不滅の太陽/The Immortal Sun (ストーリー)

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*'''[[薄暮の軍団/The Legion of Dusk]]'''の[[吸血鬼/Vampire#イクサラン|吸血鬼/Vampire]]は、不滅の太陽があれば真の不死、すなわち吸血に頼らない永遠の命が得られると信じている。また不滅の太陽は薄暮の軍団の前身となる国家にて、彼らが崇める[[エレンダ/Elenda]]が守護していたものであり、それを取り戻すことは彼女の使命を果たすことでもある。
 
*'''[[薄暮の軍団/The Legion of Dusk]]'''の[[吸血鬼/Vampire#イクサラン|吸血鬼/Vampire]]は、不滅の太陽があれば真の不死、すなわち吸血に頼らない永遠の命が得られると信じている。また不滅の太陽は薄暮の軍団の前身となる国家にて、彼らが崇める[[エレンダ/Elenda]]が守護していたものであり、それを取り戻すことは彼女の使命を果たすことでもある。
 
*'''[[鉄面連合/The Brazen Coalition]]'''と不滅の太陽との間には何ら歴史的因縁はないが、無限の富を約束するとも言われる不滅の太陽は、[[海賊]]たちが求める財宝の中でも最たるものである。
 
*'''[[鉄面連合/The Brazen Coalition]]'''と不滅の太陽との間には何ら歴史的因縁はないが、無限の富を約束するとも言われる不滅の太陽は、[[海賊]]たちが求める財宝の中でも最たるものである。
*[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]の'''[[ヴラスカ/Vraska]]'''は[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]との取引により、[[ゴルガリ団/The Golgari|ゴルガリ団/The Golgari Swarm]]のギルドマスターとなるためにオラーズカの秘宝を探し求めている。
 
*プレインズウォーカーの'''[[アングラス/Angrath]]'''は、イクサランからプレインズウォークできない原因が不滅の太陽にあると考え、この次元から脱出して愛する家族と再会するため、オラーズカを目指している。
 
  
その正体は、遠い昔に[[アゾール/Azor]]が自らの[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]を犠牲に作り上げたアーティファクトである。不滅の太陽にまつわる物語に登場する「翼ある獣/The winged beast」「最後の守護者/The Last Guardian」とは、アゾールのことに他ならない。
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その正体は、遠い昔に[[アゾール/Azor]]が自らの[[プレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Spark]]を犠牲に作り上げたアーティファクトである。不滅の太陽にまつわる物語に登場する「翼ある獣/The winged beast」「最後の守護者/The Last Guardian」とは、アゾールのことに他ならない。イクサラン人の大半が気づいていない、'''プレインズウォーカーの次元渡りを封じる'''機能こそが不滅の太陽の本来の制作目的である。
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巨大な円盤型であり、プレインズウォークを制限する機能は常時機能している。さらに太陽の上に直接乗ることで、起動者に拡大された知覚、途方もない魔力、そして力への陶酔と全能感を与える。不滅の太陽を「オフ」にするには力を振るう欲望に抗って特定の呪文を唱えなければならない。
  
 
==歴史==
 
==歴史==
不滅の太陽は元々、[[人間]]の山岳国家[[イクサラン/Ixalan#トレゾン/Torrezon|トレゾン/Torrezon]]――後に薄暮の軍団となり、トレゾンは大陸全土の名となる――が所持していたものである。何世代にもわたり、それは山頂の修道院にて神聖な管理人に保護され、宗教的な敬意を集めると同時に、トレゾンの君主に不相応な国際的影響力をもたらしていた。やがてその強すぎる力が嫉妬を招き、敵対する王、[[イクサランのその他のキャラクター#ペドロン/Pedron|ペドロン/Pedron]]の軍勢が修道院を襲撃する事態となった。ペドロン軍は管理人のエレンダたちを圧倒し、不滅の太陽を手に入れたが、彼らが聖域の守りを離れた際に「翼ある獣」がそれを奪い、西方のイクサラン大陸に渡った。
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アゾールは多元宇宙の秩序を乱すニコル・ボーラスを倒すため、[[ウギン/Ugin]]と共謀してこのアーティファクトを作った。すなわちボーラスをイクサラン次元に誘導し、プレインズウォークを禁止して2対1の決戦を挑む。ボーラスを倒した後に彼の「灯」をアゾールに移して力を取り戻す、という計画であった。しかしながらその計画がボーラスに露見し、ウギンは[[タルキール/Tarkir]]で[[命運の核心/Crux of Fate|ボーラスの奇襲を受けて倒されてしまう]]。
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ウギンが約束の時になっても現れないことから、アゾールは計画の破綻を悟ったが、彼は既にプレインズウォーカーの力を失っており、イクサラン次元に囚われるままになってしまった。不滅の太陽が次元の秩序の一環になることを願い、アゾールは[[人間]]の山岳国家[[イクサラン/Ixalan#トレゾン/Torrezon|トレゾン/Torrezon]]――後に薄暮の軍団となり、トレゾンは大陸全土の名となる――に譲渡した。
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何世代にもわたり、不滅の太陽は山頂の修道院にて神聖な管理人に保護され、宗教的な敬意を集めると同時に、トレゾンの君主に不相応な国際的影響力をもたらすことになった。やがてその強すぎる力が嫉妬を招き、敵対する王、[[イクサランのその他のキャラクター#ペドロン/Pedron|ペドロン/Pedron]]の軍勢が修道院を襲撃する事態となった。ペドロン軍は管理人のエレンダたちを圧倒し、不滅の太陽を手に入れたが、彼らが聖域の守りを離れた際に「翼ある獣」がそれを奪い、西方のイクサラン大陸に渡った。
  
 
太陽帝国の皇帝[[イクサランのその他のキャラクター#アパゼク・イントリ/Apatzec Intli|アパゼク・イントリ/Apatzec Intli]]は、運命的な出会いの中で不滅の太陽を授かった。彼は川守りの領土を征服して密林を薙ぎ払うと誓い、何の分別も自制もなくその力を振るった。彼の通った道には破壊と滅亡だけが残り、不滅の太陽は「最後の守護者」によって川守りに託された。不滅の太陽はオラーズカの内に隠され、その場所は川守り自身を含む誰に対しても秘密となった。
 
太陽帝国の皇帝[[イクサランのその他のキャラクター#アパゼク・イントリ/Apatzec Intli|アパゼク・イントリ/Apatzec Intli]]は、運命的な出会いの中で不滅の太陽を授かった。彼は川守りの領土を征服して密林を薙ぎ払うと誓い、何の分別も自制もなくその力を振るった。彼の通った道には破壊と滅亡だけが残り、不滅の太陽は「最後の守護者」によって川守りに託された。不滅の太陽はオラーズカの内に隠され、その場所は川守り自身を含む誰に対しても秘密となった。
  
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===[[イクサラン・ブロック]]===
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イクサラン次元に流れ着いた[[ジェイス・ベレレン/Jace Beleren]]をこの次元に捕縛した力の源。[[プレインズウォーカー/Planeswalker]]の[[ヴラスカ/Vraska]]は[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]との取引により、[[ゴルガリ団/The Golgari|ゴルガリ団/The Golgari Swarm]]のギルドマスターとなるためにオラーズカの秘宝を探し求めている。また、プレインズウォーカーの[[アングラス/Angrath]]は、イクサランからプレインズウォークできない原因が不滅の太陽にあると考え、この次元から脱出して愛する家族と再会するため、オラーズカを目指している。
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[[イクサランの相克]]の物語では、不滅の太陽は最初に到達した[[クメーナ/Kumena]]に力を与えたが、まもなく[[ヴォーナ/Vona]]に奪取され、激しい争いとなる。最終的にはジェイスの助力もあり全ての敵を退けた[[ヴラスカ/Vraska]]が太陽を手にし、[[首謀者の収得/Mastermind's Acquisition|複雑な呪文を唱えて他次元で待つ依頼主に送った]]。
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===[[灯争大戦]]・[[War of the Spark: Ravnica]]===
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[[次元橋/Planar Bridge]]により[[ラヴニカ/Ravnica]]に転送され、ひそかに[[新プラーフ/New Prahv]]に配置される。これはプレインズウォーカーを封じ込め、[[古呪/The Elderspell]]によるプレインズウォーカーの灯の刈り取りを確実にするためのボーラスの策の一環であった。[[ドビン・バーン/Dovin Baan (ストーリー)|ドビン・バーン/Dovin Baan]]が守る不滅の太陽を停止させるため、[[チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar (ストーリー)|チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaar]]、[[サヒーリ・ライ/Saheeli Rai (ストーリー)|サヒーリ・ライ/Saheeli Rai]]、[[ラヴィニア/Lavinia]]が新プラーフ攻略戦に挑む。
 
==登場==
 
==登場==
 
===登場カード===
 
===登場カード===

2019年8月24日 (土) 17:11時点における版

不滅の太陽/The Immortal Sunは、イクサラン/Ixalanに存在するアーティファクトイクサラン・ブロックのストーリーのキーアイテムである。

目次

概要

イクサラン/Ixalan大陸の黄金都市オラーズカ/Orazcaの内に眠る、神話的な力を秘めたアーティファクト(イラスト)。

数百年の長きにわたり、その都市と秘宝は伝説に覆われたおぼろげな記憶に過ぎなかったが、今やそれは実在のものと目されるようになった。各勢力はそれぞれの思惑から、その大いなる力を手に入れようとしている。

  • 太陽帝国/The Sun Empireにとって不滅の太陽は国家の象徴であり、それを取り戻すことは繁栄の再来を意味する。現皇帝のアパゼク・イントリ三世/Apatzec Intli IIIは不確かな伝説を追い求めるべきではないと考えていたが、ファートリ/Huatli黄金色の都市を幻視したため、彼女一人であればオラーズカ探索に割く価値はあると判断した。
  • 川守り/The River Heraldsマーフォークにとって、不滅の太陽は強大すぎる力を持つがゆえに恐怖と破滅をもたらす危険な存在である。彼らは侵入者をオラーズカから遠ざけ、その力を誰にも――川守り自身にも――使わせないことを使命としている。しかしクメーナ/Kumena率いる一部のマーフォークは、自分たちがその力を正しく使うべきだと考えている。
  • 薄暮の軍団/The Legion of Dusk吸血鬼/Vampireは、不滅の太陽があれば真の不死、すなわち吸血に頼らない永遠の命が得られると信じている。また不滅の太陽は薄暮の軍団の前身となる国家にて、彼らが崇めるエレンダ/Elendaが守護していたものであり、それを取り戻すことは彼女の使命を果たすことでもある。
  • 鉄面連合/The Brazen Coalitionと不滅の太陽との間には何ら歴史的因縁はないが、無限の富を約束するとも言われる不滅の太陽は、海賊たちが求める財宝の中でも最たるものである。

その正体は、遠い昔にアゾール/Azorが自らのプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkを犠牲に作り上げたアーティファクトである。不滅の太陽にまつわる物語に登場する「翼ある獣/The winged beast」「最後の守護者/The Last Guardian」とは、アゾールのことに他ならない。イクサラン人の大半が気づいていない、プレインズウォーカーの次元渡りを封じる機能こそが不滅の太陽の本来の制作目的である。

巨大な円盤型であり、プレインズウォークを制限する機能は常時機能している。さらに太陽の上に直接乗ることで、起動者に拡大された知覚、途方もない魔力、そして力への陶酔と全能感を与える。不滅の太陽を「オフ」にするには力を振るう欲望に抗って特定の呪文を唱えなければならない。

歴史

アゾールは多元宇宙の秩序を乱すニコル・ボーラスを倒すため、ウギン/Uginと共謀してこのアーティファクトを作った。すなわちボーラスをイクサラン次元に誘導し、プレインズウォークを禁止して2対1の決戦を挑む。ボーラスを倒した後に彼の「灯」をアゾールに移して力を取り戻す、という計画であった。しかしながらその計画がボーラスに露見し、ウギンはタルキール/Tarkirボーラスの奇襲を受けて倒されてしまう

ウギンが約束の時になっても現れないことから、アゾールは計画の破綻を悟ったが、彼は既にプレインズウォーカーの力を失っており、イクサラン次元に囚われるままになってしまった。不滅の太陽が次元の秩序の一環になることを願い、アゾールは人間の山岳国家トレゾン/Torrezon――後に薄暮の軍団となり、トレゾンは大陸全土の名となる――に譲渡した。

何世代にもわたり、不滅の太陽は山頂の修道院にて神聖な管理人に保護され、宗教的な敬意を集めると同時に、トレゾンの君主に不相応な国際的影響力をもたらすことになった。やがてその強すぎる力が嫉妬を招き、敵対する王、ペドロン/Pedronの軍勢が修道院を襲撃する事態となった。ペドロン軍は管理人のエレンダたちを圧倒し、不滅の太陽を手に入れたが、彼らが聖域の守りを離れた際に「翼ある獣」がそれを奪い、西方のイクサラン大陸に渡った。

太陽帝国の皇帝アパゼク・イントリ/Apatzec Intliは、運命的な出会いの中で不滅の太陽を授かった。彼は川守りの領土を征服して密林を薙ぎ払うと誓い、何の分別も自制もなくその力を振るった。彼の通った道には破壊と滅亡だけが残り、不滅の太陽は「最後の守護者」によって川守りに託された。不滅の太陽はオラーズカの内に隠され、その場所は川守り自身を含む誰に対しても秘密となった。

イクサラン・ブロック

イクサラン次元に流れ着いたジェイス・ベレレン/Jace Belerenをこの次元に捕縛した力の源。プレインズウォーカー/Planeswalkerヴラスカ/Vraskaニコル・ボーラス/Nicol Bolasとの取引により、ゴルガリ団/The Golgari Swarmのギルドマスターとなるためにオラーズカの秘宝を探し求めている。また、プレインズウォーカーのアングラス/Angrathは、イクサランからプレインズウォークできない原因が不滅の太陽にあると考え、この次元から脱出して愛する家族と再会するため、オラーズカを目指している。

イクサランの相克の物語では、不滅の太陽は最初に到達したクメーナ/Kumenaに力を与えたが、まもなくヴォーナ/Vonaに奪取され、激しい争いとなる。最終的にはジェイスの助力もあり全ての敵を退けたヴラスカ/Vraskaが太陽を手にし、複雑な呪文を唱えて他次元で待つ依頼主に送った

灯争大戦War of the Spark: Ravnica

次元橋/Planar Bridgeによりラヴニカ/Ravnicaに転送され、ひそかに新プラーフ/New Prahvに配置される。これはプレインズウォーカーを封じ込め、古呪/The Elderspellによるプレインズウォーカーの灯の刈り取りを確実にするためのボーラスの策の一環であった。ドビン・バーン/Dovin Baanが守る不滅の太陽を停止させるため、チャンドラ・ナラー/Chandra Nalaarサヒーリ・ライ/Saheeli Raiラヴィニア/Laviniaが新プラーフ攻略戦に挑む。

登場

登場カード

フレイバー・テキストに登場

イクサラン
駆り立てる僧侶/Inspiring Cleric軍団の征服者/Legion Conquistador不死の古き者/Deathless Ancient絶滅の星/Star of Extinction
イクサランの相克
軍団の征服者/Legion Conquistador、鮮血の賛美者/Sanguine Glorifier急流の魂/Soul of the Rapids誓いの守護者/Sworn Guardian薄暮軍団の盲信者/Dusk Legion Zealot貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra血染めの太陽/Blood Sun勇敢な海賊/Daring Buccaneer屈強な古参兵/Hardy Veteran

イラストに登場

イクサランの相克
首謀者の収得/Mastermind's Acquisition太陽の聖域/Sanctum of the Sun

登場作品・登場記事

参考

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