腐敗口のバイパー/Rottenmouth Viper
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クリーチャー — エレメンタル(Elemental) 蛇(Snake)
この呪文を唱えるための追加コストとして、土地でない望む数のパーマネントを生け贄に捧げてもよい。この呪文を唱えるためのコストは、これにより生け贄に捧げたパーマネント１つにつき(１)少なくなる。
腐敗口のバイパーが戦場に出るか攻撃するたび、これの上に荒廃(blight)カウンター１個を置く。その後、これの上にある各荒廃カウンターにつきそれぞれ、各対戦相手はそれぞれ、土地でないパーマネント１つを生け贄に捧げるかカード１枚を捨てないかぎり４点のライフを失う。
土地以外のパーマネントを消費して軽く唱えることができるエレメンタル・蛇。さらにETBと攻撃時に責め苦方式の損害を与える。
特筆すべきはカウンターによって責め苦の被害を加速度的に拡大できる点であり、相手に選択権があるカード特有の弱点を量によって補える。追加コストを利用すれば早期に大量のリソースを奪っていくことも可能。短所としては除去耐性をタフネスしか備えない点。マナ総量に相応の数値を持つので火力やマイナス修整には強いが、確定除去には無力。ETBに対応されて除去されると完全に空振りになる上、返しに除去されても消費に相応しいリターンを得られるとは言い難い。避雷針を立て、除去を切らせてから出すなどの工夫が欲しい。
登場時のスタンダードでは1ターン目ひよっこ捜査員/Novice Inspector、2ターン目人参ケーキ/Carrot Cakeか希望ある祈祷/Hopeful Vigilで3ターン目に展開可能。人参ケーキや希望ある祈祷の能力による占術やトークンがつき、3マナあれば手掛かりが残せるので返しに除去された場合の立て直しも効く。
リミテッドでは白と組まなくても新生や贈呈されたトークンなどで早期に展開を目指せるが、ブルームバロウは除去が比較的強く、黒の3マナ域以下だけでも夜の飢え/Nocturnal Hunger、循環への給餌/Feed the Cycle、討伐/Fell。確定除去ではないが概ねこれを除去してくる貪る欲望/Consumed by Greedとこれに対処できる呪文が多く、他の色も除去の難易度や必要なマナの差はあれど、処理できてしまうカードがアンコモン以下に一定数は収録されているのであまり大振りな着地は危険。
- 同系統の能力を持つカードやルールについては責め苦を参照。
[編集] ルール
- コスト減少能力についてのルールは船壊し、ダーゴ/Dargo, the Shipwrecker#ルールを参照。
- 誘発型能力の解決前に腐敗口のバイパーが戦場を離れた場合、最後の情報から荒廃カウンターの数を参照する。能力の解決による荒廃カウンターを置く処理は無視されるため、ETBで誘発した能力に対応して腐敗口のバイパーが除去されたなら対戦相手は責め苦を負うことはない。
- 荒廃カウンターが2つ以上ある場合、対戦相手は1つごとについて生け贄を捧げるか手札を捨てるかライフを失うかを選択する。すべて選択し終えたなら、同時に生け贄に捧げ捨て失う。
- 多人数戦の場合、APNAP順で各対戦相手がすべてのカウンターの生け贄か手札かライフを選択し、すべての対戦相手が選択し終えた後同時に処理が行われる。後の手番のプレイヤーは前の手番のプレイヤーの選択を知ることができ、どのパーマネントを生け贄に捧げるかを知ることはできるが、捨てる手札の中身が何であるかは知ることはできない。
[編集] 参考
- とことん！スタンダー道！喰らい尽くせオルゾフ・バイパー（スタンダード）(マジック日本公式サイト 2024年8月8日)
- カード個別評価：ブルームバロウ - 神話レア
