霊波/Geistwave
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分散/Disperseの亜種にして上位互換。バウンスできるパーマネントの範囲は同じだが、自分がコントロールするパーマネントを戻すとキャントリップ。
妨害が目的であれば、スタンダード環境に存在している他のバウンスに軍配があがる(イゼット天啓を参照)。
自分のパーマネントの救出や、ETBおよびプレインズウォーカーなどの再利用に使うのであればお得。ドローによりハンド・アドバンテージの損得をゼロに抑えられる。もちろん応急的に対戦相手のパーマネントへ些細な盗み/Petty Theft相当として使ってもよい。
リミテッドにおける降霊持ちとの相性の良さは特筆すべきものがある。墓地から第2面で唱えたクリーチャーをバウンスすれば第1面から再び唱え直すことができるため、アドバンテージを失わずにしぶとくブロックを繰り返すことができる。
- 直後のイニストラード:真紅の契りで登場した錬金術師の挽回/Alchemist's Retrievalは方向性が近い。あちらは自分のパーマネントを対象にする場合のメリットとしてコストが1マナで済む。とはいえ、たった1マナの差でドローがつくなら霊波のほうが魅力的か。
- また登場時のスタンダード内なら乱動への突入/Into the Roilはコントローラーに関係なく、キッカーでキャントリップできる。
- フレイバー・テキストでは大患期/The Travails後における屍錬金術師の立場の変化が記されている。
大患期に霊を燃料とする武器を使って狂信者やエルドラージの怪物から街を守ったことから屍錬金術師は広く支持されるようになった。
[編集] ルール
- あなたがコントロールしているパーマネントであるかは解決時に参照される。
- 戻す先はオーナーの手札だが、ドローの可否についてはコントロールを参照する。群れの裏切り/Pack's Betrayalなどで一時的に奪ったクリーチャーを対戦相手の手札に戻した場合でもドロー可能。
- 対象としたパーマネントが解決時に不正な対象となっていたなら霊波は立ち消え、カードを引くことはできない。