犠牲者を区別しない。